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排他とは?!排他的経済水域とか排他制御ってなんなの??

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9012 ビジネスコラム
simacat.com

排他とは?!排他的経済水域とか排他制御ってなんなの??

聞き流し用動画(YouTube)

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はじめに

「排他」という言葉をご存知でしょうか?

「排他的経済水域」など、時々ニュースで耳にすると思います。

そもそも「排他」とは、どういう意味なのでしょうか?

残念ながら、会話の中で使用する機会は、ほとんどありません。

しかし、ニュースや専門書にて、時々出てくる言葉なので、その意味を理解しておきましょう。

この「排他」の意味を知っていると、その続きとなる言葉、例えば「経済水域」とか「制御」などの意味も、理解をしやすくなります。

排他とは

「排他(ハイタ)」とは、「自分や自分に関係する物以外をその場から遠ざける」という意味となります。

「排他」の「排」は「排斥(ハイセキ)」となります。

「排除」じゃないの?と思う人もいるかと思いますが、「排除」は「なくしてしまう事、取り除く事」となります。

「排斥」は、あくまでも「遠ざけるイメージ」となり、「排除」よりも優しいイメージとなります。

「排他」の「他」は、「自分や自分に関係する人や物以外」という意味の「他」となります。

小さな村などで、外部の人を寄せつけない、外部の人を拒むようすを「排他的」と言います。

「的」が使われる時のほとんどは、「感じ」や「雰囲気」となります。

「排他」と聞いた時は、このようなイメージを持って頂ければ、分かりやすいでしょう。

排他的経済水域とは

それでは、「排他的経済水域」についてとなります。

「自分や自分に関係する物以外をその場から遠ざける」ような「経済水域」という事となります。

「排他的経済水域」の前に、「海洋資源」について触れます。

「海洋資源」とは、「漁業などで手に入れる事ができる水産物」や、「海底深くに眠る鉱物や石油などの天然の資源」などとなり、「その国の資産」と言い換える事ができます。

「排他的経済水域」とは、この「海洋資源の採取や調査をする事ができる海域」となり、これは「国際連合 海洋法条約」に定められた「ルール」となっています。

「排他的経済水域」は、「領海の外側から決められた範囲」で設定をする事ができます。

よく「200カイリ」と聞きますが、これがその「範囲」となります。

「200カイリ」は、「370.4キロメートル」なので、だいたい東京から京都くらいの距離となります。

ちなみに、「EEZ」という言葉も出てくると思いますが、これは「排他的経済水域」を英語に訳し、その頭文字をとった言葉です。

「Exclusive(エクスクルーシブ) Economic(エコノミック)  Zone(ゾーン)」で、「EEZ」となります。

「排他的経済水域」は、「他の国から、経済活動に必要な海洋資源を守る事ができる海域」と言い換える事ができます。

ちなみに、「排他的経済水域のルール」は「海洋資源に対してのみ適用」となります。

例えば、「他の国の飛行機が、この領域の上空を飛ぶ事」や「他の国の船が、この領域を通る事」を禁止することはできません。

また、海底ケーブルやパイプラインなどの設置も、制限する事はできません。

どの国であっても「排他的経済水域」を通る事は認められているのですが、そこで「海洋資源の調査をしたり、勝手に海を埋立てて、人工の島を作ってしまう国」があり、最近では、これが問題となっています。

排他制御とは

次は、「排他制御」となります。

「排他的経済水域」と完全に別のお話しとなるので、切り替えて頂ければと思います。

「排他制御」とは、おもに「IT技術の分野」で使用される言葉となっています。

「排他」とは、「自分や自分に関係する物以外をその場から遠ざける」という意味となっていますが、この「制御」を行うのが、「排他制御」となります。

例えば、顧客情報があり、これを職場の複数の人で更新する作業があるとします。

担当者Aさんが、前の日に、顧客Aとの打ち合わせを行った情報を入力しています。

担当者Bさんが、たった今、終了した顧客Aとの打ち合わせの情報を入力しようとしています。

ここで、担当者Bさんが、情報の入力を始めてしまった時、担当者Aさんの入力した情報はどうなるでしょう?

「担当者Aさんが入力した情報はなかった事となる」「担当者Bさんが入力した情報はなかった事となる」「両者の入力した情報をなかった事となる」

色々と正解を想定しましたが、実は、どれが正解でも良いのです。

しかし、どのような動きであっても、「決まった動きとなる」必要があります。

「どの担当者の入力した情報が反映されるのか分からない事が、一番の問題」となります。

その為に、「制御」を行います。

「排他制御」とは、「自分以外の誰かの動きについて、制御をする事」です。

そして、この場合の「自分」とは、「入力される情報」となります。

例えば、顧客Aの情報を誰かが入力している時、「他の担当者は、入力できないようにする」というのも一つの「制御」となりますし、「全ての担当者の入力された情報を反映させる」というのも、「制御」となります。

なお、基本的には、「情報の反映の権利」を1人に与え、他の担当者の入力した情報が反映されないように「ロック」するのが一般的です。

「ロック」されている状態は、「許された人だけが、入力した情報の反映が可能」となります。

他の人は「情報の照会」のみが、おこなえます。

そして、情報の反映が完了したら、「情報の反映の権利」が開放されます。

これを「アンロック」といいます。

この「ロック」と「アンロック」が、「排他制御」で、よく出てくる言葉となっています。

simacatより一言

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「排他」というキーワードで、「排他的経済水域」と「排他制御」という、全然関係のない言葉をご紹介いたしました。

全然関係はないのですが、「排他」という言葉を理解するだけで、言葉のイメージが湧くのではないかと思います。

その言葉の意味を知るのは大切な事なのですが、一部分の意味が分かれば、言葉を解釈する為のヒントとする事ができます。

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