リスケについてざっくり解説？！リスケの原因を知り、対策を考えよう？！

【ざっくり解説】お仕事でのリスケとは？！意味と原因と対策とは？！頻発している時にやるべき事とは？！

聞き流し用動画（YouTube）

はじめに

お仕事は基本的に「いつから始めて、いつまでに終わらせる」という情報である「スケジュール（作業予定）」を決めておこないます。

これは「予算」や「納期」がある為です。

そして、この「スケジュール」を守らないと、「納期の遅延」が発生する可能性があります。

「納期の遅延」が発生することで「納品の遅延」になります。

この「納品の遅延」が、「会社全体を揺るがす事態に繋がる可能性」もあります。

よって「スケジュール」はとても重要な情報になります。

しかし時々、「スケジュールが変更になる」ことがあります。

これを「リスケ」と呼んでいます。

今回は「リスケ」について触れたいと思います。

どうしても納期に間に合わない時、「お客様や関連する社内部門との協議」の上、スケジュールの変更をおこないます。

しかし、あまりにも多く「リスケ」が発生すると、「予定はあって無いような物」になります。

「リスケはなぜ発生するのか？」「リスケが頻発した時、どうすれば良いのか？」、これらの参考にして頂きたいと思います。

リスケとは

「リスケ」とは「リスケジュール（reschedule）」の略となります。

「リスケ」の前に、「スケジュール（schedule）」について触れておきます。

「スケジュール」は「予定、もしくは日程」です。

「スケジュール」により、「お仕事をいつから始めて、いつまでに終わらせる」ということが決まります。

もし「スケジュール通りに終わらせられない」場合でかつ、「スケジュールが変更できない」場合は、「残業や休日出勤してでも終わらせる」必要があります。

そして「リスケ」とは、さまざまな原因で発生する「スケジュールの変更」になります。

「リスケ」により、「当初の予定」と比べ、「早く開始しなくてはいけない」「早く終わらせなくてはいけない」などの事態が発生する可能性があります。

また、「作業の開始や終了を遅らせるリスケ」というのも時々発生します。

具体的に一般的なお仕事で「リスケが発生する原因」をご紹介します。

以上、「リスケが発生する原因」になります。

「リスケ」が発生する前に「お客様や関連する社内部門との調整」をおこないます。

この時「本当にスケジュールの変更が必要なのか？」という話し合いからはじまります。

そして、「変更が必要」となった場合、「納期の変更」や「作業の優先順の見直し」などの協議がおこなわれ、その結果が「リスケ」になります。

ちなみに、「自責」と「他責」という言葉があります。

「自責」は「自分、または自社に責任がある」、「他責」は「自分、または自社に責任がない」という「責任の所在の指標」になります。

これは「リスケが発生した原因」が「自分、または自社にあるのか？」「自分、または自社にないのか？」により決まります。

例えば、「社内においてスケジュールの誤認やミスが発生した」場合、「その原因は自分、または自社にある」ので、「自責」になります。

「お客様やパートナー企業から急な変更依頼や新たな要求が発生した」場合、「その原因は自分、または自社にない」ので、「他責」になります。

「自責」であれば、「お客様や関連する社内部門」に対して、「リスケをお願いする立場」になります。

逆に「他責」であれば「リスケをお願いされる立場」になります。

「他責」の場合は「リスケが不可能」であれば、「対応できない」と言う選択肢も可能になります。

しかし、「お仕事の完遂」という視点では「自責」にしても「他責」にしても「できるだけ前向きに対応を検討する姿勢」が求められます。

リスケの頻発

基本的には「さまざまな原因で発生した問題もリスケをおこなう事により解消されるはず」です。

理由は、それが「リスケをおこなう目的」である為です。

しかし、それでも「さらなるリスケをおこなわなくてはいけない事態」が発生することがあります。

これが「リスケの頻発」です。

一般的なお仕事で「リスケの頻発が発生する原因」をご紹介します。

スケジュールが楽観的

「所要時間を過小評価していた」「緊急事態や予期せぬ問題を想定していなかった」など、当初の予定が楽観的だった。

リソースの管理が不十分

「必要なスキルや人数が不足している」「複数の作業でおなじ人材や設備を共有している」など、リソースが不足していた。

コミュニケーションの欠如

「チーム内で進捗状況や問題点が把握されていない」「関係者間でスケジュールに対する理解や協力が不足している」など、コミュニケーションが欠如していた。

予期せぬトラブルや変更

「システム障害や技術的な課題の発生」「天候や市場の変動などの外部からの影響の発生」など、予想していないトラブルが発生した。

関係性の見落とし

「作業の先行関係の見落とし」「主要となる要望の見落とし」など、作業関係に見落としがあった。

優先順位の変更の発生

「優先順位の高い作業の発生」「経営方針や戦略の変更による優先順位の変更」など、優先順位の変更が発生した。

管理が不十分

「スケジュールの進捗が管理されていない」「リスクの予測や対策が施されていなかった」など、管理が不十分だった。

個人の生産性の低下

「チームメンバーの健康問題や突然の休暇」「メンバーのモチベーションの低下」など、生産性が低下していた。

外部業者やパートナーの影響

「外部業者やパートナーの作業が予定通りに進んでいない」「必要な資材や製品の納期が遅延している」など、外部業者やパートナーの影響を受けている。

複雑な体制

「プロジェクトが大規模でかつ複雑な為、一元管理することが難しい」「多くの関係者が関わっている為、調整や合意形成が困難になっている」など、体制が複雑になっている。

以上、「リスケの頻発が発生する原因」になります

「リスケが頻発」すると、「リスケすること」に多くの時間を割かれてしまいます。

そして、何度も「リスケ」を繰り返していくうちに、「スケジュール」の意味がなくなってしまいます。

また、お仕事を担当する人は「昨日の夜まで見ていたスケジュールが、今日の朝に見たら変わっている」という状態になります。

そんな日が続いてしまうと、「スケジュールの信頼性」がなくなり、「日程を守る重要性」が薄れてしまいます。

もし、「リスケの頻発」が発生した場合、一旦作業を停止して、「やるべき事の見直し」をおこなうべきです。

「お客様や関係する社内部門」も一緒に、「今後はリスケをおこなわない前提で、必要な作業と期日を調整し確定させる」必要があります。

そして、「確定後に対応が必要な作業が発生した」場合、「リスケされたスケジュールのお仕事が完了した後におこなう」こととするべきです。

台帳管理をおこない、次の計画に漏れが発生しないように対策するようにしてください。

simacatから一言

お仕事をする人にとって、「スケジュール」は目標でもあります。

「定時で帰れるか？」「残業や休日出勤が必要か？」、その判断材料が「スケジュール」になる為です。

よって、その「スケジュール」がコロコロ変わってしまうと、判断ができず、さらに、その先が不透明になることから、「精神面に悪い影響」が出てしまいます。

とはいえ、「リスケは悪」ではありません。

「緊急事態」はいつでも発生する可能性がある為です。

「リスケ」は、この「緊急事態に対処する」ということです。

よって、「リスケは想定しておくべき」という考えも必要になります。

しかし、「頻発するリスケは悪」です。

理由は前述の通り、「スケジュールの意味がなくなる」為です。

よって、「スケジュール」を作成する時は「リスケしない事が前提」になります。

その為に、想定する作業時間に多少の余裕を持たせ、「簡単な作業なら、取りこんでも対応可能なようにしておく」などの対策があります。

よく「バッファをもたす」と言われているやつです。

このようにすることで、外見は「リスケ」をしていても、お仕事をおこなう人への負担軽減が可能になります。

最後に「頻繁なリスケ」により、「心が疲れてしまう人」がいます。

「心が疲れる」ことにより「ネガティブ思考」が強くなります。

そうすると、さらに「心の疲れ」が強くなります。

よって、できるだけ「平常心を保つ」ようにしてください。

その為に、「できることはやる、できないことは諦めるという割り切りの考え」と、
「貴重な体験をしているなど、ポジティブな側面を見つける」ことが重要になります。

また、「ストレス解消」や「周囲への相談」も「平常心を保つ為の行動」になります。

それでも「心の疲れがひどい」時は、お休みをして「自分自身と向き合う時間」を作るようにしてください。