もっとシンプルに考えよう?!お仕事は複雑よりもシンプルが良いに決まっています!!
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はじめに
お仕事のことを考えた時、色々なケースを想像します。
「こんな事があるかも知れない」「あれに備えておこう」など、実際に発生するか分からない事を想定すると、考えが「複雑」となり、まとめる事ができず、お仕事の手が止まってしまう事があります。
確かに、色々ケースを想定する事は、「今まで学んできた事を活かしている」という事で、間違った行動ではありません。
しかし、それでお仕事が止まってしまう事は、問題となります。
考えが複雑になって、思考や体の動きが止まった時は、一度、シンプルに考え直してください。
シンプルに考えた事柄を「木の幹(ミキ)」として、実際に発生するか分からないような事は「枝葉(エダハ)」のように付け加えていく考え方をする事で、少なくても、「複雑」となってしまった事柄で、お仕事が止る事はなくなります。
複雑になってしまった事柄については、その部分のみを切り離し、別途対応とする事は、お仕事を効率的に行うテクニックとなります。
シンプルな考え
「シンプル」とは、「簡単」「簡素」「単純」という意味となります。
英語の「simple(シンプル)」と同じ意味となります。
お仕事の場面では、「もっとシンプルにならないの?」とか、「シンプルに考えてみたら?」などの言葉を耳にします。
これは、「基本的」や「最低限」という意味で、理解をすれば良いでしょう。
「シンプル」とは、「理解をしやすい状態」を差します。
例えば、何かを考える時に、「はじめに思う事」があります。
この「はじめに思う事」は「自分の考え」となります。
この「自分の考え」は、自分が一番「理解しやすい状態」で、「シンプル」に一番近い状態となります。
過去の経験
「シンプル」に考えた事に、「アレもコレも」と付け加えると、考えが「複雑」になります。
しかし「複雑な考え」は、今までの失敗例や成功例などの、「経験」を付け加える考え方です。
「自分の考え」に「経験」を取り込む事により、「自分の考え」は更新されます。
これが「成長」です。
「自分の考え」に「経験」を取り込んだ結果、理解ができなかった時、これは「複雑な考え」となります。
複雑な考えとは、「理解ができなかった考え」で、「自分の考え」とする事ができず、「混乱を招く考え方」となってしまった物です。
「複雑な考えをしないと、成長はせず」、「複雑な考えをすると、混乱をする」、矛盾をしていますが、それが「考え方の基本」となります。
そして、「シンプルに考える」とは、「自分の考え」と「複雑な考え」を分ける考え方です。
「自分の考えが理解している事」は「シンプル」、「自分の考えが理解していない事」は「複雑な考え」として、区別しましょう。
なお、「複雑な考え」はそのまま放置せず、後日、「複雑な考え」の事柄に優先順位をつけて、順番に理解をして下さい。
「複雑な考え」の放置は、「成長」の妨げとなります。
お仕事はシンプルが一番
お仕事は、「シンプル」なのが一番です。
多くのお仕事は、元々「シンプル」だったのですが、その後に発生した「問題解決」や「課題解決」にて、色々な事柄が付け加えられていきます。
その結果、お仕事は「複雑」となります。
「複雑」となったお仕事は、「理解のしやすい状態」ではない為、「元々の目的」が、分からなくなっている事が、ほとんどとなります。
「複雑なお仕事」の問題点は、「分かりづらい」「不要作業(形骸化)の発生」「作業の重複」などが挙げられます。
これは、合理的にも効率的に、非常に問題のある状態なのですが、「複雑」となっていると、この問題に気付く事も難しくなります。
色々と付け加えられ、「複雑」となってしまった事柄を取り去り、「元々の目的」を掘り起こす事が、「シンプル」にする手段となります。
そして、「複雑となった色々な事柄」を見直し、「シンプル」に付け加えながら、「お仕事の整理」を行う必要があります。
「作業の棚卸し」と言われている作業も、お仕事を「シンプル」にして、「分かりづらい」「不要作業(形骸化)の発生」「作業の重複」を解消してから、行う必要があります。
自分はどうしても複雑に考えてしまう
「自分はどうしても複雑に考えてしまう」という人もいます。
このような人は、「危機意識が高く」「責任感が強く」「負けず嫌い」で、特に「失敗」を嫌います。
その為、「1の事を10、100、1000」と考えてしまいます。
これは、悪い事ではなく、自分自身に負担がなければ、素晴らしい能力です。
しかし、多くの人は「強いストレス」を感じたり、「人との会話」を困難と感じたりします。
もし、お悩みの人は、まず「はじめに考えた事」を書き出してみましょう。
それが「シンプル」な考えです。
「ちょっと違う」「これでは不安」と思った部分が「複雑に考えてる部分」となります。
本当に「複雑に考えている部分」が必要なのでしょうか?
「複雑に考えている部分」がないと、成り立たないのでしょうか?
一度、自分自身で考えてみましょう。
その結果、必要ならば付け足せば良いだけです。
また、「人との会話」が困難な場合は、「15秒以内に伝える事」を心掛けてください。
余計な言葉や考えは省いて、必要な事のみを伝える努力をしてみましょう。
意外に、「必要な事」は少ないと気づくはずです。
simacatから一言
「どうやったら、こんなに複雑になるのか?」という、お仕事がありました。
多くの人の意見を取り入れ、多くの作業を取り入れると、お仕事は「複雑」となります。
「複雑」なお仕事は、そのお仕事をおこなう上でも、非常に苦痛ですし、そのお仕事ができる人も限られてしまいます。
お仕事は「シンプル」に、誰にでもできるような作業であるべきです。
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