キャパオーバーとは?!お仕事ではキャパオーバーを防ぐ為の工夫が必要!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
お仕事の現場で、同僚の動きが止まっている姿を見かけたことはないでしょうか?
何かを考えている様子はうかがえるのですが、動きが止まっているような状態です。
また、同僚同士の会話でも、一方的に話しをしている人と、それをボーっと聞いている人を見かける事もあります。
「普通に考えているだけ」、「普通に聞いているだけ」であれば、よいのですが、ひょっとしたら「キャパオーバー」となっている可能性があります。
しかし、その様な事は他人事ではなく、自分の身に降りかかる可能性もあります。
「キャパオーバー」の状態を知る事なく、お仕事を続けられれば、それは一番良い事です。
とはいえ、備えと対処法については、知っておいても損は無いでしょう。
それは、自分の為でもありますし、人へのアドバイスに利用できるかも知れません。
キャパオーバーとは
「キャパオーバー」とは、キャパシティ(capacity)とオーバー( over)が組み合わせられた言葉です。
キャパシティは「容量」、オーバーは「超える」という意味となります。
お仕事の場での「キャパオーバー」は「能力の限界を超える」と言う意味で、使用されます。
エレベーターや電車なども、「キャパオーバー」という言葉が使用されますが、これは「定員数を超える」という意味となります。
本来のキャパシティは、「物理的容量」を指しますので、「定員数を超える」という使い方が、正しい意味合いとなりますが、この場合、英語では「over capacity」となります。
「キャパオーバー」は和製英語となりますので、ご注意ください。
ちなみに、人の能力の限界を指す場合は、「圧倒される」と言う意味で「overwhelm(オーバーウェゥム)」となりますが、正しい発音については、ご自身でお調べ下さい。
お仕事で、「キャパオーバー」となった時、頭がいっぱいいっぱいとなり、何から手をつけて良いのか、「考えがまとまらない」状態となります。
その結果、「動きが止まる」「会話が停止する」など、何もできなくなります。
「思考停止の状態」というよりも、「考え過ぎている状態」となる事が多く、パソコンなどでいう所の「暴走」に近い状態といえます。
キャパオーバーから復帰
「キャパオーバー」となった時、一刻も早く「キャパオーバーから復帰」をする必要があります。
その為に、一番良い行動は「休憩」となります。
一旦、その場から離れて、落ち着く事が一番の対処法となります。
そもそも、「考え過ぎ」により「キャパオーバー」が起きているので、一旦、考える事を停止させます。
そして、次に行うべき事は「整理」となります。
「選択肢」として、色々な考えがある中で、「選択」をしようとしているのですが、「どれも選べない」事で、「考え過ぎ」が発生します。
落ち着いた上で、「選択」をしなくてはいけなくなった、「キッカケ」を思い出しましょう。
そして、「キッカケ」に対して、「選択肢」の見直しを行います。
色々と「選択肢」を思い浮かべると思いますが、もし、「選択肢」の中から、答えが見つからない場合、それ以上、考える必要はありません。
それは、「分からない」という事なのです。
「分からない」事を「選択肢」から外す事で、「キャパオーバー」は発生してしまいます。
状況により、「分からない」と言いづらい時もあると思いますが、そこで「無理に答える」事をせず、「考えてみる」や「調べてみる」など、「時間をもらう」事を「選択肢」に入れましょう。
キャパオーバーを回避する
そもそも「キャパオーバー」にならない様に、「キャパオーバーを回避する」事を考えておくべきです。
「キャパオーバー」は、「自分の能力を超えた、考えや行動を迫られた時」に、起こる可能性が高い状態です。
逆にいうと、「自分の能力」をしっかりと把握していれば、「キャパオーバー」となる状態を回避する事ができます。
お仕事では、「自分にできる事」と「自分にはできない事」を理解する事で、「選択」による「考え過ぎ」を回避する事ができます。
また、「自分の状態」についても把握をしておく必要があります。
「疲れている状態」では、自分が考えている以上に「自分の能力は低下」しています。
その状態で、「いつもと同じ事」を考えたり、行ったりする事はできないと考えるべきです。
「自分の能力」と「自分の状態」をしっかりと把握をする事で、「キャパオーバー」の状態を回避する事ができます。
もう一つ、回避をする手段としては、人を頼る事です。
全てを自分だけで考えたり、行ったりをしようとせず、同僚などに助けを求める事も「選択肢」の一つとするべきです。
「キャパオーバー」となった時、困るのは自分だけではない場合があり、最悪、お仕事全体が、滞ってしまう場合もあります。
お仕事は「関係する全員で行う事」と考え、自分だけで抱え込まない様にしましょう。
simacatより一言
「キャパオーバー」となる時、頭の中にあるのは「自分だけで、なんとかしないと」という思いです。
しかし、なんとかできる事なら、「キャパオーバー」にはなりません。
「キャパオーバー」となる「前兆を捉える」事で、事前に防ぐ行動を取るべきです。
しかし、「前兆を捉える」事は難しいと思います。
もし、難しいようならば、「できない事はできない」と考え、それを周りに訴えるようにしましょう。
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