感情的な人とはどういう人なのか??理性的な人とはどういう人なのか??
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はじめに
怒る人をなだめる時、「あまり、感情的にならないで下さい」という言葉を耳にします。
そして、その様になだめる言葉を使う人は、「理性的な人」と思われます。
「感情的」や「理性的」は、よく耳にする言葉です。
なんとなく、「感情的な人は怒りっぽい人」で、「理性的な人は冷静な人」というイメージがあり、このイメージは間違いではありません。
そして、自分はどちらなのかを考えます。
「感情的な人なのか?」
「理性的な人なのか?」
怒りに任せた言動や行動で、まわりに迷惑をかける事が多いと感じる人は、その都度、「失敗をした」と思うでしょう。
そして、「少しは理性的になり、物事を冷静に考えないといけない」と考えます。
逆に、考え過ぎる癖があり、いつも勝手な事をまわりの人から言われていると、その都度、「損をした」と思うでしょう。
そして、「少しは感情的になり、自分の意見をしっかりと伝えたい」と考えます。
「感情的が良いのか?」、「理性的が良いのか?」は、一概に答えの出せる事ではありませんし、自分が置かれている「立場や状況」によっても変わります。
したがって、「コントロールできるようになる事」が重要となります。
「感情的」と「理性的」の特徴を理解して、上手に自分をコントロールする事ができれば、「失敗をした」と感じる出来事や、「損をした」と思う事柄を減らす事ができるようになります。
感情的とは
「感情的」とは、自分の感情を優先してしまう状態の事となります。
「嫌な事があれば怒る」、「悲しい事があれば泣く」、湧き上がる感情のまま、表現をします。
一見、周りには迷惑な行為ですが、本人の精神状態を把握しやすいという利点があります。
ただし、「感情的」となる原因が、本人だけに向けられる行為だけではない点が、少々問題となります。
例えば、親しい人が嫌な思いをした時、自分の事のように怒ります。
また、世の中の理不尽な事件を聞くと、自分の事のように泣きます。
何かインプットされる情報があるたびに「感情的」になられてしまう為、「面倒な人」として扱われてしまいます。
「面倒な人」には、人が寄り付かなくなってしまいます。
「面倒な人」とならない為にも、「感情的な人」は「感情」を抑える必要があります。
その為にできる事をいくつか挙げます。
- 感情的になりそうな時は、一度、その場から離れる
- 心に余裕をもたせる
- 自分以外の視点で物事を考える
- 人の話は重要な部分のみを聞き取るようにする
- 失敗は恥ではないと考える
「感情的な人」の特徴は、「自分」を主軸に置く傾向があります。
「まわりの人の行動や言動を自分に対する悪意」と思ったり、「難しい事柄が理解できない事については、自分の力不足」と思う事です。
そのように思ってしまうのは仕方がないのですが、そのような時こそ、冷静になる必要があります。
その為に時間をかける事は、まわりの人も「怒らせるよりはマシ」「泣かせるよりはマシ」と考えているので、「感情的」になる前に、少しだけ冷静になる時間を設けるようにしましょう。
なお、似たような状態で「情緒不安定」という物があります。
「感情的」という点では同じ表現をするのですが、「情緒不安定」は「怒ったり、泣いたり」が脈略なく行われます。
本来、怒るべき事に対して怒るのは、普通の事です。
そして、我慢ができずに怒り出すのが「感情的な人」なのですが、その延長で突然、泣き始めたり、そうかと思えば何事もなかったかのように振る舞うなど、「感情」が安定しません。
もはや、何を考えているのか分からない状態が、「情緒不安定」と言われる物となります。
理性的とは
「理性的」とは、自分の感情に流されず、冷静に対応する状態です。
「常に考えて行動をする」、「感情に左右されない」、道理にもとづいた表現をします。
あまり理不尽な事はしないのですが、無難な事しか行わない点に物足りなさを感じます。
例えば、友人や家族との間で問題が生じても、関係性が崩れる事を恐れ、穏便に済ませてしまう傾向がある為、「問題の先送り」などとなる場合があります。
「理性的な人」は冷静にお話しができますし、お話しの内容も整理がされているので、分かり易いのですが、「表情に乏しい」や「自分の守備範囲へのこだわり」などにより、「冷たい人」というイメージを持たれてしまいます。
本来「理性的な人」は、全体を見て把握し、的確な考え方ができる為、協調性が高いはずなのですが、「冷たい人」のイメージにより、仲間が離れていってしまいます。
「理性的」なのは良い事なのですが、「冷たい人」のイメージを払拭する必要があります。
その為にできる事をいくつか挙げます。
- 表情に感情をだす
- 人を導く事を考える
- こだわりを減らす
- 冗談を言う
- 人のルーズさを認める
「理性的な人」の特徴は「自分の考えを持っている」点にあります。
「人と自分は違う」と思ったり、「言っても分からないなら仕方がない」と思ったり、まわりの人に対して、諦めてしまいます。
まずは、周りの人に「自分を理解をしていただく」必要があります。
「自分を理解していただく」為には、「まわりの人とのコミュニケーション」が必要となります。
できる限り、自分のハードルを下げて、まわりの人の考え方や言葉にあわせて、お互いに理解をするようにしてください。
simacatより一言
「理性的な人」は理屈っぽい、「感情的な人」はうざったい、そう思う人もいるかと思います。
しかし、社会人としては「理性的」でないといけません。
「感情的」になってしまうと、会話も成立する事はありません。
よって、「理性」を保つ必要があります。
しかし、「理性的」が慣れていない人は、「ストレス」が溜まってしまいます。
その様な時は、誰にも邪魔されず、誰にも迷惑をかけない場所を探して、「感情」に任せて叫んだり、動いたりして、「ストレス」を発散するのも良いと思います。
なお、怪我などには十分、ご注意ください。
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