新入社員が気をつけるべき事?!新人研修中に皆んなに言った事を思い出して見る!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
会社に入って間もない頃、新入社員の方々は、まだ学生時代の行動や考え方が抜けきれていません。
当たり前だと思います。
人間は、そう簡単に変わる物ではないのはありません。
その辺りは、先輩や上司も、生暖かい目で見守っています。
ただ、社会人として、会社に在籍する者として、そぐわない行動については、指導をする必要があります。
指導には様々あり、その中には、学生時代の常識に反した事が、あるかも知れません。
そして、それをうまく飲み込めない人も、いると思います。
今回は、そんな指摘をした事をいくつか、取り上げたいと思います。
ここで、お願いですが、「こんな奴らがいた」というニュアンスでは、受け止めないでください。
もし、何となく自分に心当たりがあると感じたら、それを普段から意識して頂ければ幸いです。
たむろう
新入社員の皆さんは、「たむろう」のが好きです。
学生時代、休み時間などは友人の席にいき、お話しをしていた事でしょう。
会社に入り、新人研修の期間は、まさに学校の様になっています。
そして、休憩時間は、各々が知り合いの席に向い、お話しを始めます。
そして、その声は非常に賑やかとなり、「ガヤガヤ」となります。
また、1日が終わり、研修室から出る時も、知り合いを誘い、お話しをしながら帰ります。
その為、階段や廊下はさらに「ガヤガヤ」と賑やかになります。
研修中の休憩は、集中力の回復やトイレ、あとはストレッチなどに利用をして欲しい時間であって、親睦を深め合う時間ではありません。
また、新入社員とはいえ、社会人です。
一人で帰る事はできないのでしょうか?
これに対しては私ではなく、新人研修の責任者の上司が言いました。
- 学校じゃないんだから、用もないのに、席から離れてフラフラしないで
- この休みは、集中力の回復、トイレ、復習の時間に使って
まぁ、そうですね。
喧嘩をする
何かを決める時、自分の意見が通らないと、「喧嘩」になる事があります。
しかし、社会人になると「喧嘩」は最終手段となり、取り返しのつかない事態を招く恐れがあるので、できる限り避けるべき手段です。
とある新人研修の日、新入社員のなかで、対象のメンバーから、ある「担当」を決める為に、就業時間後に、お話し合いを行う事となっていた様です。
しかし、対象のメンバーの内、一人は用事があるからと、お話し合いには参加せずに、帰ってしまいました。
それでも、お話し合いが行われ、「帰った人」が担当する事となりました。
「欠席裁判」という奴ですね。
翌日、それを聞いた「帰った人」は、「勝手に決めるな」「そんなの知らない」と言いました。
メンバーは、「帰った人が悪い」「嫌なら、なぜ帰った」と言いました。
その言い合いが始まり、白熱し、喧嘩の様相となりました。
ちなみに、場所は会社のミーティングスペースです。
この行動に対しては、対象メンバーを含め、新入社員全員に対して、伝えた事です。
- ちゃんと、話し合いで解決をする様に
- 喧嘩は一番ダメ
その後、対象メンバーの一人がやってきて、「勝手に帰ってしまったから」とか、「勝手に決められてしまう事は話した」とか、色々とフォローをする様な事を言い始めました。
この子は、分かっていません。
問題は「喧嘩」となってしまった事です。
「実際のお仕事で、物事が決まらない時、喧嘩をして決めるの?」と聞いてみました。
その質問に対する回答は、ありませんでした。
「なら、今回の事はどうするの?」と聞いてみました。
その質問に対する回答は「残りの対象メンバーの中で決めます」と言われました。
「この子たちには、衝突と妥協しかないのか?」と思いました。
少し、危機感を抱いてしまったので、再度、新入社員全員に対して伝えました。
- 任された事に不満があっても、責任を持つ事
- 相手に納得をして貰えるまで、話し合う事
- 正しいと思っている事が、必ず正解とは限らない事
理解をして貰えるのかは分かりませんし、これから徐々に理解をして貰えば良い事だとも思いますが、忘れないで欲しいと思います。
気配りが足りない
新人研修中、とある経営層の人から、「気配りが足りない」とクレームが入りました。
なんでも、エレベータを先に乗ったのに、「開く」のボタンを押さずに、とっとと奥に乗ってしまった事」だそうです。
くだらない。
とは言え、クレームなので新人の皆さんには、伝えなくてはいけません。
「気配り」を「配慮」と言い換える事にしました。
- 周りをみないと、「配慮」する事が学べない
- 「配慮」する事ができないと、「お客様に良いサービス」が提供できない
- お客様の目線で「良いサービスを提供」できる様になって欲しい
「だから、エレベータに乗ったら、積極的にエレベーターの操作をする様に」と。
これは、さすがに自分でも引きましたが、仕方ありません。
でも、そんな気配りは、プライベートでも役に立つと思います。
例えば、「電車で、怪我人や妊婦さんなどに席を譲る」とか、「入り口のドアを他人の出入りの為に、押さえてあげる」とか、本当に細かい事ですが、その様な行動からは「優しさ」や「余裕」を感じさせる事ができます。
simacatより一言
新人研修は、参加人数が多ければ多いほど、学校の様になる傾向があります。
会社というパブリックな場に、初めは緊張するでしょう。
その緊張で疲れた時、上手く、ほぐしてくれるのが同期の存在だと思います。
親睦が深まる事は、良い事だと思います。
ただ、会社は仕事をする為の場所なので、親睦は会社の中ではコッソリとし、なるべく会社の外で深めましょう。
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