実力以上のお仕事を引き受けるか断るか?!成果は大事だが失敗をしては意味がない!!
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はじめに
お仕事の依頼には、様々なの物があります。
今まで経験していて、「簡単」と思われる物から、「超難解」と思われる物まで。
お仕事の依頼は、自分の能力に合わせて来る物ではないので、お仕事を「引き受ける」か「お断りをする」かは、本人に委ねれる部分があります。
ここで、自分の能力を過信しすぎて、やれもしない事を引き受け、「最終的に無理でした」と言う事が、一番ダメな結果です。
とは言え、少々危険でも、やり切る事ができれば、それは自信に繋がります。
どちらが良いのかというと、答えは、そのお仕事に対する魅力と自分の覚悟に左右される物となります。
実力の範囲
「自分の実力」を100%理解している人は、多くはいません。
大抵の人は、「50%ほどが自分の実力」と考えています。
「超難解」な、お仕事であっても、誰かのほんの僅かなアドバイスで、なんとか完遂できる事が多くあるからです。
従って、本来の「自分の実力」の把握をする事が必要となります。
「自分の実力」を遥かに上回るお仕事の依頼があった時、引き受ける事にためらうと思います。
それを「臆病」と、思わない様にしてください。
お仕事は、完遂しなくてはいけない物です。
一度、引き受けてしまったら、必ず終わらせなくてはいけません。
従って、お仕事を引き受ける際にためらう事は、「自分の実力」で、対応が可能であるのかを考えて、答えを出す必要があります。
「お仕事を引き受け、自分には難しく、できませんでした」が、一番ダメな結果なのです。
それでも挑戦をする
「自分の実力」に少々不安があっても、立ち向かってみる事も、時には重要な行動です。
今まで、経験がなかった事や、知らない知識を得るチャンスでもあります。
「できない事」を前向きに捉え、「できる様になる事」を目標にする事は、社会人としての成長に繋がります。
努力や苦労は、経験として蓄積されるでしょう。
聞き取りをした人や相談をした人とは、人脈ができるでしょう。
「自分の実力」以上のお仕事には、リスクがありますが、それだけ得るものも、多くあります。
もちろん、恐れる気持ちは大切ですが、成長をする為には、常に「自分の実力」を超える必要があります。
挑戦をせずに諦める
「自分の実力」では、引き受ける事ができない、その様なお仕事はあります。
その様なお仕事を無理矢理、引き受けてしまうと、作業はしても、お仕事は終わらず、「収集のつかない状態」となってしまいます。
この「収集のつかない状態」になってから、他の誰かに助けてもらっても、すぐに正常な道に戻る事はできません。
原因は、正常な道を見失っているからです。
そうなってしまっては、初めからやり直すしか、なくなってしまいます。
その結果、非常に残念ですが、それまでの手間や時間は、「無駄な事」となってしまいます。
もし、止むを得ず、「自分の実力」以上の、お仕事を引き受けなくてはいけない場合は、必ずアドバイザーを付けて頂きましょう。
アドバイザーは作業に直接、手を出す事はありませんが、自分が道に迷いそうな時は相談をし、道に迷っている時は指摘をして頂けます。
その為にも、自分の行った作業については、アドバイザーと共有する必要がありますが、作業日誌を付けていると思えば、大した事のない作業です。
お仕事の経験が浅いと、全てが「自分の実力」を超えたお仕事となります。
従って、先輩や上司が、アドバイザーとなるケースが多くあります。
もし、完全に放置で、「自分の実力」を超えるお仕事を強要されてしまった場合は、全力でお断りをするか、対応が可能な部分に限定をして引き受けましょう。
最悪、「お仕事が失敗しても良いなら」という条件を付けるのも良いでしょう。
「できない事をやらされる」事は非常にリスクを伴います。
その様なリスクに対しては敏感になり、しっかりと対応をする様にしましょう。
simacatより一言
「自分の技術力で、お仕事をこなす事ができるのか?」と言う意味合いで、「スキルマッチ」と言う言葉が使われます。
「スキルマッチ」は、技術力には問題がないと言う意味となり、「スキルアンマッチ」や「スキルミスマッチ」は技術力が劣っていると言う意味となります。
お仕事に対して「スキルマッチ」の幅を広げることにより、多くのお仕事を引き受けられる様になります。
そして、「スキルインベントリ」という言葉があります。
「インベントリ」は、棚卸し資産や在庫といった意味があります。
「スキルインベントリ」は、そのままの意味で、「どれくらいのスキルを身につけているか?」という情報となります。
元々、技術力の側面が強かったのですが、現在では業界の知識や業務知識も「スキルインベントリ」で表現されています。
長い間、製造業でお仕事をされてきた方は、「リードタイム」や「部品表」などは当たり前の用語だと思いますが、別の業界では、意味の分からない用語となります。
こうした知識を自分自身で管理をしておく事により、さらに知識の掘り下げや、他業界の知識を得ることにつなげる事ができます。
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