根性とはなにか?!根性論は必要なのか?成長意欲があれば根性は勝手に身につく!!
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はじめに
「根性」、嫌いだな〜と思う人は多いでしょう。
なんとなくですが、「強要」されてしまう、ネガティブなイメージがあります。
スポーツ選手でも、音楽家でも、その時の自分の限界を超える技能を目指す時、この「根性」という物も同時に身につきます。
このように考えると、才能では補えない事柄を身につける為には、「根性」が必要となります。
「根性」に頼った考え方を「根性論」と言います。
お仕事の場面で、そこまで強い「根性」は必要ないのですが、まったくないのも問題があります。
「根性」は、「今よりも成長したい気持ち」や「新しい事をはじめたい気持ち」を後押ししてくれる物です。
従って、自分の成長のためには、ある程度の「根性」が必要となります。
「根性」という言葉を「やる気の維持」と考えると、少しはネガティブなイメージが薄まるのではないでしょうか?
根性とは?
そもそも、「根性」とはなんでしょう?
「根性」とは、人の根っこの部分、人の性質の強い部分をあらわしています。
したがって、「根性がある」とは、「心が強い人」「気力がある人」となり、「何かを行う時、最後までしっかりとやり遂げる事ができる人」となります。
そして、「根性」より連想される事が、「投げ出さない」「くじけない」「諦めない」となります。
何かを行うにあたり、「投げ出さない」とは「最後までやり切る」という事で、「根気」です。
何かを行うにあたり、「くじけない」とは「気力が弱まらない」という事で、「気概」です。
何かを行うにあたり、「諦めない」とは「どのような困難も乗り越える」という事で、「不屈」です。
「根気」「気概」「不屈」により、「根性」が成り立つと考える事ができます。
根性論とは?
「根性論」とは、「根気・気概・不屈」を身につけ、どんな場面も「根性」で乗り越えるという考えです。
悪い例えとして、「今の状況をなんとかしたい」と考えた時、まったく良い案が浮かばないとします。
しかし、今の状況を何とかしないといけません。
そんな時に出てくるのが「根性論」です。
「根性論」は「精神論」の一つで、「根性があれば、なんとかなる(なんとかできる)」という、何の根拠もない考えとなります。
お客様から無理難題を引き受けてしまった時や、上司から大量の資料の整理を頼まれた時、「根性論」でなんとかしようとします。
しかし、その行動には根拠がないので、「ただ、なんとかしよう」という、「行き当たりバッタリ」で「要領が悪い」行動となります。
なお、すべての「根性論」が悪いわけではありません。
「しっかりと計画され、あとは黙々と行うだけ」という場面もありますし、「責任者として、お仕事をまっとうする」という場面もあります。
このような場面では「根性論」は重要な要素となります。
「責任感」「努力」「忍耐力」「集中力」など、「根性論」は色々な要素を与えてくれます。
「しっかりとした計画」や「まわりとの共通認識」がある上で、「あとは、やるだけ」となった時に「根性論」を利用するようにしましょう。
根性を強要する言葉
人を励まそうとした言葉が、「根性を強要する言葉」になる事があります。
お仕事の場面で、「頑張ればできる」、「努力が足りない」など、「根性」に訴えかける言葉を耳にする事があります。
「根気・気概・不屈」で「頑張れ」、「根気・気概・不屈」で「努力をしろ」と言われている事と同じで、「根性を強要する言葉」となります。
強要は自分の考えではありません。
もし、誰か励ますつもりなら、その人が「どうすれば頑張れるのか?」「どうすれば努力ができるのか?」を一緒に考える必要があります。
そして、その人が行動する必要を感じた時に、背中を押してくれる物が「根性」となります。
夢や目標は根性を与えてくれる
夢や目標を持った時、「根性」は自然に身につきます。
「今よりも成長したい気持ち」や「新しい事をはじめたい気持ち」は、人から与えられたとしても、自分自身で考える事です。
これは「夢や目標」といわれる物です。
そして、その「夢や目標」を叶える為に、努力をしたり、我慢をします。
時には、諦める事を考えるかも知れませんが、諦めきれずに、「夢や目標」に向けて頑張ります。
これが「根性」です。
「根性」を身につけたいと考えた時は、まず「夢や目標」を見つけましょう。
そして、その「夢や目標」に向けて、行動をします。
その行動により、あとから「根性」が身についていきます。
simacatより一言
「根性」で何かを行う時は、普段以上に「自分の体と心」を気づかってください。
「根気・気概・不屈」は、「体と心」に多少の問題があっても、気力で乗り越えようとします。
「強い根性」を持って行っている事でも、「体」に問題があると、考えや動きが鈍くなっていきます。
そして、そんな自分を失望し、その思いは「心」に負担をかけていきます。
自分で意識する事が難しい場合は、「週に1日は必ず休む」「年に一度は健康診断を受ける」など、必ず「自分の体と心」に向き合う為のイベントを作り、それを行う事をルールとしてください。
「体と心」を良い状態に保つ事に対しても、「強い根性」を持つようにしてください。
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