お仕事ではマクロとミクロの視点が必要です!!2つの視点の考えかたを解説します?!
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はじめに
「マクロ」と言う言葉を聞いた事はないでしょうか?
マイクロソフトのExcelにて「マクロ」という物がありますし、「マクロ経済」なんていう言葉もあります。
「マクロ」とは色々な所で使用されている言葉です。
一方、「ミクロ」という言葉をご存知でしょうか?
「ミクロの世界」など「極小の物を捉えた時にどの様に見えるのか?」といった事で使用される言葉です。
「マクロ」や「ミクロ」と聞くとなんとなく難しい分野の言葉のようですが、実は普段のお仕事でも利用できる考えかたとなっています。
今回は「マクロの視点とミクロの視点」について触れたいと思います。
お仕事では色々な考えかたや視点が必要となります。
「マクロの視点とミクロの視点」を取り入れ、偏りのない考えかたをおこなえるようになって頂きたいと思います。
マクロの視点とミクロの視点
「マクロ視点とミクロの視点」となります。
マクロの視点とは
「マクロ」とは「巨大な物」という意味となります。
お仕事では「全体像」というイメージになります。
「全体を俯瞰して見る」と言い換える事もできます。
お仕事には様々な物があります。
例えば組織で言うと「人事部」「総務部」「営業部」などとなります。
「人事部」では「働く人の労務管理」や「働く人の雇用」などが主なお仕事となり、「総務部」では「社内の連絡」や「購買管理」など、「営業部」では「顧客の管理」や「営業活動」などが主なお仕事となります。
あくまでも「どのような組織や体制があるのか?」「どのような機能や特徴があるのか?」「組織同士や体制同士でどのような繋がりがあるのか?」と言った「概要的な点のみを取り上げる視点」になります。
ミクロの視点とは
「ミクロ」とは一言でいうとマクロとは逆に「極小の物」と言う意味となります。
お仕事では「作業内容の詳細のイメージ」となります。
お仕事の一つ一つに「やり方」と「結果」があります。
「マクロの視点」にて「人事部」「総務部」「営業部」のお仕事の例えを挙げました。
「各部署のお仕事の内容」を挙げましたが、実際に「何をするのか?」「どのようにおこなうのか?」については触れていません。
「何をするのか?」「どのようにおこなうのか?」を掘り下げた物が「ミクロの視点」となります。
「ミクロの視点」では、「どのような人が」「どれくらいの時間をかけて」「どのような結果を出して」「どこに提出をする」と言う「作業の細かな点を取り上げる視点」となります。
マクロの視点とミクロの視点の考えかた
それでは「マクロの視点」と「ミクロの視点」は「実際にどのような場面で必要となるのか?」についてとなります。
ある会社に就職をしたとします。
その会社は「どのような事業内容なのか?」「どのような組織や体制があるのか?」を知り、そこから「事業内容の詳細」や「組織や体制の詳細」について把握していきます。
これが「マクロの視点」です。
そして就職をして、「とある部署」に配属され、「とある作業のやり方」を教えられ、お仕事をおこないます。
お仕事をおこなう事により、「作業のやり方や意味」を理解します。
そして、「後続のお仕事への影響」も知る事となります。
これが「ミクロの視点」となります。
「マクロの視点」とは、「トップダウン」のように上から徐々に詳細を把握していく視点で、「ミクロの視点」とは、「ボトムアップ」のように下から徐々に把握をしていく視点となります。
業務の改善にはミクロの視点が必要
業務を効率的かつ合理的に行える様に変更を加える事を「業務の改善」と言います。
「業務の改善」は作業時間を減らしたり、担当する人数を減らしたり、何か良い効果を得る事を目的としています。
作業の一つ一つを確認し、無駄と思える作業を洗い出し、整理をする必要がある為、「業務の改善」をおこなうには「ミクロの視点」が必要となります。
「ミクロの視点」にて「業務の改善」を繰り返していく事により、お仕事の消化量を増やし、作業時間を減らして、作業効率を上げていきます。
組織や体制の改善にはマクロの視点が必要
同じ組織や体制が長く続くと「組織や体制の独自のルール」が生まれてきます。
そして、組織同士または体制同士の繋がりが薄くなり、関係性が悪くなる事があります。
それでも業績が良ければ問題はないのですが、大抵は業績が悪化します。
そのほとんどの原因は「組織同士または体制同士の風通しの悪さ」となります。
そして、「組織や体制」を改善する為には「個々の組織や体制がどのような機能や特徴を持っているのか?」を知る必要があります。
この為に必要なのが「マクロの視点」となります。
そして個々が持っている機能や特徴を整理し、効率良く再構築をしていく必要があります。
お仕事でマクロの視点とミクロの視点を利用している事柄
「お仕事でマクロの視点とミクロの視点を利用している事柄」となります。
「お仕事でマクロの視点を利用している事柄」を挙げます。
産業全体の動向分析
同じ産業や職種に影響を与える大きな変化や動向の把握をします。
例えば「技術の進化」「法律の変更」「環境の変化」などが挙げられます。
市場のトレンドと予測
全体の市場傾向や競合他社の動きを把握し、将来の市場予測をおこないます。
これにより「自社製品やサービスの戦略的な位置づけの確認」が可能となります。
経済的な状況の把握
国内および国際的な経済の動向を理解する事で「企業の経営方針や戦略」を調整する際の指針とする事ができます。
景気変動や為替の変動などが重要な要素となります。
政治的・法的な影響の考慮
「政府の政策や法律の変更」によりビジネスに与える影響を把握する事で「戦略の調整やリスクの管理」に活用する事ができます。
社会的な要因の考慮
「消費者の嗜好や行動の変化」など「社会的な潮流」に敏感であることが重要となります。
これにより「自社商品やサービスの改善」「新しい需要の発見」が可能となります。
技術の進歩の見極めとDX化
技術の進化に敏感となる事で「デジタルトランスフォーメーションの可能性」を見極め、「業務プロセス」や「製品の改善」に活用する事ができます。
人材管理と労働市場の視点
人材の流動性や労働市場のトレンドを把握し「適切なタレントを獲得・育成する為の戦略」を検討する事ができます。
環境とサステナビリティの視点
「環境への影響」や「サステナビリティの観点」から、「企業の社会的責任における製品開発やサービスの改善の戦略」を検討します。
これらの視点を組み合わせて、企業や組織が変化に適応し「持続可能な成長を達成するための戦略的な意思決定」をサポートする事ができます。
以上、「お仕事でマクロの視点を利用している事柄」でした
続いて、「お仕事でミクロの視点を利用している事柄」を挙げます。
作業管理
各作業の進捗状況、課題、リソースの利用状況を追跡し、適切な対応をおこないます。
週次や月次にておこなわれるミーティングを通じて、メンバーとのコミュニケーションを強化します。
タスク管理と効率化
個々の業務やタスクの進捗を把握し、時間の浪費を最小限に抑えつつ、生産性を向上させる方法を模索します。
タスクの優先順位付けや納期の管理が重要となります。
品質管理と改善
製品やサービスの品質を保つために、プロセスの監視や品質管理手法を実施します。
品質改善のためのフィードバックを収集し、適切な対策を講じます。
顧客サービスと満足度の向上
顧客とのコミュニケーションを追跡し、フィードバック情報を収集してサービスの改善点を見つけます。
個別のリクエストや問題に対応する事で「顧客満足度」を向上させます。
コスト管理
個々の業務のコストを細かく管理し、予算を守るための対策を講じます。
無駄なコストを特定し、効率的な資源の活用を追求します。
チームのパフォーマンス管理
チームメンバーのパフォーマンスをモニタリングし、個々のスキルや成果を評価します。
フィードバックや研修を通じて、スキルの向上を促進します。
業務プロセスの最適化
業務プロセスを詳細に分析し、効率性を向上させるための「変更や改善点」を見つけ出します。
「ムラ」「ムダ」を排除して業務の効率化を図る「リーンシックスシグマ」などの手法が有名です。
リスク管理
プロジェクトや業務におけるリスクを個別に評価し、リスク軽減策を検討します。
問題が発生した場合には、即座に対応することで大きな被害を防ぐ事ができます。
以上、「お仕事でミクロの視点を利用している事柄」でした
「マクロの視点」や「ミクロの視点」が「どのような場面で利用されているのか?」が具体的になったかと思います。
もちろん、これらの事柄は「一例」に過ぎません。
お仕事には様々な事柄があります。
それらを見る為の視点として、意識をして頂きたいと思います。
simacatから一言
「マクロの視点」と「ミクロの視点」は、ドキュメントの作成などにも活かす事ができます。
本で例えると目次が「マクロの視点」となります。
目次は何が書いてあるのかを俯瞰する事ができます。
そして本の内容が「ミクロの視点」となります。
このような事を意識する事で「分かり易いドキュメント」を作成する事ができますので、是非参考にして頂ければと思います。
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