お仕事での責任とは?!責任を負うとはどういう意味?!責任転嫁や押しつけにはご用心?!
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はじめに
お仕事は、「責任を負って」おこなう必要があります。
お仕事のひとつひとつの作業は小さいかも知れませんが、それが積み上げられ、企業の業績につながっていきます。
しかし、その積み上げられた物の中に「いい加減な物」が含まれていると、積み上げられた物が崩れてしまう危険性があります。
従って、小さな作業でも「責任を負って成し遂げる必要」があります
今回は「責任を負う事」について触れたいと思います。
「つねに責任を負っている」と考えながら、お仕事をおこなうと、かなりの負担を感じるかも知れません。
しかし、お仕事では「必要な事」です。
「責任を負う事の意味」について整理をして頂き、負担を軽くしつつも、責任についての認識を深めて頂きたいと思います。
責任を負うとは
はじめに、お仕事をおこなう上での「責任を負う」という言葉について整理します。
「責任」とは「立場上、当然負わなければいけない任務や義務」という意味です。
そして、「責任を負う」とは「立場上、当然負わなければならない任務や義務を担う(ニナウ)」という意味になります。
これらの「言葉の意味」については、「過去に何度も聞いている」と思います。
それでは、それに「お仕事」という言葉が付けられた時の意味になります。
お仕事とは「担当した作業を想定した目的の状態にする事」です。
そして、その対価として「報酬を得る」事ができます。
言い換えると、「報酬を得ている以上、想定した目的の状態にしなくてはいけない」という事になります。
これが、「立場上、当然負わなければいけない任務や義務」です。
そして「担う」とは、この「想定した目的の状態にし続ける事」になります。
お仕事では、常に「想定した目的の状態」になるとは限りません。
例えば、「ミス」「異常」などによる「問題の発生」があります。
この「問題の発生」については、問題が解決するまで、「想定した目的の状態」にはなりません。
よって、これらの「問題」についても「解決」をおこない、「想定した目的の状態にする事」が「責任」となり、「想定した目的の状態になるまで続ける事」が「責任を負う」という事になります。
責任を負う時に気をつけるべき点
「お仕事で責任を負う」事について、「気をつけるべき点」を挙げます。
できる事とできない事の切り分け
当たり前ですが、「知っている事はできる事」「知らない事はできない事」です。
そして、「責任を負う」為には「知っている事が前提」となります。
逆に「知らないお仕事」については「責任を負う」事ができません。
例えば「お仕事を任せます。責任を持って対応してください」と言われたとします。
言われるがまま、引き受けてしまったとします。
しかし、「知らないお仕事」なので、「やり方」が分かりません。
「やり方」が分からないので、「問題を発生させる危険性」もあります。
よって、「知らないお仕事を引き受ける事」は「非常に危険な行為」となります。
とはいえ、「お仕事をまったく引き受けない」というのも問題になります。
任される以上は、一見「できないお仕事」の中にも「できる事」が存在するかも知れません。
「できる事」を明確にして、その「部分のみを引き受ける」事は可能です。
これは「責任の範疇(ハンチュウ)を明確にする行為」でもあります。
「できる事は責任を負う」、「できない事は責任を負えない」という「線引き」をするようにしてください。
とはいえ、「できない事」については「責任を負えない事を前提」とするならば、「学びのため」に引き受ける事は悪い事ではありません。
お仕事を渡す人と渡される人
お仕事は「お仕事を渡す人」と「お仕事を渡される人」が存在します。
「お仕事を渡す人」は「お仕事を渡される人」に作業を委ねます。
そしてこの時、「お仕事を渡される人」に「責任」が移ります。
しかし、「他の誰か」に責任が移ったとしても、「お仕事を渡す人」は「完全に責任から解放される」わけではありません。
「お仕事を渡された人」が困っている時などは、「お仕事を渡した人がサポートする必要」があります。
理由は「想定した目的の状態にする為」です。
言い換えると、「お仕事を渡した人にも、想定した目的の状態にする責任が存在する」事になります。
そして、「お仕事を渡す人」の代表的な存在が「管理者や監督者」になります。
通常、お仕事は「管理者や監督者の指示」により、おこなわれます。
逆に、「管理者や監督者の指示がない状態」でお仕事をおこなう事は、一般的には禁止となっています。
これは「管理者や監督者は想定した目的の状態にする責任を負っている」為です。
「お仕事を渡された人」に委ねられるのは、あくまでも「目的の状態にする作業の責任」です。
よって、「管理者や監督者はお仕事を渡された人の作業状況の把握」もおこなう必要があります。
言い換えると、「お仕事を渡された人は管理者や監督者の代わりにお仕事をしている」というイメージになります。
責任転嫁や責任の押し付け
「責任転嫁や責任の押し付け」という行為があります。
「責任転嫁」とは「自分が原因で起きた失敗を他人のせいにする」事です。
「責任の押し付け」とは「自分が負うべき責任を他人に押し付ける」事です。
どちらも、本来であれば、「自分が負うべき責任を他人になすりつける行為」となります。
例えば、共同で作業をおこなう場面となります。
「お仕事が想定した目的の状態にならなかった」時、「自分だけはちゃんとやっていた」「あの人は全然やっていなかった」などを理由にする人がいます。
「お仕事の責任」は「共同で作業をおこなう全員」に存在しています。
よって、「誰が」などは問題ではありません。
さらに、「仲間をフォローしなかった事の方が問題」と考えられます。
また、「管理者や監督者」には「お仕事を想定した目的の状態にする責任」があります。
しかし、「お仕事が想定した目的の状態にならなかった」時、「お仕事を渡された人の能力不足」などを理由にする事があります。
本当に「お仕事を渡された人の能力不足」が理由なら、「作業状況の把握はしていなかったのか?」という疑問が湧きます。
そして、「管理者や監督者の管理能力の不足の方が問題」と考えられます。
世の中には「巧妙に責任転嫁や責任の押し付けができる人」がいます。
しかし、「責任転嫁や責任の押し付け」が横行すると「本当の問題」が見えなくなります。
そして、「本当の問題が見えない」事により、「お仕事が想定した目的の状態にならなくなる可能性が高まる」事になります。
責任が苦痛
「責任を負う」という考えは、「気持ちを憂鬱にさせる事柄」です。
そして、これが「苦痛を感じる原因」になります。
この「苦痛」が「心の大きな負担」になるなら、「責任から開放される事を考えるべき」です。
「業務の変更」や「転属願い」など、開放される方法はいろいろあります。
「どのお仕事も同じ」と思われる人もいますが、「環境が変わるだけ」でも気持ちに変化があります。
お仕事の全てに対して「ダメ」と思う前に、少しだけ「環境を変える工夫」をするようにしてください。
以上、「気をつけるべき点」でした
「お仕事の責任を負う」という考えは、「やる気の向上」につながる可能性があります。
「責任を負える人」は信用されます。
この信用により、人から頼られる場面が増え、「頼れる人」になります。
お仕事では、この「頼れる人」が必要とされます。
そして、「人は人に必要とされる事で喜びを感じる生き物」です。
よって、この「喜び」が「やる気の向上」につながります。
「やる気の向上」は「責任を負う苦痛を麻痺」させてくれます。
「やる気の向上」により、「責任を負う」事の繰り返しをおこなう事ができます。
この繰り返しにより、さらに「信用」を築き、「大きな信頼を獲得する」事ができます。
simacatから一言
「何年も前」のお仕事に欠陥が見つかった時、「貴方がやったのだから、何とかしてください」と言われる事があります。
この場合、すぐに対処する必要はありません。
お仕事をした当時から何年も経っている事により、お仕事のやり方や環境が変わっている可能性がある為です。
まずは、対処する前に過去と現在の変化点を確認して欲しいと伝えてください。
対処する前提は、「当時と同じである事が必須」となります。
また、過去を振り返っても、記憶が曖昧な部分があるので、完全に対処する事は困難となります。
記憶を遡る事は想像以上に時間のかかる行為であり、当時のスピード感でお仕事をする事もできません。
よって、依頼者には「完全に対処する事は難しい点」や「時間が掛かる点」を予め伝えるようにしてください。
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