消えたいと思う方はお休みを取るべきです!!誰も貴方を無価値で無意味とは思っていない!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
うつ病を患ってしまうと、自分の存在意義を否定してしまいます。
「動けない」「考えられない」、だから自分はダメだと思い、「自分に価値は無い」と思ってしまうからです。
そもそも、「自分に価値は無い」という思いは、「周りの人には価値がある」と考えているのでしょう。
「価値のある人」とは、どのような人なのでしょう?
「価値の無い人」は、本当に価値が無いのでしょうか?
ハッキリと言いますが、その様な事を考えても、仕方がありません。
価値観や考え方は人それぞれですの、自分が劣っていると勝手に思っているだけで、他の人は価値のある物と感じる場合もあるのです。
自分の価値・無価値を考える事はお医者様にお任せして、自分は何もしない事に専念をするべきです。
考え過ぎてしまう
うつ病に初期段階は、何かを悪い方へ考えてしまい、不安な気持ちとなります。
自分の考えが周りと違っていたりすると、周りと自分の考えを合わせる為に、考えを巡らせます。
この時点で、「まぁ、いいか。人と考えが違うのは当たり前だから」と思う事ができ、周りに合わせる事を止められれば、うつ病とはなりません。
しかし、うつ病となる可能性を持つ人は、「周りの人と合わせる事」を考え続けるのです。
「嫌われたくないから」「一緒にいたいから」「逃げられないから」などです。
特に「逃げられないから」という状況は、「周りに合わせる事を強要されている状態」となります。
そもそも、人は様々な考えを持っていますので、周りと同じ考えを持つ事は不可能です。
それでも考えてしまい、答えが出るまでに、多くの時間を必要とします。
その間も、周りとの関係は進み続け、さらに様々な出来事が積み重なっていき、「考える容量」を超えても、まだ考え続けてしまうのです。
考え続けると眠れなくなる
考える事を止める事ができない為、寝る事ができなくなります。
眠くなっても、ずっと考え続けてしまいます。
考え続け、やがて朝を迎え、寝不足の状態で出掛けて行き、また「周りの人と合わせる事」を考え続けるのです。
この繰り返しが、睡眠不足により、体のホルモンバランスが崩れ、血行が悪くなるなどに繋がり、頭痛や吐き気、動悸や目まいなどの症状があらわれます。
寝不足が続くと体が動かなくなる
考えが止まらない事から睡眠不足となり、体調不良となり、体からSOSの信号が発信されます。
体は「もう、動けません」と言っているのですが、頭は考える事を止めません。
まるで頭と体が別々の物の様な状態となります。
それでも考える
体がまともに動かない状態なのに、考える事は止まりません。
そして、寝不足により、朝はまともに起きれなくなります。
そもそも、体が動かないのですから、何もできなくなるのです。
それでも、考える事は止まりません。
「周りの人と合わせる事ができなかった」事から、「自分はダメな人間だ」と思う様になります。
「ダメな人間なんていない方がマシだ」「この世からいなくなれば、どんなに楽か」「この辛さから開放されたい」など、まだ考える事を止めようとしないのです。
だから休むべきなのです
診療内科では、思考をする事を緩めたり、周りからの刺激を緩和させる薬が処方されます。
これには、狂ったホルモンバランスを正常な状態に戻す為に、脳の信号を抑制する働きがあります。
心療内科で処方された薬を飲むと、若干、反応が鈍くなる人はこれが原因です。
周りからの刺激をなるべく抑える事で、過度に悩まない様にしているのです。
しかし、実際は薬を飲んだ所で、「周りの人と合わせる事」はなくなりません。
ずっと、続きます。
従って、「周りの人と合わせる事」を一度止めてしまい、「考える容量」から溢れてしまった物を消し去ってしまう事が、緩和させることへの近道となります。
「周りの人と合わせる機会」を減らして、「考える事柄」を減らす事で、元の自分に戻していくのです。
自分は不要と思っているのは自分だけ
うつ病が酷くなると「自分は不要な存在」と考えがちになります。
決して、その様に考えている人はいません。
「もう消えてしまいたい」と考えていても、本当に消えてしまって喜ぶ人はいません。
「楽になりたい」と考えるなら、休みをとって一日中、寝転んでいるべきです。
「人に迷惑をかけている」と考えるなら、悩まされた結果が今の状態です。
少しは周りの人にも悩んで頂く事を考えるべきです。
しかし、急にこの様に考える事は難しいと思いますので、時間をかけて、ゆっくりで良いので、考え方を変えていきましょう。
しかし、守らなければいけない事が二つあります。
一つ目は、医者から処方されたお薬はしっかりと、規定通りの量を飲む事。
二つ目は、絶対に無理をしない事。
お休みをしても、ゆっくりしないと意味がありません。
simacatから一言
人間も動物です。
そして昔は道具も持たず、弱い生き物でした。
その結果、群れをなして行動をする様になりました。
「周りと合わせる」という事は、「自分は一人になりたくない」という事です。
一人になると、いつ敵に襲われるか分からないからです。
そして敵の襲撃から身を守る為に眠る事はできない。
これが「不安な気持ちを抱いている時に眠れない原因」と言われています。(もちろん諸説あります)
従って、「不安」を取り除く事ができたら、睡眠が取れる様になり、体のホルモンバランスも元に戻ってくるでしょう。
あと、ウォーキングで構いませんので、軽い運動を行う事も忘れない様にしましょう。
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