疑問の放置は問題の先送り!!疑問を感じた事は深掘りの癖をつけよう!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
自分で作業をしていると、疑問に思う部分が出てくる事があります。
「まぁ、それほど影響はないだろう」「調べるのが面倒臭い」と思い疑問を放置して、そのまま作業を進める事があります。
しかし、他の人も同じ様に思う事なのです。
放置しても、様々な人から指摘を受けて、結局は調べる事となるのです。
疑問を持ったら放置せず、しっかりと掘り下げて、回答を見つける癖を身に付けましょう。
疑問を掘り下げるとは
疑問を感じた時、その疑問について、回答を得る動きをする事を「掘り下げる」と表現をします。
「なぜ、この様にしたんだっけ?」「本当にこれで正しいのか?」「この後、どうするんだっけ?」などと、感じる事が疑問です。
「掘り下げる」とは、それぞれの疑問について、調べて答えを得る事です。
疑問を感じる為には思考力が必要
思考力は、頭で思い描く力です。
作業をしながら、思考する事により、疑問は生まれます。
思考する為には、行なっている作業を理解する必要があります。
作業を理解し、思考する事により、疑問が生まれるのです。
常に「なぜ行うのか?」「何の為に行うのか?」「行った影響は?」を考える事により、思考力は高まって行きます。
別の疑問が生まれる
疑問を持ち、回答を求めている間に、別の疑問が生まれるかも知れません。
特に、慣れていない作業を行った時には、よくある事です。
疑問の連鎖が発生すると、「本来の作業の目的」を忘れてしまう事があります。
「本来の作業の目的」があり、その流れから疑問が生まれた事を忘れない様にする必要があります。
こればかりは、頭の中だけで解決をする事は不可能です。
従って、パソコンでもノートでも構いせんので、書き出す事(ドキュメント化)を行い、関連性を示す様な図を書きながら、問題の解決を行う様にしましょう。
「本来の作業の目的」の疑問に対する回答を肉付けする事により、理論武装をする事となります。
自分だけでは限界がある
疑問は、自分だけで解決できる事が望ましいのですが、限界もあります。
従って有識者への質問が、必要となる場面があります。
この場合、確認をした事を一度ドキュメント化をし、回答内容について、確認を行う様にしましょう。
そして、一度確認した事を再び質問をする事が無いようにする事が礼儀です。
よくある事なのですが、有識者の認識が、周囲の方と違う事があります。
この場合、正しいのか間違っているのかは、状況によって変わってきます。
従って、有識者への質問事項と回答内容は、周囲の方と共有をする必要があります。
同じ認識を持って質問をし、回答によって、同じ知識をえる事により、認識の違いを避ける事ができます。
リスク
作業について、何も考えずに行なっていると、疑問を感じる事はできません。
一見、その方が何の問題も生まれず、幸せな気もします。
しかし、「何かが起きた時」に、対処をする事が難しくなります。
何かが起きた時とは、「トラブル」であったり「問合せ」であったり、色々とあります。
行なっている作業で、トラブルが発生した時に、「迷惑をかける所」も分かりません。
行なっている作業で、問合せがあった時に、「回答をする」事もできません。
これらを「リスク」と言います。
リスクヘッジ(危機管理対策)
そして、リスクに対する事前の準備を「リスク回避」や「リスク発生時の早急対応」など、リスクヘッジ(もしくは「危機管理対策」)と言います。
事前に準備をしておく事により、「トラブル発生時は迷惑をかける所への連絡」が行えますし、「問合せ時には、直ぐに回答」を行う事ができます。
疑問を感じ回答を得る癖をつける
そして、このリスクヘッジを行う為には、作業に疑問を感じ、その疑問に対する回答を求めておく必要があります。
従って、何かの作業を行う時は必ず、「疑問を感じ回答を得る癖」を身に付けておきましょう。
具体的には、作業を行う際や依頼を受ける際は、「なぜ行うのか?」「どの様に行うのか?」「行なった影響は?」を確認すると良いでしょう。
その場で回答が得られるとは限りませんが、回答を頂くまでは、作業や依頼は行わない方が得策です。
何故ならば、行なった結果、何かが起きた時は全て自分にリスクが降りかかってくるからです。
作業や依頼を受けると言う事は、リスクも背負うと言う事を認識しましょう。
simacatから一言
リスクヘッジのお話しをしましたが、リスクヘッジにかかる時間(費用)に対して、効果が無い物もあります。
やはり、費用対効果を考慮にいれる必要はあります。
とは言え、疑問を持つと言う事は、その作業に真剣に向き合っている事とも言えます。
せっかく真剣に向き合っている作業ですので、「自分が一番知っている」と自信が持てるまで、掘り下げてみたい物です。
周りの状況を見ながら、掘り下げてみては如何でしょうか?
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