説明力とは?!お話しの内容の理解に聞き手の理解力を全振りさせる説明?!理解できない時はお願いしてみよう?!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
お仕事で分からない事があると、まわりで知っていそうな人を探して質問をします。
しかし、一生懸命、説明して頂けるのですが、まったく理解ができない時があります。
これは、「自分の理解力」に問題があるのかも知れませんが、「相手の説明力」に問題がある可能性もあります。
自分が理解をするまで、しつこく聞くのも悪い気がします。
しかし、お仕事が止まってしまうので、聞くしかありません。
精神的に、非常につらい思いをします。
そして、つらい思いを続けているうちに、心が疲れてしまいます。
心が疲れた結果、聞く事を諦めてしまうと、それが大きな問題として、表面化する場合があります。
これも精神的に、非常につらい思いをする事となります。
分からないから、質問をします。
質問をした以上、分からない事が解消され、理解をする必要があります。
今回は「説明力」について触れたいと思います。
質問をしても理解ができない時、「説明する側」に問題があるかも知れません。
そのような時の「工夫」の参考にして頂ければと思います。
説明力とは
「説明力」とは、「説明をする人」が、「聞き手に理解されやすい形で説明をおこなう力」となります。
「聞き手」にあわせた説明をおこなう事により、「聞き手」は、お話しの内容にのみ「理解力」を使う事で、理解がされやすくなります。
「説明力のある人の特徴」となります。
- 適切な言葉を使う
- 簡素な言い回しをする
- 構成が分かりやすい
こうした特徴により、「聞き手」が楽に説明を受け入れられる為、お話しの内容にのみ「理解力」を使う事ができます。
一方、「説明力のない人の特徴」となります。
- 適切な言葉が選択できない
- 複雑な言い回しをする
- 構成にまとまりがない
こうした特徴により、「聞き手」は、お話しについていく為に「理解力」を使う事となります。
その結果、お話しを聞いているだけとなり、「内容の理解」をおこなう事ができなくなります。
一般的に、この状態は「混乱」と呼ばれています。
「説明力のない人」から、いくら説明を受けても、「聞き手を混乱」させてしまう事となります。
もし、質問をした相手が「説明力のない人」の場合、説明を受ける時に、「説明の工夫」をお願いする必要があります。
説明を受ける時のお願い
「説明力のない人の説明」を理解する為には、説明をする人に「説明の工夫」をお願いする必要があります。
「説明を受けても理解ができない」場合、説明をする人も、説明を受ける人も、両方とも意味のない時間を過ごす事となります。
こうした事態を避ける為にも説明をする人に対して、「説明を受ける時のお願い」をします。
「説明の工夫」として「説明を受ける時のお願い」をする事により、聞き手ができるだけ「内容の理解」に「理解力」を使う事ができるようになります。
「説明を受ける時のお願い」を挙げます。
- 最適な言葉の使用
- 文章ではなく列挙
- 回答と理由を繰り返す
「説明を受ける時のお願い」を掘り下げます。
最適な言葉の使用
これは、「専門用語や難しい言葉を利用しない」という事ではなく、「聞き手にとって最適な言葉」という意味となります。
お仕事の内容や聞き手の能力によっては、専門用語を利用した方が分かりやすい場合がある為となります。
とはいえ、「聞き手にとって最適な言葉が分からない」場合があります。
この場合は、そのまま、「専門用語や難しい言葉を利用しない」とするべきとなります。
文章ではなく列挙
「複雑な言い回し」をされてしまうと、「聞き手が理解をするポイントを探す」事となり、その結果、「理解力」はお話しについていく為に使われる事となります。
しかし、お話しには、その人の「癖」が出てしまいます。
「文章ではなく列挙」とするのは、「癖」を消す為となります。
「文章ではなく列挙」とする事で、「箇条書き」のような話し方となります。
しかし、変な「癖」がなくなり、「聞き手が理解をしたいポイント」のみを聞き取る事ができる為、そのポイントのみに「理解力」を使う事ができます。
回答と理由を繰り返す
「まとまりのない構成」をされてしまった時も、「聞き手が理解をするポイントを探す」事となり、その結果、そこに「理解力」が使われる事となります。
そして、この「まとまりのない構成」により、「言っている事が変わってしまう」場合もある為、「聞き手を混乱させる一番の原因」となります。
基本的に質問に対する回答の説明となるので、「質問に対する回答と理由」だけが理解できれば、「聞き手」の目的は果たされます。
「聞き手が理解をするポイント」に絞り込む事により、そのポイントのみに「理解力」を使う事ができます。
以上、「説明を受ける時のお願い」でした。
「説明をするのが苦手」という人は、「説明を受ける時のお願い」を自身で実践して頂きたいと思います。
少々、「説明が淡白」と思われてしまうかも知れませんが、この説明は「質問に対する回答が目的」となります。
「説明が淡白」であっても、「聞き手の理解」を優先させる事が「説明力」となります。
simacatより一言
「説明力」は、「説明」をしないと向上する事はありません。
これは、「説明」により、「理解をされやすい形が、自分自身で見つけられる為」となります。
「説明力」のある人は、この「理解されやすい形」を理解している為、それにもとづき、文章を作り、お話しをしています。
よく、「口が達者な人」「会話がうまい人」が、「説明力がある」と思われがちですが、これは誤りです。
「お話しをする事」と「説明をする事」は、別の物と考えてください。
したがって、「人との会話が苦手」、だから「説明が苦手」とならないように、お考えください。
「説明」は、「聞き手に理解をさせる事」が目的となります。
それが片言であっても、目的が達成できれば、何の問題もありません。
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