無能と言われ怒られた?!そんな自分に仕事を続ける事はできるのか??
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はじめに
厳しい先輩や上司とお仕事をしていると「無能」と言われる事があります。
これは完全にパワハラ案件なのですが、口の悪い人は語彙力の低さから、どうしても言葉のチョイスが単純となってしまいます。
そもそも「万能な人間」などいません。
お仕事で、たまたま見せた能力の高い部分が「有能」とされているだけなのです。
従って、「全てにおいて有能な人間」ではないのです。
そして、「無能な人間」についても同じです。
「全てにおいて無能」である事を証明する事はできません。
たった一つの事が出来ないと「無能な人間」となるならば、「有能な人間」も「無能」となるのです。
また、会社は自社の事業内容に沿った一定の能力を認めて、従業員を雇い入れているので、「無能な人間」が存在する筈がないのです。
「そんな自分でも仕事を続ける事ができるのか?」の質問についてですが、答えは「できます」となります。
自信をなくしてしまうと考えがダメな方へと行きがちとなります。
「万能」とは?「有能」とは?「無能」とは?
落ち込んでしまう前に、それぞれを一度、整理をしてみましょう。
万能な人間などいない
「万能」とは何でしょう?
「才色兼備」でしょうか?
「頭脳明晰・容姿端麗」でしょうか?
他人から見た時に、憧れを抱く事は言うまでもありませんが、それは「万能」と一致するとは言い切れません。
多くの「有能」が集まって「万能」となるのかも知れませんが、「万能」と書かれるくらいですので、「1万個の有能」があれば、「万能」なのでしょうか?
しかし、その人が「性格が破綻している人」でも「万能」だと思い、憧れを抱けるのでしょうか?
仮に「万能」な人間がいたとしても、その全ての能力を知る事はできません。
特に、お仕事で目にする能力は、ほんの数個程度です。
その数個の能力が高いだけで「万能」とは、かなり大袈裟な言い回しとなります。
万能と有能
今、目の前で行っているお仕事の能力が高いと、「有能」と思われます。
「有能」だとされ、お仕事を任されたり、責任のある立場となるでしょう。
もちろん「有能」を否定するつもりはありませんし、「有能」である事に越した事はありません。
しかし、その「有能」は「目の前で行っているお仕事」に限定されている事を忘れてはいけません。
「有能」と「万能」を勘違いしてしまうと、他のお仕事を行った時に、自分の能力に見合わないと「自分は無能」と思い、落ち込んでしまう原因となってしまいます。
会社は無能な人間を雇わない
自分が「無能」だと考えてしまっても、会社はそのように考えていません。
会社は能力のない人間を従業員にはしないからです。
従って、会社に雇われている以上、能力がある事が認められています。
それでも自信をなくしてしまうと、「会社に居ても良いのだろうか?」と考えてしまいます。
本来は会社も、「従業員の一人一人の能力が最大限に発揮できる仕事」に従事させたいのです。
その方が、お仕事の効率も良くなりますし、従業員のやり甲斐に繋がるからです。
しかし、そこまで個々の従業員の、細かな能力まで、認識する事ができないのが実態なのです。
従って、まずは「適性に一致すると思われるお仕事」に従事してもらう事となります。
今、目の前の「お仕事」だけをさせる為に、会社が雇った訳ではないと言う事を忘れてはいけません。
全ての能力を否定されている訳ではない
「無能」と言われた時、自分の全てを否定されたと感じます。
しかし、あくまでも「目の前のお仕事の能力」について、指摘をされているだけなのです。
他のお仕事の能力は一切、考えに入っていません。
また、「何をやっても出来ないと考えがち」となりますが、本当に全てを行っているのでしょうか?
人が考える全ての事を行うには、相応の時間が掛かります。
「全てが出来ない」と感じる前に、「出来る事」を考えましょう。
新しい「自分の能力」に、気付く事が出来るかも知れません。
無能と感じるなら有能にすれば良い
「無能」と口にする人はそれほど、「有能」なのでしょうか?
それほど「有能」であるならば、「無能」を「有能」に出来る筈です。
それが、出来ないのであれば、その部分については「無能」となります。
その様な「無能な人」の言った言葉で、落ち込まないでください。
逆に、「無能な人」と、哀れむべき存在なのです。
simacatから一言
「仕事を続ける事はできるのか」と考えだすと、不安を感じ、何をやっても失敗をしてしまいます。
そして、「無能」と言われて、落ち込んでしまうのです。
お仕事を続ける為に行わなくてはいけない事は、お仕事を辞める事ではなく、その様な言葉を使う人と、距離をとる事です。
そして、可能であるなら、その様な「人を傷付ける言葉」に慣れる事です。
残念ながら、「人を傷付ける言葉」はたくさんあり、そして、その言葉を使う人もたくさんいます。
「人を傷付ける言葉」に慣れていない人は、どうしても傷付いてしまうのです。
無理のない範囲で、なるべく多くの「人を傷付ける言葉」に対する耐性を身に付けましょう。
今の社会で、「無能」と言う言葉は、「言葉の暴力」となります。
それほど、「人の尊厳を傷付ける言葉」となります。
しかし、その言葉の重さも知らずに、使用する人がいます。
お仕事なので仕方なく、お付き合いをされていると思いますが、限界もあるでしょう。
その場合、あまり悩まずに、話しができる人や公共の機関に相談をしてください。
くれぐれも、「自分は弱い人間」と思わずに、無理はしないでください。
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