お仕事における非生産的な思考の人とは??生産的な思考を維持する為の反面教師とするべき!!
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はじめに
「言われたお仕事をただ行うだけ」では、自分はおろか、職場や会社の成長は、そこで止まってしまいます。
「お仕事ができていれば、良いのではないか?」と思う人もいるでしょう。
「お仕事を行い、そして終わらす事」については、問題はありません。
しかし、「生産的に行えたのか?」と聞かれた時に、どの様に答えますか?
「ただ、お仕事を行えば良い」、「ただ、お仕事が終われば良い」、その様な考え方が「非生産的な思考」となります。
良い意味では「現状維持」ですが、お仕事においては「停滞」している状態です。
「停滞」とは、良くも悪くも「変化が起こらない」と言う事です。
お仕事の一つ一つから何かを感じ、お仕事の「品質向上」や「費用抑制(作業時間の短縮)」など、良い方向に変化をさせる事により、自分をはじめ、職場や会社を成長させていく事に繋がります。
これが「生産的な思考」となります。
非生産的な思考とは
「非生産的な思考」とは、「生産的な思考」ではない事です。
それでは「生産的な思考」とはなんでしょう?
まず「生産性」の意味となりますが、「小さい事から大きな価値を生む」「すくない労力で大きな事を成し遂げる」などとなります。
「生産性が高い」という言葉がありますが、これは「少ない時間、少ない労力で大きな成果を得る事ができる」と言う事です。
「生産性が高い人」の特徴をいくつか挙げます。
- 集中力がある
- 物事を客観的に見れる視点を持っている
- 複数の事に手を出さない
- やるべき事のリスト化(タスク管理)を行っている
- スケジュール管理を行い、時間単位まで調整を行い厳守する
- 100点を求めるはなく、合格点を狙う
- 自信のない事、面倒臭い事でも後回しにしない
- 複雑な作業は可能なレベルに分解して対応する
- できない事は断る
- 人を頼る
- 整理整頓が身についている
- 現状に不満を持つ
一覧として見ると、お仕事をする上で、「普通の事」を行っている人となります。
しかし、この「普通の事」から疑問を見つけ、さらに生産性を上げる為の工夫を行っています。
「生産性の高い人」とは、「普通の事」を行い、疑問を見つけ解決し、「生産性を上げる人」です。
そして、この様な思考が、「生産的な思考の人」となります。
なんでもない事でも、「価値向上に向けた動きができる人」と、言い換える事もできます。
一方、「非生産的な思考」とは「生産的ではない思考」となります。
「非生産的」なので、「生産性が低い」と言う事となります。
「生産性の低い人」の特徴をいくつか挙げます。
- 生活習慣がゆるい(夜更かし、間食、ダラダラ)
- やるべき事の優先順位が考えられない(予定が立てられない)
- 目的と成果が一致していない
- 否定から入る
- 労働時間がムダに長い
- 一度に色々なお仕事に手を出してしまう(マルチタスク)
- ムダな動きが多い
- 報連相をしない
- 向上心が低い、もしくは無い
- 改善意識が低い、もしくは無い
一覧化すると、「分かる!」と思われる人は多いのではないでしょうか?
「生産性の低い人」は、「計画性がない」、「ムダが多い」、そして「今を変える意識が低い」のですが、それでも、一生懸命にお仕事をしています。
しかし、残念ながら、これでは「生産性」を上げる事ができない為、「非生産的」となります。
ただ、これは「能力」の問題ですので、「生産性を上げる努力」をする事により、「生産的な思考の人」を手に入れる可能性があります。
問題なのは、「非生産的な動き」が完全に身につき、それを変えようと考えない人となります。
これが「非生産的な思考の人」となります。
非生産的な思考の人は言い訳が多い
「非生産的な思考の人」は、とにかく「言い訳が多い」です。
- 本当にやらなくてはいけないのか
- 自分でなくてはいけないのか
- いきなり言われても無理
- だからやりたくなかった
- 他の人の方が作業にむいている
- いつまでかかるか分からない
基本的に「自分で考えて整理する事」ができないので、「優先順位」を考える事ができません。
タスク管理やスケジュール管理もできないので、管理者任せとなるのですが、その上で割り当てられたお仕事に対しても、素直に行う事ができません。
その結果、お仕事に対しては「やらされている」意識となり、「仕方なくやっている」と考えてしまいます。
この様な考えでは、「生産的な意識」を持つ事はできません。
非生産的な思考の人から学ぶ
「生産的な思考の人」については、ご理解頂けていると思いますので、「非生産的な思考の人から学ぶ」事を考えてみましょう。
「非生産的な思考の人」の根底にあるのは、「自信の喪失と責任感の欠如」となります。
「自分には難しいから」「誰かがやった方が良いから」という考えは、非常に悲しい思考となります。
何の為に、「その会社に入って、お仕事を始めたのか?」を完全に見失っている状態となっています。
そして、「いつか、同じ様な思い」を抱いてしまう可能性があります。
一度、「非生産的な思考の人」に陥ってしまうと、「生産的な思考の人」になるのは、難しい事となります。
「生産性の低い人」の特徴を意識し、自分自身を振り返りを行いましょう。
「あの様にはなりたくない」と考え、「意識の改善」「思考の改善」に努めてください。
simacatより一言
「非生産的な思考の人」は、若い方より年配の方に多く見られます。
長い社会人生活の中で、諦めなくてはいけない事が、たくさんあったのでしょう。
その諦めが多くなるほど、「非生産的な思考」は強くなっていきます。
お仕事を続けていれば、色々な事が起こります。
その度に悩む事も多く、「もうダメだ」「もう無理だ」と自信を失ってしまう事もあるかも知れません。
しかし、「非生産的な思考の人」には、ならないで下さい。
人それぞれ考えがあり、その考えが、お仕事を良くしたり、職場を良くしたり、会社を良くしたりするのです。
どうか、「前向きな意識」を保ち続け、生産性を意識して、お仕事に取り組んで頂ければと思います。
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