復讐とは!恨みや憎しみを利用して自分の価値向上につなげよう!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
「やられたから、やり返す」、これが「復讐」となります。
誰かに、「嫌な事をされた」「嫌な思いをさせられた」など、キッカケは様々です。
そして、そのキッカケから、「恨みや憎しみの感情」が生まれます。
「恨みや憎しみの感情」により、「何をするのか?どの様にするのか?」など、やり返すことを「考え」、そして「行動」します。
それが「復讐の対象」の肉体面を攻撃するのか、精神面を攻撃するのかは、「された事」や「された人」によって異なりますが、「恨みや憎しみの感情」が続く限り、「考え」と「行動」を繰り返します。
しかし、その結果として得られる物は、裁判などであれば、慰謝料などを受け取る事ができるかも知れませんが、ごく一般的な生活の中では、「復讐の対象からの謝罪」と「優越感」くらいとなります。
現実の「復讐」は、労力の割に、大した物を得る事はできません。
それでも、「恨みや憎しみの感情」は、その労力をいとわなず、「復讐」が完了するまで、パワーを与え続けます。
これは、すごく大きなパワーといえます。
しかし、「復讐」は「復讐の対象」に向ける為、パワーは外に出ていくだけです。
大きなパワーを使っているのですが、自分に何も残りません。
これは非常に、勿体無い事だと思うべきです。
この、大きなパワーを自分に向けて、「自分の価値向上」に利用するべきです。
復讐とは
「復讐」とは、自分や自分に関係する誰かが被害を受けた場合、その事に対して、やり返す行動です。
その行動の源は、「恨みや憎しみ」など、感情的なものとなっています。
普通は、「自分が悪口を言われたから」「友達が傷付けられたから」、色々な理由で「恨みや憎しみ」の感情が芽生え、「復讐」を行いますが、なかには単なるストレス解消の手段として、「復讐」をおこなう人もいます。
繰り返される復讐
「復讐」を行う事により、「繰り返される復讐」の状態となる事があります。
「復讐の対象」は、「復讐」をされた事により「恨みや憎しみ」を覚え、「復讐」を行う事があります。
「やったら、やり返す」「やられたから、やり返す」を繰り返す事となり、終わりが見えなくなります。
結局、どちらかが「復讐」を諦めるまで続けられますが、「時間」や「労力」を費やした割には、得る物はほとんどありません。
「復讐劇」という物があり、「復讐」の末、昇進やお金や名声など、様々な物を手に入れて、ハッピーエンドが描かれていますが、現実はシビアです。
例えば、内紛や戦争です。
内紛や戦争は、「やられたから、やり返す」を繰り返す、「復讐」の代名詞でもあります。
後の残るのは、不毛な大地のみとなります。
また、「復讐」が繰り返されるうち、当初は関係のなかった人まで加わり、当事者とは関係のない者同士で、「復讐」が始まり、繰り返される事もあります。
「復讐の連鎖」などといわれますが、そもそも、当初の原因が不明な者同士の争いとなる為、目的すら分かりません。
目的が分からないので、終わる事ができない状態となります。
「結局、何がしたかったのか?」と冷静になった時には、多くの物を失っている結果となります。
「復讐」は、冷静さを欠いてしまう行為とも言えます。
得られる物
「復讐」をおこなう事により、「得られる物」はなんでしょう。
「気が晴れた」「ストレスが解消された」など、今までの事の精算ができます。
あと、「復讐の経験」となります。
しかし、今回の「復讐の元凶」となった「嫌な事」や「嫌な思い」を今後は避ける様になります。
従って、「復讐」に対する「考え」と「行動」は、毎回違う物となり、「同じ復讐」をする事はありません。
「復讐」を行う事により、「復讐を行った実績」は得られても、「復讐の経験」は、今後の役に立つ事はありません。
恨みや憎しみの感情のパワー
「復讐」の「恨みや憎しみの感情のパワー」は、異常な程に集中力を高めてくれます。
「復讐の対象」の事を考えて、「どうしたら、やり返す事ができるのか?」を延々と頭の中で描き続けます。
そして、「復讐の対象」を見続け、少しの隙も見逃さずに「復讐」を実行します。
気を散らす事なく、ひたすらに「考え」「行動」をする事は、高い集中力を必要としますが、それでも「復讐」が完了するまで続ける事ができる程、集中力を持続させる事ができます。
「恨みや憎しみの感情のパワー」が、集中力に与える影響は、すごく大きい物となります。
自分の価値向上につなげる
「復讐」は、「復讐の対象」へのアプローチを「考え」「行動」する行為となりますが、考え方を変えて「自分の価値向上につなげる」べきです。
「復讐」による、「恨みや憎しみの感情」はどうしても「復讐の対象」へ向きがちとなりますが、それを自分に向けるべきです。
「もっと、自分が成長すれば、嫌な事も、嫌な思いも、する事はない」と考えるべきです。
「恨みや憎しみの感情」の大きなパワーを「自分の成長」に利用します。
どうしても、「復讐の対象」が頭をよぎるかも知れませんが、それでも構いません。
ひたすらに、「恨みや憎しみの感情」に任せて、「自分の成長」に向けて行動をしてください。
「復讐の対象」が目に入らないくらい、成長する事ができた時、「嫌な事」や「嫌な思い」と感じていた事は、「気にする程の事」ではなくなっています。
そして、「気にする程の事」ではなくなった時、「恨みや憎しみの感情」で培った知識や技術にて「復讐の対象」を見返してください。
本当の「復讐」は、「復讐心」さえ奪い去る事だと考えてください。
simacatより一言
「復讐」を考える事は、おすすめしません。
たしかに、「恨みや憎しみの感情」という「原動力」が生まれるのですが、それはネガティブな気持ちです。
ネガティブな気持ちを持ち続けてしまうと、考え方がネガティブとなってしまいます。
「出来るのにやらない」「人と比べる」「否定から入る」「言い訳ばかり」など、良い状態とは言えません。
「嫌な事」や「嫌な思い」に対して、「諦める」という事ではなく、その事自体で「自分に足りない部分」を自分で見つけ、そして、それを補う行動が取れる事が理想です。
ただ、あまりにも「嫌な事」や「嫌な思い」が多い様でしたら、それは事案です。
しかるべき窓口に相談をしてください。
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