人とお話しをする時は癖に注意?!お互いを理解するための姿勢を考える!!
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はじめに
お仕事で「人とお話しをする」事は、普通のコミュニケーションとして、日頃から行われています。
この「人とお話しをする」という行動は、「口から出る言葉」もそうですし、「メモやメールなどの文章」も同様と、お考えください。
相手がアウトプットした考えを、自分がインプットして、その内容を「理解」します。
よくあるのが、この「理解」が、相手の考えと一致しておらず、ズレが生まれる事です。
したがって、「人とお話しをする」という事は、相手の考えのアウトプットに対して、自分がインプットを行い、「理解」をして、「理解」をした内容を相手に対してアウトプットを行い、考えが一致している事を確認して、一連の行動を終了させる必要があります。
一連の行動を言葉にすると、意外に複雑となりますが、これが「人とお話しをする」事となります。
ただでさえ、複雑な行動となりますので、お話しをする時は、「相手は自分に対して」、「自分は相手に対して」、「お話しをする姿勢」が必要となります。
そんな、「お話しをする姿勢」ですが、いくつか注意をする点がございますので、ご紹介いたします。
相手のお話しを聞く
「お話しをする姿勢」には、当たり前ですが、「相手のお話しを聞く」事が必要となります。
「相手のお話しを聞く」とは、相手の考えのアウトプットを自分が受け止める事となります。
人は「癖」があります。
会話をする時は、声量や声色が、自分にとって聞き取りづらい時があります。
文章の時は、言葉の使い方やつなぎ方が、理解しずらい時があります。
また、それらが「生理的に受け付けない」場合もあるかも知れません。
しかし、そのような場合でも、分からない事があるなら確認をし、しっかりと「相手のアウトプットを受け取る」必要があります。
そして、受け取ったアウトプットから、相手が何を伝えたいのかを「推測」します。
「推測」は、複雑な事柄の場合、時間がかかります。
しかし、ここで重要なのが「分かったフリをしない」事です。
「推測」に足りない情報があれば、相手にそれを伝え、情報を補足していく必要があります。
そして、「推測」した結果を「理解した内容」として、相手にアウトプットします。
ここで、注意点があります。
このアウトプットの内容が、「相手の考えと一致」している事を必ず確認してください。
相手は相手自身の考えなので、そこまで深く考える事はしませんが、自分自身は他人の考えとなります。
この「相手の考えと一致」の確認をする事により、「理解のズレ」を減らす事ができます。
お話しを理解するために癖をなくす
お話しを理解するためには、「癖をなくす工夫」が必要となります。
まず、相手も自分も、お互いの考えを理解する為に「癖をなくす工夫」が必要となります。
人は様々な「癖」があります。
それは「態度」であったり、「口癖」であったり、「方言やなまり」や「言い回し」も含まれます。
その「癖」は、本人には悪気がないのですが、自分が伝えたいことだけを伝え、相手の「理解」を無視した、一方的な行動となります。
「癖」は、自分で気付く事が難しく、気付く時は、相手からの指摘がキッカケとなります。
お話しを理解する事が難しい「癖」がある場合は、自分が理解をできるまで、何度も確認をする必要がありますが、これは効率的とはいえません。
今後のお話しにも影響するので、例えば「お話しが少々、難しいので、簡単な言葉にして頂けますか?」など、優しく「癖」を指摘して、改善をして頂きましょう。
もし、自分が「癖」を指摘された場合は、気分を害する事なく、前向きに改善をしてください。
そして、相手も自分も、お互いにお話しのペースを合わせることが、「お話しをする姿勢」となります。
お話しをする姿勢が感じられない
残念ながら、世の中には「お話しをする姿勢」を感じられない人がいます。
「強い口調」「言いっぱなし」「お話しを聞かない」など、「お話しをする姿勢」ではない時、特に、お仕事の場面で、このような行動をされてしまうと、失敗やトラブルが発生した時、「一方的に責任」を負わされてしまう」可能性があります。
「一方的に責任」を負わされないためにも、「聞こえないフリ」「理解をしていないフリ」をして下さい。
相手の考えと自分の考えの一致が、「理解」です。
「理解」をしている状態で、失敗やトラブルを発生させた場合は、「自分の責任」で、「自分の理解不足」が、原因となります。
そして、「理解不足を補う」ためには、お話しをする必要があります。
しかし、「お話しをする姿勢」を感じる事ができない相手に対しては、「理解不足を補う」事ができません。
「一方的に責任」を負わされた上、おなじ失敗やトラブルを発生させる可能性が、非常に高くなるので、「理解」をしていない事とした方が、「責任問題の回避」となります。
simacatより一言
お仕事では、「理解」以前に、「言った言わない」という議論が発生する時があります。
その場合は、「議事録」などの「記録」に頼る事となります。
しかし、お仕事とは言え、普段の会話まで「記録」に残す事は難しいと思います。
このような時は、自分が「理解」した事を「辞書」として作成して、職場全体で共有するようにしてください。
もし、考えの不一致が発生したら、訂正をすれば良いでしょう。
ただし、普段の会話とは言え、責任者や上司からの指示については、自分が「理解」をした考えを伝えると共に、「記録」をとるようにしてください。
「記録」は「メモ」でも構いません。
「記録」された内容は、「言われた事を忘れない」という意味でも、「責任問題の回避」という意味でも、自分自身をフォローしてくれる存在となります。
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