リハーサルはダメ出しが目的?!ダメ出しは本番の成功の鍵となる!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
本番に備えてリハーサルをします。
しかし、リハーサルにて、「多くのダメ出し」を頂き、
凹んでしまう事はないでしょうか?
心が萎えてしまっては、
本番も手応えなく終わってしまうでしょう。
これでは、リハーサルを行う意味がありません。
リハーサルでの「ダメ出し」は、
本番にて「能力以上の成果」をあげる為の行為と考えましょう。
従って、「ダメ出し」を良い意味で捉え、
指摘の改善を行い、本番を成功させましょう。
リハーサルの目的
「リハーサル」とは、「本番を想定して行う予行練習」です。
例えばプレゼンテーションの場合は、
「話し方」「内容」「時間」など、本番を想定して行います。
そして、なるべく多くの「ダメ出し」を頂き、
その部分の改善を行う事が、「リハーサル」を行う目的でもあります。
「ダメ出し」の中には、
「余裕を持って」や「笑顔を作って」など、
性格的に難しい指摘があるかも知れません。
また、「もっと声を大きく」など、
体質的に難しい指摘があるかも知れません。
しかし、それらの「ダメ出し」をする事が
「リハーサル」を行う目的なのです。
「ダメ出し」を誹謗や中傷と受け止めず、
「本番を成功させる」事に繋がる指摘である事を忘れないでください。

リハーサルかぁ
気が重いな

もっと、声を大きくして
手振りなどのジェスチャーを入れて
話しの内容が全然入ってこないよ

先輩、有難うございます
ダメ出しは成功の鍵
多くの「ダメ出し」は「人の意見」です。
元々、自分の中で一番良い状態で「リハーサル」を行なっていますが、
それはあくまでも「自分視点」です。
「他の人の視点」で見聞きした時に、
自分では気付かなかった部分が「人の意見」となります。
「人の意見」による指摘にて、
自分では気付かなかった部分を改善をする事ができます。
まずは素直に「ダメ出し」を受け入れ、
改善に努めましょう。

堂々とした態度
抑揚のある話し方
コール&レスポンスを心掛ける

全体的には良いんだけど、時間が掛かり過ぎてるよ
時間は厳守だから、気を付けて

そっか、時間は最優先で守らないといけない事なのか
ダメなダメ出し
「ダメ出し」にも「ダメな事」があります。
それは「まとまりのないダメ出し」です。
ある人は「声が大き過ぎるから、少し抑えて」と言います。
別の人は「声が小さいから、もう少し大きな声を出して」と言います。
これは意見が別れてしまっている状態です。
この場合、どちらの言う事に従うのかが問題となります。
解決方法は状況によりますが、
もし、解決しないなら「偉い人」の言う事を聞きましょう。
これは「長い物に巻かれろ」と言う意味ではありません。
「誰が責任を負うのか」と言う事です。
責任を負うのは、より偉い人となります。
従って、「責任を負える人の指摘」を改善に繋げましょう。
もし、「同格の偉い人が、違う指摘をした場合どうするのか?」と言う疑問が出てくると思います。
この場合は本人同士で決めて頂く他はありません。
本人同士の検討の結果、
「どちらでも良い」と言う回答が出た場合、
その指摘はなかった事として良いでしょう。
「どちらでも良い」と言う結果が出る様な指摘は、混乱を招くだけです。
このような指摘が「ダメなダメ出し」なのです。

リハーサルが終わった

うちが推したいのは技術力よりも人間味なんだよね
そこを少しを強く表現をしてくれないかな?

うちは技術力でしょう
人間味にお金を出すお客なんていないよ
技術力を強く表現するべきだよ

えぇ、どっちにするの?

ミケ部長、クロ部長、どちらにしますか?
simacatも困っています

クロ部長が言うなら、それに従うよ

ミケ部長が言うなら、それに従うよ

それでは、どちらでも良いですね
simacat、今の指摘は無かった事にしてくれる

分かりました
有難うございます
多過ぎるダメ出し
「ダメ出し」があまりにも多い場合、
どうすれば良いでしょう?
これは「リハーサル」で想定した状況が
大きく外れている事を意味しています。
「準備不足」なのか、「能力不足」なのか、
原因を検討し改善をする必要があるのですが、
その前に「本番がいつなのか?」という点を気にしましょう。
「本番までに、指摘の改善が可能な部分に焦点をあてて、改善に務める」か、
「本番自体を延期する」か、どちらかを選択する必要があります。
もちろん、これは担当者レベルで解決できる問題ではありません。
管理者も含めて、
「リハーサルに立ち会った全員」で検討をし、
答えを出す必要があります。
「多過ぎるダメ出し」が起こる原因は大きく2つあり、
一つ目は「リハーサルの回数が不足している」
二つ目は「管理者の能力不足」となります。
本来は「リハーサル」→「ダメ出し」→「改善」の
サイクルを繰り返して、精度を上げていきます。
従って、本番直前の「リハーサル」で
「多過ぎるダメ出し」はあってはいけない事態なのです。
また、管理者が「リハーサル」の確認を
本番直前の、1回だけしか設定をしなかった時、
管理者の意図してる事と違う内容の場合にも
「多過ぎるダメ出し」は発生します。
これは、管理者の問題で、
管理者が確認を疎かにしてしまった事が原因となります。
「リハーサル」の目的は「ダメ出し」を頂く事なのですが、
あくまでも本番までの期間に余裕がある事が前提です。
本番直前の「リハーサル」は「本番」と思い、
そこに向けて準備をするようにしましょう。

せんぱ〜い
いっぱいダメ出しを頂いちゃいました
どうしましょう?

初めてなんだから、仕方がないよ
まだ時間はあるし、しっかりとダメ出しを改善していこう
次はいつ、リハーサルする?

1週間くらい、時間が欲しいんですが、良いですか?

良いよ
来週にやろう
その時、sima先輩とミケ部長にも声をかけておくね
緊張しないように練習をしておいてね

分かりました
でもミケ部長、苦手なんですよねぇ〜
緊張しそうです

ミケ部長の事、苦手なんだ
でも、そんな状況に慣れるのもリハーサルの目的だから
気楽にやろうね

分かりました
よろしくお願いします
simacatから一言
「シミュレーション」と言う言葉をご存知でしょうか?
「シミュレーション」とは、
本番の状態を想定した「模擬実験」や「模擬試験」と呼ばれ、
主に科学技術分野での実験を指した言葉となります。
「リハーサル」も本番を想定している点では同じ意味合いとなり、
お仕事を行う上では、余程のこだわりがない限り、
どちらの言葉も、使用して問題はありません。
敢えて使い分けるならば、
計算や分析など機械的な物は「シミュレーション」、
プレゼンテーションや手順の確認は「リハーサル」となります。
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