プレゼンテーションのテクニック?!話す速さと間が大事?!聞き手の記憶に残す為の工夫とは?!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
「プレゼンテーション」をしている時、「聞き手の興味のなさそうな顔」を見てしまい「マズイ!」「なんとかしないと!」と思うことはないでしょうか?
聞き手に興味を持ってもらえないと、「伝えたい事を聞き手の記憶に残す事」ができないと考えてしまい、それが「焦り」となります。
この「焦り」により「お話しの内容が飛ぶ」「言葉につまる」など「悪いほうへ向かってしまう」場合があります。
よって、「焦っても手遅れ」と考えて諦めたほうが、気持ちが楽になり、それ以上「悪いほうへ向かう」事を避ける事ができます。
とはいえ「諦める」前になんとかしたいと普通の人は考えます。
今回は「プレゼンテーションのテクニック」として「お話しの速さと間(マ)」について触れたいと思います。
「プレゼンテーションの目的」は「伝えたい事を聞き手の記憶に残す事」です。
「お話しの速さと間」にて「聞き手に軽いストレスをかける」事が「聞き手の記憶に残させる為の工夫」となります。
お話しの速さと間で聞き手にストレスを与える
「お話しの速さと間」により「聞き手に軽いストレスを与える」事ができます。
人は誰でも「単調なお話し」が続くと「集中力」が途切れてしまいます。
「集中力」が途切れてしまうと「関心」がなくなってしまいます。
「関心」がなくなる事により「プレゼンテーションの内容が記憶に残らない状態」となります。
よって「単調なお話し」にならない事が「聞き手の記憶に残させる為の工夫」となります。
その為の工夫が「お話しをする時には速さと間を利用する事」となります。
「お話しの速さ」とは「時には早く、時にはゆっくりとお話しをする事」です。
「お話しの間」とは「お話しの途中に間を作る事」です。
この「お話しの速さ」と「お話しの間」により、聞き手に「軽いストレス」をかける事ができ、これが「単調なお話しを回避する手段」となります。
伝えたいポイント
「お話しの速さと間」を考える上で「伝えたいポイント」を意識する必要があります。
前述のとおり「プレゼンテーションの目的」は「伝えたい事を聞き手の記憶に残す事」です。
しかし「プレゼンテーションの内容」に「不要な部分は無い」と考えて、全てを伝えようとする人が多くいます。
その結果、お話しが長くなり「聞き手の集中力が途切れてしまう」事となります。
「聞き手の集中力が途切れている状態」では「伝えたい事を相手の記憶に残す事」はできません。
よって「プレゼンテーションの内容の全てを聞き手にお話しをする」という考えは捨て下さい。
そして、「プレゼンテーションの内容」の中から「伝えたいポイント」を抜き出して下さい。
これが「聞き手の記憶に残したい事柄」となり、「聞き手の記憶に残せればプレゼンテーション成功」となります。
そして、この「伝えたいポイント」について、「ゆっくりお話しをする」「前後に間をおく」など「軽いストレス」をかける事により、「集中力の維持」がおこなえ、「聞き手の記憶に残す事」が可能となります。
合わせて「声の大きさで印象付ける」などでも同様の効果があります。
ちなみに「プレゼンテーション」にて、「お話しの速さと間の効果」は以下となります。
- 間を置く:静まりかえり話し手が注目される(寝ている人が起きる)
- 早く話す:聞き手は聞き流す(聞き手が集中力の回復をおこなえる)
- ゆっくり話す:聞き手が理解できる(伝えたい事柄の強調)
しかし、これにも加減があります。
- 間を置き過ぎる:プレゼンテーションではなくなる
- 早く話し過ぎる:聞き手に全く伝わらないプレゼンテーションとなる
- ゆっくりと話し過ぎる:単調なので聞き手の集中力が切れて、お話しの内容が記憶に残らない
「お話しの速さと間の効果」を理解して上手に利用するようにしてください。
例えば「聞き手の集中力が切れている」と感じたら「敢えて間をおき集中力を回復させる」「聞き手が集中している」と感じたら「敢えて早くお話しをして時間を短縮させる」などとなります。
敢えて間をおいたり、敢えて早く話したりする事などは「聞き手のストレスのコントロールをおこなう」事となり、「伝えたいポイントを聞き手の記憶に残す為のテクニック」となります。
simacatから一言
同じ内容のプレゼンテーションを何度もおこなっていると「聞き手が理解しづらいポイント」がある事に気づく時があります。
「聞き手が理解しづらいポイント」になると、「聞き手の集中力」が一気に下がってしまう為「その部分をどのように伝えるのか?」について工夫をする必要があります。
できれば「理解しやすくする」などの工夫が理想ですが、それも難しい場合があります。
このような時は、「一旦間をおき、聞き手の集中力を復活させる」事をお試し頂きたいと思います。
「話し手」であるこちらも、お話しをするのが楽になります。
また、限られた時間の中では「話す内容を聞き手に合わせる」という場面もあります。
このような場面に備えて「伝えたい事の中でも優先順位をつけておく」事をおすすめします。
これは「必ず伝える事」「伝えられれば良い事」などです。
無理やり「伝えたい事」を詰め込んでも「プレゼンテーションの内容が記憶に残らない状態」になっては意味がない為となります。
ちなみに、プレゼンテーションにて緊張をして、お話しに詰まってしまい「間」を空けてしまう事があります。
その「間」は非常に重たい空気となり、「話し手」は「不安」になり「焦り」を感じます。
この場合「間をおいているのは聞き手の注目を集める為」と考えて下さい。
「自分があえておこなっている」と考えると気持ちが少し落ち着きます。
とはいえ、あまりにも「間」が多い場合は「練習」をおこなうようにしてください。
この「練習」とは「録音をして聞き返す事」となります。
はじめは「非常に恥ずかしい」と思います。
しかし、プレゼンテーションの場で「恥ずかしい思い」をするよりはマシとお考え頂きたいと思います。
また、「声の大きさ」や「伝えたい事柄」の確認の為にも「管理者や同僚などを頼る事」も重要となります。
プレゼンテーションは「他人に対しておこなう事」となるので「自分の視点」ではなく「他人の視点が必要」となる為です。
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