指導する事は難しい?!後輩の指導や部下の指導で気を付けるとは?!
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はじめに
ある日突然、部下や後輩の面倒を見なくてはいけない日が来ます。
自分も毎日のお仕事に不安を感じる中で、人の面倒までみる事となると、不安な気持ちは増してしまいます。
しかし、「面倒を見る」事も与えられたお仕事なので、しっかりとやり遂げる必要があります。
そんな時、どうしますか?
彼らも人間ですので、様々な個性を持っています。
そして、必ずしも自分との相性が良いとは限りません。
しかし、お仕事をする上では、とにかく教えた事を行って頂く事が、最優先のテーマとなります。
相手が作業を理解してくれないと、ミスが起こり、教えている側は、焦りや怒りを感じ事もあるでしょう。
しかし、その様な時に、決して感情を出してはいけません。
しっかりと、相手の事を考えて、相手に合わせた指導をするべきです。
人間性の指導
指導には、色々あります。
中には、「人間性」にまで触れてしまう事があります。
指導をするのは、あくまでも「お仕事で必要な事」のみです。
お仕事を行う上で、問題となる「人間性」がある場合は、お仕事に必要な部分のみを「お仕事仕様」にする必要はあります。
しかし「人間性」の根本的な部分から直す必要はありません。
極端な例えですが、「挨拶」があります。
お仕事に関係する人たちに対して、「挨拶」は非常に重要な事で、これができない場合、社会人失格とまで言われます。
これは、「挨拶」は最低限のマナーであり、「まともな人間性」をイメージさせるからです。
従って、「挨拶」をするように指導はするべきです。
しかし、お仕事から離れた場面まで、指導をする必要はありません。
初めから「普段から、癖をつける様に」という指導をすると、お仕事から離れた場面まで指導をする事なります。
なお、「指導をされる人間」が、「挨拶ができるようになれない」と悩んでいるなら、アドバイスとしては良いでしょう。
例えが「挨拶」なので、「人間性」の部分に触れても、影響はわずかですが、中には「指導をされる人間」には非常に厳しい事柄もあります。
「人間性」が変わる事は良い事ばかりではありません。
その責任を「指導する人間」は取れるのでしょうか?
当然、責任は取れないでしょうし、そこまで責任を持つ必要はありません。
従って、「人間性」に対する指導は、あくまでも「お仕事に関する部分」のみとする様にしましょう。
怒りは自分に向ける
「指導をする相手」に対して、指導がなかなか定着しない時があります。
この様な時、「指導をする人間」は「なぜ、理解ができないのか?」と悩む事があります。
そして、その悩みが、「怒り」となる時もあるでしょう。
まず、その「怒り」は誰に向いている物なのかを自分自身で考えて下さい。
「自分の言葉使いが難しかったのか?」
「自分の話しのスピードが早すぎたのか?」
など、自分に対する能力に怒りを感じるのであれば、問題はありません。
問題となるのは、「指導される人間」の能力不足に、怒りを感じる事です。
「メモを取らないから」
「物覚えが悪いから」
「分からない事を質問しないから」
など、これらは全て「指導をする人間」に問題があります。
「指導をされる人間」は「指導」を受けなくてはいけない程、未熟な存在なのです。
未熟だから、「指導」が必要なのです。
「指導」が、身に付くスピードは人それぞれです。
それを「指導をする人間」の物差しで計る事はできません。
「メモをとらない」ならば、メモをとる様に指導する。
「物覚えが悪い」なら、ゆっくりと丁寧に指導する。
「分からない事を質問しない」なら、こちらから理解度を確認する。
この様に、「指導をする人間」が考え、工夫をする必要があります。
「指導」の行き詰まりで、怒りが芽生えてしまった時は、「指導の方法」について振り返りを行って下さい。
相手の目線に合わせる
「指導をする人間」が「指導をされる人間」の目線に合わせるという方法があります。
「指導をする人間」が「指導をされる人間」の事を考える事により、同じ目線となる事で、指導をした事に対する理解度が深まると言われています。
この方法自体に問題はなく、「指導をされる人間」にあわせた言葉使いやジェスチャーを取り入れる事により、理解度は増します。
信頼関係も生まれる言われています。
この方法を利用する為には、「指導をする人間」が「指導される人間」を学ぶ必要があります。
お仕事での時間はもちろん、プライベートにも踏み込む必要があります。
そして、多くの時間を共有する事により、「指導される人間」を知り、考え方を理解しなくてはいけません。
従って、「相手の目線に合わせる指導」は時間がかかりますし、「指導される人間」の性格にも左右されます。
短時間で指導を終わらせなくてはいけない場合は、難しい方法となります。
とは言え、決してダメな方法ではありません。
状況により、利用する様にしましょう。
simacatより一言
お仕事で指導をする場合、「指導をされる人間」がどの様な考えを持っているのかが重要となります。
「指導」を受け入れたいのか?
「指導」を受け入れたくないのか?
これによって、「指導をする人間」も力の入れ方に違いが出てきます。
ちなみに、「指導」受け入れたいと考えている人には若い人が多く、逆はお年を召した方が多いと感じます。
そして、「指導」を受け入れたいと考えている人は、何を教えても吸収が早く感じます。
これは単純に、やる気があるか無いか、「姿勢」の問題だと思われます。
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