お仕事ができる人に嫉妬する?!嫉妬してしまう気持ちを成長に繋げよう!!
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はじめに
お仕事の場において、「何でも器用にこなす人」や「優秀な人」などと、接する事があります。
その時、羨ましいと思い、そして、「なんとも言えない気持ち」を感じる事があります。
その「なんとも言えない気持ち」のほとんどは、「嫉妬」という感情です。
「嫉妬」と耳にすると、負のイメージが浮かびます。
「自分にはできない」、「自分は持っていない」、「自分は劣っている」、その感情に取り憑かれてしまうと、ただただ、人を羨むだけの存在となってしまいます。
「自分にはできない」なら、できる様になれば良い、「自分は持っていない」なら、得れば良い、「自分は劣っている」なら、補えば良い。
「嫉妬」とは、「気付きを与えてくれる感情」と考えるべきです。
「嫉妬」は、自分に足りない事を教えてくれ、成長をする為のキッカケ作りをしてくれる感情と考えましょう。
嫉妬とは
「嫉妬」とは、本来は自分が持っていると思っていた事柄について、他人も持っている事に対して「許せなく思う感情」です。
主な感情を挙げます。
- やきもち、ねたみ、恨み
- 欲求(〜が羨ましい、〜して欲しい)
- 無力感
- 嫌悪感
- 恐れ
- 不安
他にも言葉では言い表せない感情があると思いますが、全て「ネガティブ」な感情となります。
そして、基本的に「執着の強い人」や「負けず嫌いな人」に多く見られます。
嫉妬の感情と言えば、代表格が「やきもち」です。
例えば、お付き合いをしている関係の二人がいます。
どちらかの一人が、「他の異性に優しくした」とします。
その行動に対して、「本来は自分だけに向けられる行動」の筈が、他の人に向けられる事よって、「許せなく思う感情」が「やきもち」という「嫉妬」です。
お付き合いを例としましたが、これは親子関係でも見られますし、友人関係にもあります。
「取られるのが不安、怖い」「取られるのが許せない」そんな感情となります。
「嫉妬」から生まれる様々な感情は、ネガティブな物となっています。
考えれば考えるほど、「人を責め」、「自分を責め」、最終的に気持ちが好転する事はありません。
お仕事の場面では?
「お仕事の場面」でも、「嫉妬」を感じる時があります。
例えば、あるポジションで作業をしており、周りの同僚から、「信用と信頼」をされているとします。
しかし、突然、「他の誰か」が現れ、「自分よりも優れた能力」を発揮したとします。
そうすると、本来、自分だけに向けられていた、「信用と信頼」は、突然現れた「他の誰か」にも、向けられる事となります。
その結果、今まで頑張ってきた作業ですが、「自分の能力は、自分が考えているよりも低かった」と感じます。
そして、「自分の信用が下がる可能性」や、「作業から外される可能性」を考え、「不安や恐怖」を感じます。
そして、根底にあるのは「自分よりも優れた能力を持つ人がいなければ、こんな思いをせずに済んだのに」という思いでしょう。
嫉妬から生まれるネガティブな行動
「嫉妬から生まれるネガティブな行動」という物があります。
お仕事の場面で多く見られるのが、「いじめ」や「嫌がらせ」です。
自分よりも優れている人に対して、「足を引っ張る行動」となります。
「いじめ」や「嫌がらせ」をする事により、困った姿を見て、気持ちは晴れ、「ストレス解消による心地良さ」により、「嫉妬」の感情を一時的に忘れる事ができるかも知れません。
しかし、これは「誰かがいないと、自分自身のコントロールができない」という事となります。
これは、あまりにもお粗末ですし、まったく成長が見込めません。
「嫉妬」という感情を押さえ込む為には、自分自身で考え、自分自身を変える行動をする必要があります。
嫉妬を成長に繋げる
「嫉妬を成長に繋げる」事は、ネガティブをポジティブに変えるという事です。
「嫉妬を感じた人」に対して、どの様な部分に「嫉妬を感じたのか?」を分析する必要があります。
まずは、「嫉妬を感じた部分」を洗い出します。
「何となく、良い感じだから」とか「何でもできる点」ではなく、もう少しだけ、具体的に考えましょう。
- 話している事が分かりやすい
- 技術力がある
2つほど見つけました。
それでは、2つを掘り下げましょう。
まずは、「話している事が分かりやすい」は、どの部分で感じたのか?
- 声が大きい
- ハッキリ話す
- ノートやホワイトボードを使い、図解している
- お話しの前後関係がはっきりしている
次に、「技術力がある」は、どの部分で感じたのか?
- 作業が早くて、品質が良い
- 専門的な部分でも作業が止まる事がなかった
- 質問をしても納得ができる回答をしてもらえた
そして、掘り下げた結果をまとめます。
話している事が分かりやすい
声が大きい
ハッキリ話す
ノートやホワイトボードを使い、図解している
お話しの前後関係がはっきりしている
技術力がある
作業が早くて、品質が良い
専門的な部分でも作業が止まる事がなかった
質問をしても納得ができる回答をしてもらえた
これが、「嫉妬」を感じた部分となります。
この部分について、「学ぶ」事を行い、自分に吸収ができれば、その時に感じた「嫉妬」を、感じる事は永遠に無くなります。
また新しい「嫉妬」の感情が生まれた時、同じ様に分析を行い、「学び」とする事で、「嫉妬」という「ネガティブな感情」でも、「ポジティブな行動」に切り替え、自分の成長に繋げる事ができるようになります。
simacatより一言
「自信が無いから」という理由で、人に対して「嫉妬」をする人も、少なくはないと思います。
「自信を持つ」という事は、性格によって、非常に難しい事です。
「自信を持つ」為には、「自信を裏付ける何か」を得るしかありません。
ただ、「自信が無いから」と思っているだけでは、「嫉妬」を抑える事はできません。
もし、「自信を裏付ける何か」が分からないのであれば、お仕事に関する事はもちろん、趣味でも特技でも何でも構いません。
「資格の取得」に向けて、行動をしては如何でしょうか?
資格を取得できれば、それに越した事はありませんが、その過程で身についた「知識や技術」は「自信の裏付け」となる要素です。
行動を起こさなくては、変化はありませんので、是非、ご検討頂ければと思います。
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