ステレオタイプとは?!わかりやすく言うと固定観念や思い込み?!お仕事でのメリットとデメリットとは?!
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はじめに
「ステレオタイプ」という言葉を耳にした事はないでしょうか?
聞いた事がない人は「音楽関係のなにか?」と考えるでしょう。
今回は「ステレオタイプ」について触れたいと思います。
「ステレオタイプ」について、正しい理解の上、正しく利用して頂きたいと思います。
ステレオタイプとは
「ステレオタイプ」とは「社会に広く浸透している固定観念や根拠のないイメージのこと」となります。
「型通りにしかおこなえない人」「一定の考えかたややりかたに従うことしかできない人」が「ステレオタイプ」と呼ばれます。
印刷技術で利用されていた「ステロ版」という「印刷をおこなう際の原版」が語源となります。
「ステレオタイプ」とは「社会に広く浸透している固定観念や根拠のないイメージ」に縛られている状態となります。
そして、「固定観念や根拠のないイメージ」と同じ意味合いの言葉で「差別や偏見」という物があります。
こちらは「ネガティブなイメージ」で利用され、そして「行動」がともなっています。
「ステレオタイプ」は「ポジティブ」「ネガティブ」に関係なく、「社会に広く浸透している固定観念や根拠のないイメージ」なのでこの点が大きく異なります。
たとえば「お茶出しは女性がやるもの」「若い人から先に挨拶をおこなう」など、根拠はないのですが誰もが持っているイメージがあります。
これらが「ステレオタイプ」となります。
しかし、女性がお茶だしをしなくてはいけない規則はありませんし、率先して挨拶をする社長もいます。
よって、「ステレオタイプ」と「差別や偏見」とは意味合いが異なっているのですが、「差別や偏見に利用される材料となる可能性がある」という点には注意が必要となります。
ステレオタイプのメリットとデメリット
「ステレオタイプのメリットとデメリット」についてとなります。
ステレオタイプのメリット
「ステレオタイプのメリット」は、「行動が早くなる点」となります。
すでに「ステレオタイプ」により、考えかたが固定されています。
これは、「行動の判断を迫られた時のパターンが決められている」と言い換える事ができます。
よって、ほぼ「反射的に行動を決定する」事ができます。
そして、「考えの整理」にも時間がかかりません。
「考えるべき事柄」がある時、様々なパターンを検討する必要はなく、「ステレオタイプ」により取捨選択をする事ができます。
よって、「行動」にしても「考え」にしても、「時間」や「労力」を極力減らす事ができます。
また、お仕事でも考えかたが固定されている為、「基準」がハッキリとしています。
人を評価する時など、「人で判断」するのではなく、あくまでも「成果で判断」をする事ができます。
ステレオタイプのデメリット
「ステレオタイプのデメリット」は「社会に広く浸透している固定観念や根拠のないイメージ」が正しくない場合の時に強くあらわれます。
聞いた事や感じた事を盲目的に信じて従う事が「ステレオタイプ」となります。
「信憑性の確認」もしないので、「誤った情報」に踊らされてしまう事があります。
そして、その「誤った情報」から「差別や偏見」を知らないうちにおこなってしまう事もあります。
「誤った情報」により、自分が損をしているうちはまだ良いのですが、「他人に迷惑をかけて被害を与えてしまう可能性」があります。
また、「ステレオタイプのデメリット」として、「考えの固執」があり、これにより「思考停止の状態」となるケースとなります。
たとえば、お仕事では「先輩がこうやっていたから正しい」という考えかたです。
「先輩の指導」に従う事は問題ありません。
しかし、お仕事自体がいつまでも「同じ状態」であるとは限りません。
よって、一定の周期で「お仕事の見直し」をおこない、場合によっては、「先輩の指導に反する事」もおこなわなくてはいけません。
この「お仕事の見直し」や「先輩の指導に反する事」ができないのが「考えの固執」となり、これが「ステレオタイプの特徴」となります。
以上、「ステレオタイプのメリットとデメリット」でした。
「ステレオタイプ」にも「良い部分」と「悪い部分」があります。
それぞれ特徴があるのですが、「デメリット」の「誤った情報に踊らされる事」だけには十分にお気をつけください。
simacatより一言
「ステレオタイプ」でも、そうではなくても、適性のあるお仕事は存在します。
よって、「ステレオタイプが良い悪い」ではありません。
お仕事をおこなう時は、そのお仕事にあわせた動きをする必要があります。
型通りにおこなう事も必要です。
型から外れる事も必要です。
このように作業により「ステレオタイプ」を上手に使い分けられる事が理想となります。
とはいえ、今まで「型通り」だった人が「型から外れる」というのは色々と考える事が増える為、難しいかも知れません。
もちろん、「性格の問題」もあります。
もし、「型から外れる」事を考えるなら、少しでも「調べる事」をおこなってください。
「調べる癖」をつけ、「調べる事」に慣れる事は、常に「社会に広く浸透している固定観念や根拠のないイメージ」を疑う行為となります。
疑う行為にて疑問を持ち、その疑問が解決された時、それは「自分なりの考えかた」となります。
そして、この「自分なりの考えかた」が「信じる根拠」となります。
「ステレオタイプ」の問題点は「考える事をしない事」「信じる根拠がないのに信じてしまう事」です。
「疑う行為」はこうした問題点を解決します。
自分自身が「ステレオタイプに問題がある」と感じた時は、ぜひ「疑う行為」を取り入れるようにしてください。
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