お仕事でのロードマップとマイルストーンとは?!マイルストーンを作る事で期日を意識する事ができる?!
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はじめに
お仕事をしていると、「ロードマップ」と「マイルストーン」という言葉を耳にします。
どちらも「やるべき事を記した物」という認識で、問題はありません。
今回は、「ロードマップ」と「マイルストーン」について触れたいと思います。
「ロードマップ」を元にして「マイルストーン」を作ったり、「マイルストーン」を利用して「ロードマップ」を作ったり、使い方は色々です。
上手に活用して頂ければと思います。
ロードマップとマイルストーン
「ロードマップ」は「目的に向けた工程」、「マイルストーン」は「状況を知る事ができる物」となります。
お仕事には「目的」があります。
この「目的に向けて、どのような作業があるのか?」、それが「工程」となります。
この「工程」を並べて、「全体像を見える形」とした物が、「ロードマップ」となります。
「道路地図」をイメージして頂くと分かると思いますが、「道路地図」では、目的地へ向けた経路を知る事ができます。
お仕事における「ロードマップ」も、同じ意図で作られ、利用されます。
また、「おおまかな予定」も記載する必要があります
「工程Aは1ヶ月」、次の「工程Bは3ヶ月」など、「大まかな予定」を想定しておきます。
この「大まかな予定」を積み重ねる事で、「大まかな期日」を知る事ができます。
「ロードマップ」がある事により、「全体像の把握」がおこなえ、そして「お仕事に関係するすべての人」が、「やるべき事」「やるべき時期」を把握する事ができます。
そして、「マイルストーン」となります。
「マイルストーン」は、「現在の状況を知る事ができる物」であり、「想定した時期に起こるイベント」でもあります。
語源はそのまま、「アメリカの道路で1マイルごとに置かれた標石」となります。
お仕事の中では、「詳細」や「イベント」と言い換える事ができます。
例えば、「一日のお仕事」という「ロードマップ」があり、「目的は前日の売上情報の把握」とします。
「ロードマップの工程」は、「売上情報の収集」「売上情報の集計」「売上情報の帳票作成」とします。
「売上情報の収集」には、「収集対象の営業所から情報を集める」「集計に対応するフォーマットに変換する」など、さらに細かい作業があります。
この「細かい作業をいつおこなうのか?」を「マイルストーン」とする事ができます。
そして、「マイルストーン」により、「どのような作業があるのか?」を知る事ができます。
また、「自分はロードマップの中の、どの時点にいるのか?」も知る事ができます。
そして、「マイルストーン」には、「ロードマップにあわせた期日」を組み合わせる事ができます。
「マイルストーン」だけでも、「いつまでに、何をおこなわなくてはいけないのか?」を知る事ができます。
この「マイルストーン」から、「予定」や「スケジュール」を作る事ができます。
マイルストーンを作り期日を意識する
「マイルストーン」を作る事で期日を意識する事ができます。
「マイルストーン」では、「ロードマップに記された各工程で必要な作業」を決める事となります。
「ロードマップ」には、「期日」が設定されているので、「ロードマップで決められた期日に向けたマイルストーン」となります。
こうして、「マイルストーン」を作成する事により、「ロードマップ通りに作業を進める事を想定した作業一覧」を作る事ができます。
そして、「ロードマップ通りに作業を進める事を想定した作業一覧」からは、「実際の作業に必要な人の数や時間」を知る事ができます。
しかし、その結果「実現不可能なマイルストーン」ができる場合があります。
こうした場合は、「ロードマップ」を見直す必要があります。
次に「ロードマップ」となります。
基本的に「ロードマップ」を変更すると、「大きな影響」が発生します。
「マイルストーン」を変更する必要があり、その結果、「予定」や「スケジュール」も、見直す必要がでてきます。
したがって、「ロードマップ」を検討する時は、基本的に「変更や後戻りはできない」という認識が必要となります。
その為に、「ぶれない目標」を設定し、「リスク」を考慮して、「現実的な時期」を検討する必要があります。
しかし、慎重に検討し過ぎていると、それだけで時間が過ぎてしまいます。
この為、この場面でも「マイルストーン」を利用する必要があります。
「マイルストーン」により、「目標やリスクや時期の検討の期限」を決めてしまう事が、余計な時間をかけない為の工夫となります。
simacatより一言
「マイルストーン」は「想定した時期に起こるイベント」と前述をいたしました。
これは、「ロードマップ」を作る時に、「なぜ、その時期としたのか?」を示す根拠となります。
例えば、「次年度の決算までにおこないたい」といった場合、「次年度の決算」がひとつの「マイルストーン」となります。
そして、その「マイルストーンに向けて、何が必要なのか?」を考える事で、「工程」が検討され、さらに、その「工程」も「マイルストーン」となります。
また、「中間評価をおこなうマイルストーン」というものもあります。
基本的に「ロードマップは変更しない」としましたが、あえて変更するタイミングを設けるという事です。
これは、「ロードマップの進捗状況の確認」となり、「ロードマップの見直しのタイミング」となります。
このように、いろいろな形で「マイルストーン」は利用されています。
とはいえ、まずは「マイルストーンは自分がおこなう作業を見失わない為の目印」として、お考えください。
「自分の今の状況」や「この先の見通し」について、「ロードマップ」や「マイルストーン」をご活用頂ければと思います。
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