お仕事で開き直る?!わからない、できない、終わらない、ミス、失敗?!開き直りは不安やストレスの対策?!
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はじめに
「お仕事が分からない」「お仕事ができない」「お仕事が終わらない」「お仕事でミスをした」「お仕事で失敗した」、お仕事ではいろいろな事があります。
そして、そのような時の「管理者や上司」の言葉に「不安やストレス」を感じる事があります。
そのような時は「開き直る」事も時には大切となります。
今回は「開き直り」について触れたいと思います。
お仕事が忙し過ぎて「自分の能力に不足を感じている人」は特に参考にして頂きたいと思います。
開き直り
「お仕事が予定通りに進まない」時は、「残業や休日出勤」などで「作業の挽回」をおこないます。
しかし、そんな日々が続いてしまう事により「自分の能力を疑い、自信を失ってしまう人」がいます。
「自信を失った時の考えかた」をご紹介します。
過度に自信を失う必要はない
確かに、「お仕事は人の能力により左右される部分」がありますが、実際には、そればかりが原因と言えない場合があります。
これは、「お仕事の割り当ては管理者の裁量でおこなわれる」為となります。
通常、「管理者」は「作業者の個々の能力を把握して、お仕事の割り当て」をおこないます。
しかし、「作業者の能力の把握ができていない」場合、「作業者の問題」と言い切る事はできません。
理由は、「作業者の能力を把握ができていない管理者に原因がある」為となります。
もちろん、「管理者だけの問題」というわけでもなく、他にも「状況の問題」「環境の問題」などが原因の可能性もあります。
とはいえ、「お仕事がなかなか終わらない」時に「自分の能力に不安やストレスを感じてしまう」事があるかも知れませんが、「過度に自信を失う必要はない」と考えるべきです。
お仕事をおこなう上で、「自信」を失ってしまうと、「やる気」まで失ってしまいます。
この「やる気」を失ってしまうと、お仕事全体にダメージが広がり、「評価が悪くなる」「戦力から外されてしまう」などとなる可能性があります。
責任は管理者にある
前述の通り、「お仕事の割り当て」は「管理者の責任」でおこなわれます。
そして、期限までにお仕事が終わらない時、それは「管理者の責任」となります。
このような背景がある為、期限までにお仕事が終わらない時は「管理者から叱責される」事となります。
しかし、この「叱責」により「落ち込んでしまう」事が、少なからずあります。
そして、この「落ち込み」により「お仕事の進み具合の悪化」がおこり、これがさらに「叱責される原因」となり、「悪循環」となります。
「悪循環」とならない為には、「できない事は、できない」「お仕事を割り当てる管理者にも責任がある」と考えるようにしてください。
もちろん、「心の中」で、愚痴っても構いません。
そうする事で「落ち込みを防ぐ」事ができます。
「落ち込みを防ぐ」事により、「お仕事の進み具合の悪化を防げる可能性」があります。
また、「休みたいと考えた時が休む時」と考える事も重要です。
管理者から「無責任」と言われるかも知れませんが、「個々のお仕事についての責任」はあっても、「お仕事全体の責任」はありません。
以上、「自信を失った時の考えかた」になります
この「自信を失った時の考えかた」により「行動が変わる」事になります。
それまでは「言われるがまま、お仕事をしていた作業者」が、急に「責任はない」「休みたいから休む」という行動になる為です。
これは「作業者」から見ると「自分を守る為の行動」ですが、「管理者」から見ると「急激な管理の変更が求められる行動」となります。
よって「管理者」には「良い事」ではありません。
そして、このような「作業者の行動の変化」を「開き直る」と言われる事があります。
「開き直る」とは「急に厳しくなる、急にふてぶてしくなる、など急に態度を変える」事で、「居直る」とも言われています。
とはいえ「開き直り」は、「悩み過ぎて物事が進まなくなった時に諦めて考え方や行動を変える」という「前向きな発想」もあります。
あえて、これを「前向きな開き直り」と表現します。
この「前向きな開き直り」は、お仕事の色々な場面で役立ちます。
お仕事で見られる「前向きな開き直りの姿勢」をご紹介します。
失敗やミスを起こした時
「失敗やミスを起こした」時、その経験を前向きに捉えて、それを学びとする。
計画変更の時
「予期せぬ変更や状況の変化が生じた」時、柔軟に対応し、新しい計画や戦略を立てて前進する。
批判的な意見や評価を受けた時
「批判的な意見や評価を受けた」時、感情的にならずに冷静に受け止め、改善点を見つけ出す。
新しい業務や役割に挑戦する時
「新しい業務や役割に挑戦する」時、不安や緊張感を前向きなエネルギーに変えて、新たな挑戦として意欲的に取り組む。
誤解や意見の不一致が生じた時
「コミュニケーションの中で誤解や意見の不一致が発生した」時、冷静に対話し適切な調整を前向きにおこなう。
期限の切迫や問題が発生した時
「期限が迫っている」時や「予期せぬ問題が発生した」時、焦らず冷静に取り組み、適切に業務を遂行させる為に努力する。
プレゼンテーションや会議で失敗した時
「プレゼンテーションや会議での失敗」や「質問に対する回答不足」があった時、次の機会に向けて十分な準備や学習をおこなう。
以上、「前向きな開き直りの姿勢」となります
「前向きな開き直り」は、「自分の成長や改善」につながる可能性があります。
よって、この「前向きな開き直り」で「落ち込み」や「自信の喪失」を防ぎ、「自己成長」に利用して頂きたいと思います。
自分の能力に不安を感じた時
「開き直りの目的」は「自分の能力の過度な疑いを防止する」事です。
「不安やストレスを感じる事」を止める事はできません。
しかし、「さらに大きく膨らむ事を防ぐ事は可能」です。
「自分の能力に不安を感じた時に意識する事」をご紹介します。
すべての責任を自分だけで背負う必要はない
お仕事で「責任の所在」について語られる事があります。
もちろん、「与えられたお仕事について責任を持っておこなう」事は「大切」です。
しかし「能力を超えたお仕事の量」を押し付けられても、責任は取れません。
「能力を超えたお仕事の量」を押し付けられた場合は、「押し付けた管理者」に問題があります。
また、「同じお仕事をする人の急なお休み」により、カバーする為に「能力を超えたお仕事の量」を割り当てられる場合があります。
この場合の責任は「お休みをした人」や「お仕事を割り当てた管理者」にもあります。
よって、「すべての責任を自分だけで背負う必要」はありません。
自分の能力を疑っても解決しない
「管理者の視点」では「作業者がどれくらいのお仕事をこなせるのか?」について、「作業者の個々の能力」を考えながら、「お仕事の割り当て」をおこなっています。
しかし、「新規のお仕事」では「お仕事の難易度」が分からない為、「能力を超えたお仕事の量」が、割り当てられる可能性があります。
これは「お仕事の進み具合の予測」ができない為、「仕方がない事」ですが、その結果として「作業の進み具合が良い担当者」へ、お仕事がどんどん「再割り当て」されていきます。
しかし、お仕事が始まってから時間が経つにつれて、「お仕事の難易度」が把握できるようになります。
すると「作業者の能力に合わせたお仕事の割り当て」が可能となります。
したがって、「お仕事の量が多い状態」が、ずっと続く事は「基本的」にありません。
もし、慢性的に「お仕事の量が多い状態」の場合は、「管理者が自分のお仕事をしていない」、もしくは「人手不足の状態」です。
いずれにしても、「自分の能力」を疑っても、解決する事はありません。
疲れたら休む
「能力を超えたお仕事の量」により、残業が続いたり、休日出勤をしたりしなくてはいけない場合があります。
これが続くと、ゆっくり休む事が出来ず「疲れ」から頭の回転が鈍くなり、「普段の力」が発揮できなくなります。
「普段の力」とは、「管理者が把握している対応可能なお仕事の量」です。
「対応できるお仕事の量が下がっている」場合、本来は「疲れが原因」ですが、ほとんどの人は「自分の能力」を疑ってしまいます。
その結果、「自信が失われ」、そして余計に「お仕事の進み具合」が悪くなります。
「疲れが原因」の時は、その事をしっかりと認識し、「休息を取る」など、「自分自身で対処する」必要があります。
そして、「自信を失う事の危険性」となります。
「自信を失い続けていく」と、「自分を責める考えかた」が、はじまってしまいます。
これにより「自分に存在意義はない」「自分は不要な存在」といった「考えかた」が止まらなくなっていきます。
そして、このような「考えかた」をしていると「体の不調」や「心の不調」となります。
この状態になると、「お仕事の進み具合の低下」を気にするよりも、「このまま、お仕事が続けられるのか?」を気にしなくてはいけません。
そもそもは「疲れ」から「対応可能なお仕事の量の低下」となっています。
まずは「疲れ」を感じた時に「休息をとる」事を徹底するようにしてください。
「疲れ」を癒して、「普段の力」が発揮できるようになれば、「失った自信」を取り戻す事ができます。
以上、「自分の能力に不安を感じた時に意識する事」となります
「お仕事が忙し過ぎて、どうにもならない」と思った時、「開き直り」と「自分の能力に不安を感じた時に意識する事」を思い出して頂きたいと思います。
とはいえ、あくまでも「自分の能力に不安を感じてしまう時の限定的な考えかた」としてください。
普段からこのような考えかたをして行動をしていると、「評価を下げてしまう危険性」がある為です。
よって、「最終的な自己防衛策として参考にする程度」としてください。
simacatから一言
「働き方改革」にて、過度な残業や休日出勤は、なくなりつつあると言われています。
しかし、「国からの鶴の一声」で、今まで存在した残業や休日出勤が、なくなる訳がありません。
DX化したからと言って、簡単に「お仕事の量」を減らせるわけがありません。
それでは、「誰が補っているのか?」となります。
それは、「残業や休日出勤をカウントされない人たち」となります。
「管理職」や「請負契約を結んでいるフリーランスの人」たちです。
本来の働き方改革は、「従業員を増やしてワークシェアリングをおこない、残業や休日出勤を減らす」という目的の筈なのですが、企業が人を雇う事をしない為に、その皺寄せが発生しています。
いつか、誰にも皺寄せのない、本当の意味での「働き方改革によるワークシェアリング」ができる事を願っています。
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