え?自分は社畜だったの!?人から言われて初めて気付く社畜とは!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
友人などから「お前って、社畜だよね」と言われた経験はないでしょうか?
「自分は一生懸命、働いているだけなのに。」
その様に思っている人は多いと思います。
一生懸命働いて、そして会社に貢献をした結果が「社畜」呼ばわりされると、悲しく感じます。
「社畜」の何が悪いのか?
「社畜」だと何か問題なのか?
「社畜」について考えると、一生懸命働く事の意味が、分からなくなってしまいます。
一生懸命働く事と「社畜」は同じ事ではありません。
一生懸命働く事については、何も問題はないのです。
社畜とは
社畜とは「会社」と「家畜」が合わさって作られた造語です。
会社の為ならば、サービス残業や急な出張、そして転勤も厭わない、もはや「奴隷」の様な扱いを受けている「会社員」を指します。
辛い仕事でも弱音を口にする事なく、どの様な厳しい状況でも耐えて、会社に貢献をするのです。
そして「社畜」とセットで使用されるのが「ブラック企業」です。
「ブラック企業」の「社畜」など、耳にされた事はあるかと思います。
「社畜」にしろ、「ブラック企業」にしろ、良い意味ではありません。
社畜になり易い人
「社畜」になり易い人は「真面目な人」や「責任感のある人」など、任された仕事を投げ出す事ができない人となります。
また「気が弱い人」や「本心を打ち明ける事ができない人」も、断る事ができない点から、会社の言いなりとなり、「社畜」となってしまう場合があります。
いずれにしても、「会社にいいように利用される」点で、「社畜」扱いをされてしまうのです。
ここで誤解を正しておきましょう。
「社畜となっている人が悪いのか?」と誰でも考えてしまいます。
確かに「会社」の言いなりとなり、「仕事を断る勇気」や、「会社を辞める勇気」が欠けているのかも知れません。
しかし、お仕事を投げ出さず、真剣に向き合う姿勢を誰が「悪い」と思うのでしょうか?
もし、「悪い」と言う人がいるのであれば、その人は一生懸命仕事に打ち込んでいるのでしょうか?
「社畜と言われてしまう人」は何も悪くなく、「ただ真剣にお仕事に向き合っているだけ」なのです。
もし、「自分は社畜なのだろうか?」と不安になっている方がいるならば、それは「一生懸命、仕事に取り組んでいるだけ」なので胸を張って良い事なのです。
問題は会社にある
「社畜」に問題はありません。
それでは、何が問題なのでしょう?
それは、「会社」です。
会社に問題があるから、「社畜」という一生懸命働いている会社員を、冒涜する様な造語が生まれてしまったのです。
残業や休日出勤などが横行し、「従業員の健康状態を鑑みない働き方」をさせているのは「会社」です。
「会社」の仕事のやらせ方に「異常」がある為、その仕事を遂行する会社員の働き方に「異常」が出てくるのです。
「社畜」とは「会社」に利用されている存在なのです。
社畜は被害者
問題は「被害にあっている人」の存在です。
「社畜」として、思考停止をさせられ、健康状態も維持できず、ひたすら働かされている人は「被害者」なのです。
一生懸命働いた結果、体調不良などにより、普通の生活を送れないようになってしまった人が存在します。
また、残念な事に自ら命を落とした人もいます。
この様な「被害者」を生まない為に、現在、残業時間の上限を低くしたり、有給休暇を取得し易い様にするなどの施策が国をあげて行われています。
今後、「社畜」と呼ばれる人は減ると思いますが、もしも今、仕事が「厳しい」「辛い」と感じる様でしたら、無理はしないで下さい。
自分の人生の全てを「会社」に捧げる必要はないのです。
自分を守る事を最優先してください。
社畜の皮を被ったイナゴ
「会社」に利用されている人が「社畜」なのですが、中にはわざと「会社」に利用されている人がいます。
言い換えると、「会社を利用している人」です。
その「会社」で「技術を学びたい」「自分を成長させたい」など、野心のある人です。
自ら望んで厳しい環境に身を置いて、自分を鍛える人です。
この様な人たちは「社畜」と呼ばれても、全く気にはしないでしょう。
一応、「社畜」なのですが、「イナゴ」と言った方が良いかも知れません。
得るものが無くなったら、気持ち良いくらいに、綺麗に会社を辞めて行きます。
simacatから一言
一昔前までは、「社畜」は普通に存在していました。
朝から晩まで、下手をしたら翌日の朝方まで、お仕事をしている方もいました。
その様な「凄い働き方」ができる人は、それでも良いと思います。
しかし、問題なのは、その様な「凄い働き方」を強いる事です。
全ての人が同じ様に働ける訳ではありません。
それでも、「凄い働き方」に合わせた働き方をさせたのが「ブラック企業」であり、そこから生まれたのが「社畜」という「被害者」です。
今後は「ブラック企業」が淘汰され、「被害者」が減る事を祈るばかりです。
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