自分は足を引っ張っている?!チームとは?!メリットとデメリット?!作る目的ってなんだっけ?!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
お仕事は一人で完結する事は少なく、多くの場合はチームでおこないます。
そんなチームの中で、ミスや失敗を繰り返していると自信がなくなってしまいます。
「自分は、チームの足を引っ張る存在なのではないか?」
「自分がいなければ、もっと良い成果を出せるのではないか?」
そして、不安が大きくなり、ミスや失敗を恐れてしまい、それが、さらにミスや失敗を生み出します。
この状態では、「本来の力」が発揮できなくなっています。
今回は「チームのメリット・デメリット」「チームの足を引っ張っていると感じた時」について触れたいと思います。
ミスや失敗をした時、当たり前のように開き直るのも問題ですが、塞ぎ込んで実力が発揮できないのも問題です。
ある程度の反省が済んだら、できるだけ早くチームの一員として貢献できるようにしてください。
チームとは
「チーム」とは、「ある目標に向けて、協力して成果を出す人の集まり」になります。
「チーム」には「目標」があります。
「目標」に向けて、一人では難しい問題でも「チームで乗り越える」ことにより、より良い成果を出すことが可能になります。
言い換えると、「個々の力を足し合わせて大きな力にすることが、チームが作られる目的」になります。
「人の集まり」として、混同してしまうのが「グループ」です。
「グループ」も「チーム」と同じように、人の集まりですが、「グループ」は「能力の集合」が目的になります。
それに対し、「チーム」は「同じ目標に対して、全員で弱い部分を補いながら成果を生み出していく」ことが期待されています。
「チーム」と「グループ」の違いについて補足します。
例えば、「有識者」という存在があります。
医療なら「医者」、法律なら「検事や弁護士」、科学の分野なら「科学者」など、その分野の高い技能を持っている人がいます。
そして、とある事件が起きたとします。
その事件を解決する為に「医療」「法律」「科学」の知識が必要になった為、それぞれの分野の専門家が集められることになりました。
「それぞれの分野の知識を提供するだけ」ならば、「有識者グループ」になります。
それに対して、「それぞれの分野の知識を提供し、かつ事件を解決に導く」ならば、「有識者チーム」になります。
「チーム」も「グループ」も同じように感じます。
もちろん、同じように扱われる場合もあります。
しかし、「あえて区別する」ならば、「それぞれの知識や技術を補いながら目標を達成する」のが「チーム」になります。
よって、目的を達成する為ならば、「他の誰かのミスや失敗のフォローも求められる」ことになります。
それでは、一般的なお仕事で「チームを作るメリットとデメリット」をご紹介します。
個々の能力や専門性を活かせる
チームメンバーそれぞれが持つ異なる能力や専門性を活かすことで、個々人の力では達成できないような複雑な問題や課題を解決できます。
相乗効果を生み出す
チームメンバーが互いに協力し、アイデアを出し合うことで、個々人の力以上の成果を生み出せます。
モチベーションが高まる
チームで目標に向かって取り組むことで、個々のモチベーションを高められます。
責任感を共有できる
チームで仕事を分担することで、個々の責任が明確になり、責任に対する重圧が分散されます。
コミュニケーション能力が向上される
チームメンバーとコミュニケーションを図ることで、コミュニケーション能力が向上されます。
以上、「チームを作るメリット」になります
次は、「チームを作るデメリット」になります。
チームワークの構築に時間がかかる
チームメンバーが互いに理解し合い、協力し合うためには、時間と労力が必要になります。
意思決定の遅延
チームで意思決定をする場合、個々の意見を調整するのに時間がかかり、意思決定が遅れる場面があります。
フリーライダーの発生
「フリーライダー」とは「対価を支払わず利益を得る人(ただ乗りする人)」です。
一般的なお仕事では「仕事をしていないのに賃金をもらっている従業員」「他人の成果を自分の成果のように振る舞い評価される従業員」などになります。
チームは人の集団です。
よって、こうした「フリーライダーが発生する可能性」もあります。
コミュニケーション不足の発生
チームメンバー間でコミュニケーション不足があると「誤解が生じる」「情報共有がうまくいかない」などの問題が発生する可能性があります。
リーダー不在による機能不全
チームをまとめるリーダーが不在だと、チームがうまく機能せず、目標達成が困難になる可能性があります。
以上、「チームを作るデメリット」になります
「チームの成果」を多く出し続けていると、「チーム内の人間同士の繋がりが強くなり過ぎる」ことがあります。
この場合、「外の人間を迎え入れる」ことが難しくなります。
「チーム」として、「強い結び付きは良いこと」なのですが、これでは「思考停止の状態」になってしまいます。
「チーム」は定期的に「メンバーの入れ替え」か「解散」をさせて、常に「新鮮な状態を保つ」必要があります。
「メンバーの入れ替え」か「解散」により、その時は「チームの力」は弱まるかも知れません。
しかし、また「チーム」を強くすれば良いだけです。
「さまざまな特徴のチーム」を体験し、「良い面」「悪い面」を知ることは「チームの構築に良い影響を与える経験」になります。
チームの足を引っ張っていると感じた時
「足を引っ張る」とは、一言で表現すると「邪魔をする」ことです。
「チーム」において「足を引っ張る」とは、「チームの行動に対して邪魔をする」ということになります。
「邪魔」をされているので、当然「チーム」としては、「良い成果が出せない状態」になります。
そして、「チーム」である以上、「チームに所属する人の全員が良い成果を出せない状態」になります。
このように考えると、「足を引っ張る」とは、「非常に迷惑な行為」になります。
だから、「ミスや失敗が怖くなる」ことになります。
「ミスや失敗をした時」、影響する度合いや回数によって、「自分が足を引っ張っている」と考えることがあります。
そのような考えから「落ち込み」、そして常に「不安がつきまとう」ことになります。
その結果、さらに「ミスや失敗」を繰り返すことになります。
これは、「不安から本来の能力が出せなくなっている状態」です。
しかし、「起きてしまった」ことなので、仕方がありません。
落ち込んでしまっても、「チームのこと」を考えるならば、悩み過ぎるべきではありません。
それよりも、「何が悪かったのか?」「どうすれば良かったのか?」を整理してください。
「チーム」とは、「誰かがミスや失敗をしても、他の誰かがフォローすることが前提」になっています。
よって、「反省は必要」ですが、「無闇に落ち込み本来の能力を出せないほうが問題と考える」べきです。
そして、「チーム」に対して、「どうしたら、良い影響を与えられるのか?」を考えます。
ただし、この時に気をつけるべき点があります。
それは、「ミスや失敗の直後は挽回しようと考えない」ことです。
そもそも「不安や落ち込み」で正常な状態ではありません。
そして「本来、やるべきこと」をおこなわなくてはいけません。
そこに「ミスや失敗の挽回」を考えておこなうことになります。
たしかに、「ミスや失敗をしてしまった本人の考え」としては、「非常に正しい発想」です。
しかし、その為に「無理をする」必要が発生します。
「無理をする」ことにより、「ミスや失敗を繰り返す可能性がある」ことはもちろん、「より深く、大きなダメージをチームに与える可能性」が生まれます。
よって、ミスや失敗をした直後は、「挽回」ではなく、「普通の状態に戻ること」を最優先におこなうべきです。
これは「自分の状態と作業の状態の両方」になります。
「ミスや失敗の挽回」は「普通の状態に戻ってから」、考えるようにしてください。
「冷静な状態」であれば、「ミスや失敗をした経験」から、必ず良いアイデアが浮かび、「チーム」に貢献できるはずです。
この「貢献」こそが「挽回」になります。
「チーム」を信じて、「チーム全員でミスや失敗に立ち向かう」ようにしてください。
「チーム」では、「自分のミスや失敗」にしても「他人のミスや失敗」にしても、「チームでフォローする」ことになります。
よって、「誰のミスや失敗であっても寛容になる」必要があります。
決して、「個人」を責めないようにしてください。
この為に、「チームで発生したミスや失敗は、チームの責任」という考えが必要になります。
「チームが目標を達成した」時、「チームメンバー全員の成果」になります。
「チームが目標の達成を繰り返す」ことにより、「チームの信頼度」が上がります。
「チームの信頼度が上がる」ことにより、多くのお仕事に恵まれるようになります。
多くのお仕事に恵まれ、「チームの信頼度をさらに上げる」ことで「チームメンバー全員の信頼度も上がる」ことになります。
この繰り返しにより、「チームメンバーの結束力」が強まり、多少の「ミスや失敗も跳ね除けられる連帯感」が生まれることになります。
simacatから一言
「チーム」にも良し悪しがあります。
「良し悪しの基準」は「居心地」です。
「居心地が良い環境」は、自分の能力を十分に発揮できるだけでなく、他の誰かの能力も引き上げる事ができます。
逆に「居心地が悪い環境」では、「自分の能力は発揮できず、さらにまわりから足を引っ張られる状態」になります。
「チーム」の「当たり」と「外れ」は、成果という面に於いて、大きな差があります。
とはいえ、もし「外れ」となった場合でも腐らないようにして下さい。
それはそれで「貴重な経験」です。
「何をもって外れとなるのか?」「どのようにすれば改善できるのか?」など、「考えなくてはいけないこと」はあります。
「外れのチーム」と感じた時は、「良いチームとはどのような形か?」「チーム力を向上させるために必要なこととは?」など、「考えを整理する良い機会」と捉えるようにしてください。
コメント