【ざっくり解説】予算とは?!お仕事では目標という意味で理解をしましょう!!
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はじめに
「予算」と聞くと何を想像しますか?
ニュースでは「国家予算」などを耳にするかと思います。
この「国家予算」は、「年間の税収の使い道」として、「コレに、これだけのお金を使う」という事を知る為の物となっています。
そして、「国家予算」にもとづいて、実際の「お金」が配分されるのですが、この「配分されたお金を無理にでも使い切る事が目標」となっているのが実態となっています。
真相は定かではありませんが、「お金を余らせてしまうと、翌年の予算が減らされて、配分されるお金が減ってしまうから」と言う理由をよく耳にします。
良くない慣習です。
良くないイメージではありますが、「国家予算」はさておき、お仕事では「予算」と言う言葉が使われます。
この「予算」は、「目標」に置き換える事ができます。
今回は、「予算」について、ざっくりと解説をいたします。
「予算とはなにか?」について知り、お仕事の「目標」として、役立てて頂ければと思います。
予算とは
「予算」とは、「予め算出しておく事」となります。
では、「何を算出しておくのか?」となります。
例えば、個人レベルのお話しとなりますが、1ヶ月にかかる「食費」「光熱費」「住宅費」「交際費」「貯金」があるとします。
これらを「積み上げる事」により、「1ヶ月にかかる予定のお金」となり、これが「1ヶ月の予算」となり、「予め算出する物」となります。
そして、「積み上げる事」から、「予算は立てる物」とイメージをする事ができます。
この「予算」を決めておく事で、「どれだけのお金が必要なのか?」を知る事ができます。
そして、この「予算」により、それ以上、お金をかけないように、「お金の支出をおさえる努力」をおこなう事ができます。
もし「予算」が「想定している収入」を上回る金額となった時は、アルバイトなどを行い、「収入を増やす努力」をおこなうか、「食費」「光熱費」「住宅費」「交際費」「貯金」のどれか、「削れる物を削る」などをおこない、対策をします。
言い換えると、「予算」を作る事により、「行動を決める事ができる」となります。
お金の支出
「予算」は「お金の支出」を想定すると分かりやすくなります。
冒頭での「国家予算」も、「想定している、お金の支出の積み上げ」となっています。
また、個人レベルでは、買い物をする時など、「予算オーバー」といった言葉を利用します。
このように、「予め想定した支出の金額」が「予算」と呼ばれている場面が多くあります。
一般的な会社でも、「年間予算」は立てられています。
例えば、「人件費」「家賃」「水道光熱費」などは「固定費」と呼ばれ、1年間で必ずかかるお金の為、「予算」とする事ができます。
そして、「新しい事業」などを行う時、「どれくらいの支出を想定するのか?」という事も、「予算」を作る事で、その範囲内での活動となります。
したがって、「お金の支出の想定」が「予算」となりますし、「使用できるお金の設定」も「予算」となります。
これは、言い換えると「支出の目標」となります。
目標としての予算
「予算」は「支出」に限ったものではなく、「収入」にも利用されています。
当たり前ですが、お金がないと、使う事はできません。
したがって、「支出の予算」は、「想定した収入がある事が前提」で立てられています。
簡単に言ってしまうと、「これだけのお金が入る予定だから、これだけのお金を使う予定とする」という事となります。
そして、「想定した収入」が、「収入の目標」となり、一般的には、「売上目標」と言われています。
営業のお仕事をしている人は、当たり前のように、耳にすると思います。
そして、個人レベルでのお話しと同じで、「予算」に対して、「売上目標」が少ないと、「支出」をおさえる必要が発生します。
この状態を、「予算どおりではない」と表現します。
そして、この場合は「収入を増やす」か「支出を減らすか」を選択して、「予算どおりにする」必要があります。
基本的に「支出」には、「固定費」など、「どうしても減らす事のできない物」がある為、「支出の抑制」には、限界があります。
したがって、「収入を増やす努力」が、求められる事となります。
なお、「収入を増やす努力」として、「時間外労働」などを求められる事がありますが、「予算」を前提として考えた場合、「残業代」が発生する為、これでは「支出が増える事」となります。
したがって、あまり効果を期待する事はできません。
また、「サービス残業」などを強要されてしまう場合がありますが、これは完全にルール違反の行為となります。
「予算どおり」に「目標」を達成する事は、必要な事なのですが、「正しい形で達成する事」が最も重要な事となります。
simacatより一言
「予算」は「計画」とも呼ばれています。
厳密には、「事業計画」から「予算計画」が立てられ、「実行計画」が作られるなど、「予算や計画」も様々な物があるのですが、経営者や管理者の立場でない限り、どちらも同じ、「達成するべき目標」となります。
したがって、まずは「予算は目標」「目標は予算」として、意識をするようにして頂ければと思います。
少々気になるのが、この「目標」が達成できない場合、お給料の減額など、従業員に対する待遇でカバーをしようとする会社があります。
「従業員全体の能力をかなり超えている目標」「社会情勢を全て無視している目標」などは、「無理な目標」「無謀な目標」となります。
毎年、「目標」が達成できず、待遇の悪化が続く場合は、「本当に達成可能な目標が立てられているのか?」を確認するようにしてください。
特別な事情がなく、「無理な目標」「無謀な目標」を立てて、「目標」が達成できないからと、待遇を悪化させる会社は、「要注意」な会社となります。
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