共依存とは何か?共依存は多くの問題をはらんでいるので要注意!!
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はじめに
共依存と言う言葉をご存知ですか?
「共」に「依存」すると書きます。人と人との関係を表す言葉です。
悪い言葉で「足を引っ張り合う」といった事でしょう。
一見、良い関係の様に見えますが、実はこの関係は非常に危険な関係なのです。
幼児虐待やDV、様々な依存症の克服ができないなどの悲しい出来事の要因とされています。
今回は「共依存」について投稿いたします。
共依存とは
共依存とは依存してくる相手に対して依存してしまう関係の事で、お互いに依存し合う事なのですが、それが異常過ぎる点に問題があります。
共依存に陥り易い方の特徴は「自分に自身がない」「人の役に立ちたい」「人に認めてもらいたい」と考えている方に多く見られます。
それがいけない事なのか?と言われるとそれ自体は悪くないのですが、問題はその思いが強過ぎて、自分の為にも相手の為にもはならないという点です。
自分がいないとダメなのだからと執拗な束縛に繋がったり、相手の事を考え過ぎて自分がうつ病を患ってしまったりしてしまいます。
あなたは大丈夫ですか?
職場では?
会社には自分が必要だと考える
会社には自分が必要で会社の役に立っていると思い込んでいる方がいるのではないでしょうか?
一生懸命に働くのは悪い事ではないのですが、頑張って行くにつれて徐々に見返りを求め始めてきます。
そして、それが思い通りとならない時「どうして大きな仕事を任せてくれないのか」「どうして昇進ができないのか」と不満を感じ始めます。
これは会社に対して依存している状態です。会社は個人に役に立って貰いたいのではなく、社員全員に役に立って貰いたいと考えています。
もし、思い通りとならない時は、チーム全体や職場全体の役に立つ事を考えましょう。
不出来な方が不出来な方に気を配る
また、少々不出来な方に対して同じ様に少々不出来な方が執拗に気を配るケースがあります。
お互いに教えあって成長をし、成果が出せているのであれば良い関係と思われますが、そうではない場合は問題があります。
執拗に気を配る方はお世話をする事で心地の良い感覚を得て成果を出せているつもりになっているだけです。
そうして何の成果も出せない状態が続くのです。
恋愛関係や夫婦関係では?
依存症
アルコール依存症やギャンブル依存症など、現代では様々な依存症があります。
パートナーがこの様な依存症の時にそれを治す事をせず、お酒を与えたりギャンブルに必要なお金を渡してしまったりします。
これはパートナーに対して必要な存在であるという事で満足をしてしまっているのですが、何の解決にもなっていない状態となっています。
束縛
束縛はパートナーを常に自分の監視下に置いておきたいとの考えから行われます。
そして、束縛されている側は自分は必要とされていると思ってしまうのです。
適度な束縛であれば問題はないのですが中には常にメールや電話をし、生活に支障が出てくるほどの危険な状態が発生する可能性もあるのです。
そうなると、まともな仕事に就けなくなる事により生活レベルが下がる事もありますし、お子様がいらしゃる場合は子供の面倒を見ない(ネグレクト)状態となってしまいます。
虐待やDV
パートナーに対する肉体的、金銭的な暴力であるDVを受ける側は、恐怖心はあるものの、パートナーには自分が必要だと思い込んでいるのです。
そうして、DVを容認する形となります。
このDVが幼児に対する虐待に繋がっても、まだパートナーの行いを容認しているのです。
共依存と気付いたら
共依存はお互いに徳がない悲しい結果となる事が殆どです。
これを回避する為には距離をおくのが一番良いとされています。
お仕事であれば、一度今の状況を見直して仕事に対する姿勢や関係性を整理する事が必要です。
カップルやご夫婦の場合は別居が難しい様ならば休みの日はお互いに別の場所へ出掛けるなどの方法があります。
自分を必要以上に卑下せず、お互いの立場や状況を尊重する事が重要です。
共依存は中々自分で気付けません。
なぜならば「必要とされたい」とか「役に立ちたい」と考える事はモチベーションと似ているからです。
会社の為にとか、家庭の為にとか、この様な事は普通に考える事です。
その結果、悪い状態は今だけと考えたりします。
不安な方は友人やカウンセラーなど客観的に考える事ができる方に間に入ってもらい、アドバイスを頂くようにしましょう。
simacatから一言
最近、幼児虐待のニュースが増えています。
その殆どがパートナーの暴力行為を容認していた事に原因があるとされています。
誰もが何故、幼児相談所に駆け込まなかったのか?と疑問を持ちます。
それはこの共依存により、その時の優先順位が分からなくなっていたのです。
近くに相談をできる方がいれば状況は変わっていたかも知れません。
この投稿をお読みになった方で近くに似ている方がいらっしゃる場合はお力になって頂ければと思います。
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