巧みな話術?!トーク力?!お話し上手になりたい?!そう思った時に試してみたい事とは?!
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はじめに
お仕事でも、人とお話しをする事はよくあります。
特に自分の考えを伝える時、書類だけではなく、言葉で伝えなくてはいけない場面もあります。
そのような時、自信を持ってお話しができるなら問題はないのですが、それが苦手と考える人は少なくありません。
お話しをする技術の事を「話術やトーク力(以降、話術とします)」と言われています。
今回は、「話術」について触れたいと思います。
お話しをする事が苦手と感じる人や、そのような人へのアドバイスをする時の参考として頂ければと思います。
話術とは
「話術」とは、「お話しをする技術」となります。
「巧みな話術」とは、この「話術」を「さまざまな手段を使い、手際よく利用し、お話しを成し遂げる力」となります。
「話術に必要な要素」を挙げます。
- InputとOutputを意識する
- ジェスチャーを取り入れる
- アイコンタクトを利用する
- 聞き手が理解できるペースを意識する
- 声の大きさと話すスピードを意識する
これらの「話術に必要な要素」は、「話術の上達」には欠かせない事柄となります。
会話の中で一つでも意識をする事により、劇的な変化は見られないものの、スムーズにお話しをする事ができるようになります。
話術に必要な要素を掘り下げます
「話術に必要な要素」について、一つ一つ掘り下げます。
InputとOutputを意識する
会話とは、「自分と相手」「話し手と聞き手」が、「お互いに理解し納得をする為におこなう行為」となります。
「話術」と聞くと、「上手に言葉を使ってお話しができる人」というイメージがあると思います。
確かに、このイメージは間違っていないのですが、色々なシーンを想像して頂きたいと思います。
例えば、営業をしている人の話術とは、「お客さまの要望を知る為」「お客さまに物を売る為」に利用されます。
お医者さんの話術は、「患者さんの状態を知る為」「患者さんに病状を伝える為」に利用されます。
普通のお仕事をされている人でも、提案をする時など「相手の考えを引き出す為」「自分の考えを理解してもらう為」に利用されます。
このように「話術」とは、「知る為(Input)」と「伝える為(Output)」の両方で利用される物となります。
したがって、「Input」と「Output」のどちらか一方だけの会話しかできない場合、「上手にお話しができる人」とはなりません。
「Input」と「Output」をおこない、「自分と相手」「話し手と聞き手」が、「お互いに理解し納得をする為におこなう事」が技術となり、この技術が「話術」となります。
ジェスチャーを取り入れる
「話術」は「言葉」だけで成り立っているイメージがありますが、「言葉だけが話術に必要な要素」ではありません。
「身振りや手振り」などと言われている「ジェスチャー」により、「話し手にとって重要な部分」を強調する事ができます。
お話しをする時に、頻繁に「手を動かす事」が「癖」となっている人を見かけます。
この「手を動かす事」で、聞き手の集中力は「手」に向けられます。
これは「動物の本能」で、どうしても動いている物に目が向いてしまう為となります。
それならば、これを利用して、「話し手にとって重要な部分だけ、手を動かす」事により、「そこに意識を集中させる」事ができます。
もちろん、「ジェスチャー」は手の動きだけではありません。
体で表現をする事も、「ジェスチャー」となります。
「ジェスチャー」には、「手を広げる」「手を上げる」「背中を向ける」「身を乗り出す」などさまざまな動きがあります。
これらを効果的に利用する事も、「話術」となります。
アイコンタクトを利用する
「アイコンタクト」は「話し手が誰にお話しをしているのかを明確にする行為」となります。
例えば、電車に乗っていると、車内アナウンスを耳にします。
もちろん、スピーカーから流れてくる音声なので、そこに「視線」はありません。
したがって、アナウンスを聞いている人もいれば、聞いていない人もいます。
それでは、駅員さんが目の前に立ち、自分を見てアナウンスをしたらどうでしょう?
これは、「自分にお話しをされている」と感じるはずです。
人は、誰が誰にお話しをしているのかを視線で判断しています。
もし、自分が話し手の立場で、聞き手と視線が合わない時は、聞いてくれていないと感じるはずです。
この「視線」を利用する事が、「アイコンタクト」となります。
「アイコンタクト」により、聞いてほしい部分だけ、聞き手に視線を合わせる事で、「そこに意識を集中させる」事ができます。
したがって、こちらも「話術」には効果的に利用できる物となります。
聞き手が理解できるペースを意識する
お話しとは、「自分と相手」「話し手と聞き手」が「お互いに理解し納得をする為におこなう行為」となります。
「話し手」は、自分が伝えたい事を理解しています。
そして、それを「聞き手」に伝えて、理解をしてもらいます。
ここで重要なのが、「聞き手が、お話しを聞き、考え、そして理解をする」という点となります。
これは、「話し手」が「聞き手の理解」に合わせないと、成り立たせる事ができません。
「聞き手が理解できるペースを意識する」とは、「聞き手の理解」を確認しながら、お話しをする事となります。
「性格的」に、どうしても自分のペースでお話しをしてしまう人がいます。
この「性格を抑える事」も、「話術」には必要な事となります。
声の大きさと話すスピードを意識する
この「声の大きさ」と「話すスピード」ですが、2つの効果があります。
1つは「不快感を与えない」事と、もう1つは「聞き取りやすくする」事となり、どちらも「聞き手への配慮」となります。
この「聞き手への配慮」をおこなわないと、「聞き手の集中力」を落とす為、「聞き手の理解のスピード」に影響が出てしまいます。
普段、「大声の人」「早口の人」は、声の大きさや話すスピードを意識的に調整して頂きたいと思います。
また、人は緊張すると、「声が小さくなる」「話すスピードが速くなる」などの傾向があります。
緊張をしている時は、必ず「声の大きさ」と「話すスピード」を聞き手に確認をするようにしてください。
そして「声」でも、「そこに意識を集中させる」事ができます。
「重要な部分や伝えたい部分」と「それ以外の部分」で、声の大きさやスピードに抑揚をつける事なども、「話術」となります。
「話術」には色々なテクニックがあります
「話術」を鍛える為の最善の方法は、「会話をする事」となります。
「話術に必要な要素」を取り入れながら、「できるだけ多くの会話をする事が、上達への一番の近道」となります。
「会話が苦手」という人は、なおさら「話術」を鍛えて頂きたいと思います。
「話術」が上達する事により、「会話」をする事が苦ではなくなります。
simacatより一言
どうしても「話術」が難しいという人もいます。
最悪、「自分と相手」「話し手と聞き手」が、「お互いに理解し納得をする為におこなう行為」ができれば、目的を果たす事ができます。
したがって、「資料」や「台本」を準備して、なるべく「会話」を減らすようにしてください。
ただし、「会話」をする以上、声の大きさやスピードには、十分に気を付ける必要があります。
こちらも、最悪は「資料」や「台本」に従い、大きな声でゆっくりと、お話しをする事を意識してください。
へんに「話術」を考えてしまうと、必ず緊張し、失敗をします。
「会話」で理解をさせられる事は、せいぜい全体の30%ほどです。
30%だけ、頑張って大きな声でゆっくりと、お話しができれば十分とお考えください。
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