日和るとは?!自分で考えて決めることに疲れたら日和るのも悪くはない!!
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はじめに
お仕事を行うにあたり、「自分で考え、自分で決める」というのは、基本中の基本となっています。
これは、お仕事の結果に問題があった時、「責任の所在を明らかにする為」「問題に至った考え方を明らかにする為」、必要な事となっています。
しかし、「常に自分で考えて決める」という行動は、正直疲れます。
「常に責任がつきまとう」事から、気持ちが落ち着かず、緊張が続きます。
その結果、「余裕がなくなる」「焦る」「苛立つ」、そして最悪、「人間関係」がこじれてしまう事があります。
したがって、たまには「日和る」事も悪くはありません。
「日和る」事で、緊張をほぐし、気持ちを落ち着かせる「時間」を作る事ができます。
ただし、本当に「たまに」としてください。
「日和る」事に慣れ過ぎてしまうと、抜け出せなく恐れがあります。
日和る(ヒヨる)とは
「日和る」とは、「日和見」からきており、もともとは江戸時代頃のお天気観測でした。
江戸時代頃の海辺の近くで、「お天気を見る事、お天気を見る人」が「日和見」と呼ばれていました。
そんな「日和見」ですが、「お天気を見る」事は「周りの状況を見る」という事です。
そこから、「人間関係の形勢をみる」、そして「強い人や偉い人など」の「形勢が有利な方に味方をする」という意味となりました。
そして、「日和見」が動詞化して、「日和る(ヒヨる)」となりました。
この「日和る」は、「自分の意見がない人」「強い人や偉い人に従う人」「つねに傍観している人」を刺した言葉となる為、良い意味で使われる言葉ではありません。
ちなみに、類似語には「長いものに巻かれる」「勝ち馬にのる」「様子見」などがあります。
日和るメリット
「日和るメリット」となります。
「自分で考え、自分で決める」事はしなくて良い為、「悩む必要」がなくなります。
そして、「人から言われた通りに行動する」為、何か問題が発生した時の「責任」は全て「指示をした人」が取る事となり、自分は「責任」から解放されます。
そして、「強い人や偉い人に従う」為、「強い人や偉い人から好かれる」可能性が高くなります。
お仕事の場面では、「強い人や偉い人」は「管理者や上司」となります。
「管理者や上司」から好かれると、「評価」が上がりやすくなります。
その結果、「昇進や昇格」に繋がりやすく、「昇進や昇格」をすれば、「立場」が上がり、「お給料」も上がります。
「悩まず、責任も追わないのに、待遇が良くなる」可能性が上がる事となります。
日和るデメリット
「日和るデメリット」となります。
まず、「自分では考えず、自分では決めない」事は、「思考停止」と同じ状態となります。
「思考停止」となると、「向上心」がなくなり、「成長」が鈍くなります。
そして、「成長が鈍る」と「知識力・技術力」を上げる事ができなくなります。
次に、「人の信用を失う」可能性があります。
常に「強い人や偉い人の言いなり」となっている為、「言われた事に無条件に従う」事となります。
この「言われた事について無条件に従う」という行為は、「強い人や偉い人」が、「今の状況の把握もせずに、指示した事」についても、同様に従う事となります。
そして、何か問題が発生しても、「強い人や偉い人から言われたから」などと言い訳をして、「責任転嫁」をします。
まわりの人からすると、「空気が読めない人」「考えや行動がコロコロ変わる人」「無責任な人」と見られ、そして、その行動に対して、不信感を抱かせるとなります。
不信感を抱いている人を「信用」する事はできません。
そして、「信用する事ができない人」からは、人が離れていきます。
最後に一番のデメリットとなりますが、今まで従っていた「強い人や偉い人が居なくなる」「強い人や偉い人から嫌われる」、そうなると逃げ場がなくなってしまう事となります。
それまでの行動で、「自分では考えず、自分では決めず」に「思考停止」し、「成長」もせず、まわりの人からは「信用できない人」と思われています。
この状態で、お仕事を続けて行く事は、非常に厳しくなります。
「日和る」事は、自分の将来にまで「強い人や偉い人」が、影響してしまう可能性が高くなる事となります。
日和って休憩をとりましょう。
疲れている時は、「強い人や偉い人」を頼るつもりで、「日和って」休憩をとりましょう。
少々、「日和るデメリット」が大きく感じますし、「負けた感じ」がする人もいるかと思います。
しかし、自分が疲れて、普段の力を出し切る事ができない時は、素直に「強い人や偉い人」を「頼る」べきです。
もし、「頼る」という表現に抵抗があるなら、「利用する」としても良いでしょう。
「強い人や偉い人」を「利用」して、「自分では考えず、自分では決めず」、「責任転嫁」をして、その間に自分の力を「回復」させましょう。
ただし、タイムリミットは「日和るデメリットがあらわれる前まで」となります。
simacatより一言
「管理者や上司」に、「日和られる」と本当に困ります。
「管理者や上司」に、「日和られた」時は、「責任の所在」だけは明らかにして、「誰が責任を取るのか?」を明確にしてください。
最低でも、自分に「責任転嫁」される事だけは、防ぐべきです。
また、「昨日と今日で言っている事が違う」などが、ひんぱんに発生した時は、おこなった作業が無駄にならないように、作業のスピードを遅らせるべきです。
その作業の遅れも、「責任を取る人」が追う物となります。
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