文章を書くのが苦手?!文章を作る流れをご紹介?!構成は骨組みで文章で肉付けをする?!
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はじめに
お仕事をしていると、何かと「文章を書く事」が必要になります。
「文章を書く事」に慣れていないと「どのように書いて良いのか分からない」為、悩む事に多くの時間を割かれてしまう人がいます。
また、頑張って文章を作ってみたものの「自分が書きたかった事だっけ?」と感じる時もあります。
これが続くと、「文章を書く事」に対して「苦手意識」が芽生えてしまい、さらに「文章を書く事」から離れてしまいます。
それでも、お仕事では「文章を書く事」が必要な状態は続きます。
今回は「文章を作る流れ」について触れたいと思います。
「文章を書く練習」に役立てて頂きたいと思います。
練習を始めた時は面倒と思うかも知れませんが、慣れてしまえば苦痛では無くなりますので、是非お試しください。
文章を作る流れ
「文章を作る流れ」についてご紹介をします。
その前に「どのようなツールを利用するのか?」について触れておきます。
利用するツール
ノート
書く為の基本のツールとなります。
誰でも使えますし、実際に使われている人も多くいます。
とはいえ、ノートは才能のある人であれば非常に有効なのですが、慣れるまではお勧めできません。
理由は「修正が非常に面倒となる為」です。
「文章を書く事」に集中できるように、できるだけ修正が楽なツールを選ぶべきとなります。
付箋やカード
修正が発生した時に付箋やカードであれば、場所を置き換えるだけで済むので、修正は楽になります。
とはいえ、付箋は「剥がれてしまう事」がありますし、カードは「順番が狂ってしまう事」があります。
よって、本来の「文章を書く事」に集中する為には、あまりおすすめできません。
パソコンソフト
一番お勧めとなります。
とはいえ「単純なテキストエディター」ではなく、文字の大きさや色を変更できたり線を引けるワープロソフトをお選びください。
文字や文章の場所の移動や挿入も、それほど苦にはなりません。
ただし「保存」や「バックアップ」を忘れないようにしてください。
以上、「利用するツール」でした。
基本的には「自分がストレスなく利用できるもの」にするべきです。
もし、そのようなものがない場合に参考にしてください。
文章を作る流れ
それでは、「文章を作る流れ」についてとなります。
- 構成を考える
- 構成の見直し
- 構成の内容に沿って文章を書き出す
構成を考える
それでは、「構成」について触れたいと思います。
文章を書く為には「構成」が重要となります。
「構成」は「文章の骨組み」となり、それに「肉付け」をする事で「文章」となります。
よって、「構成」がある事により「文章」が書きやすくなります。
それでは実際に「Blogの立上げ」を例に「構成」を作っていきます。
尚、あくまでも例ですので、実際にBlogを立上げたお話しではないので、予めご了承下さい。
まず初めに頭に浮かぶのは
Blogの立上げ
となります。
これが「タイトル」となり、そして「文章のテーマ」となります。
次にBlog立上げの際に行なった作業を書き出すと
- Blogのテーマの検討
- ドメインの作成
- サーバーの準備
- Blog環境の構築
- Blog作成
これらの作業を「見出し」とします。
Blogの立上げ(テーマ)
Blogのテーマの検討
ドメインの作成
サーバーの準備
Blog環境の構築
Blog作成
次に「Blogのテーマの検討」「ドメインの作成」「サーバーの準備」「Blog環境の構築」「Blog作成」の各項目の中でおこなった作業を順番に加えていきます。
これを繰り返して行くと、大まかな「構成」が出来上がります。
初めに書き出した作業を「見出し1」とし、各作業を掘り下げていき、深さを見出し1〜見出し3にて表しています。
Blogを立上げる(テーマ)
Blogのテーマの検討(見出し1)
Blog立上げのきっかけ(見出し2)
・・・文章・・・
Blogのテーマの検討(見出し2)
・・・文章・・・
ドメインの作成(見出し1)
ドメイン名の候補を決める(見出し2)
ドメイン名の候補を決めた理由(見出し3)
・・・文章・・・
ドメイン名を購入できる会社の選定と取得(見出し2)
ドメイン名を購入できる会社の選定の理由(見出し3)
・・・文章・・・
サーバーの準備(見出し1)
サーバーは借りる事に決めた(見出し2)
サーバーは借りる事に決めた理由(見出し3)
・・・文章・・・
サーバーを借りる会社の選定(見出し3)
・・・文章・・・
サーバーを借りる会社の決定理由(見出し3)
・・・文章・・・
Blog環境の構築(見出し1)
Blog環境の構築(見出し2)
Blog環境を構築する内容(見出し3)
・・・文章・・・
Blog環境を構築した結果(見出し3)
・・・文章・・・
Blog作成(見出し1)
・・・文章・・・
構成の見直し
作成した構成の見直しをおこないます。
主に注意をする点は「抜けている内容がないか?」「順番に問題がないか?」となります。
見直しをおこない、問題や違和感がある場合は「構成の修正」をおこないます。
ここで抜けている作業があった時は追加をします。
尚、「構成の内容」にて「不要」と思われる点があっても、あとで必要となる事もあるので「不要などのコメント」や「文字色の変更・背景色の変更」などをおこない、実際に削除はしないようにしてください。
構成の内容に沿って文章を書き出す
文章の最小単位は「いつ、どこで、何が(誰が)、何をした」となります。
よって、これを徹底するようにしてください。
「いつ」や「どこで」は文脈により省く事ができますが、「何が」がないと何を指しているかが分からなくなります。
文章を書き始めてから慣れるまで、文章が最小単位となるように、見出しを細分化するのも良いと思います。
まずは「文章を書く」に慣れる事に重点をおいてください。
「文章のテクニックを磨きたい」と思う場合はたくさんの文章に触れるようにしてください。
ただし、はじめのうちは、小説など登場人物の個性を言葉であらわしているような物は避け、文脈や表現がしっかりしている、ビジネス系の雑誌や本が良いと思います。
以上、「文章を作る流れ」でした
文章を書き終えた時、一番はじめにおこなう事は読み直しとなります。
読み直しをおこない、文脈に違和感を感じた場合は構成の見直しや文章の見直しをおこないます。
見直しは何回行なっても不足はありません。
ただし、修正が必要となった時、「構成に無い事を付け加えてしまう事」には注意をしてください。
「構成に無い事」を付け加えていくと、前後の関係が壊れてしまう可能性があり、最悪テーマと一致しない内容となる事があります。
従って、文章を書き始めたら、「何かが違う」と思っても、構成通りに書き続けて下さい。
どうしても修正の必要があると感じた時は、構成の見直しからおこなうようにして下さい。
ブレインストーミングとKJ法
「ブレインストーミング」と「KJ法」という物をご存知でしょうか?
ブレインストーミングとは「思いついた事を挙げていく手法」となります。
「挙げる事柄」については、なんでも良いので「テーマに関して伝えたい事」を挙げていきます。
そして、「KJ法」は「ブレインストーミングで挙げられた事柄について関連性のある事でまとめ」をします。
「KJ法」にてまとめられた事柄を順番に並べれば、構成が出来上がります。
今回、例えで挙げた「Blogの立上げ」は、作業をおこなった順に内容を詳細化させていきましたが、「ブレインストーミングとKJ法」は逆に「積み上げていく形」となります。
ご自身に負担のないやり方を選び、文章の作成に役立てて頂きたいと思います。
simacatから一言
文章は残す事が目的です。
自分が作成した物でも、後から読み返すと内容に不明な点が出てくる事があります。
恥ずかしいと思うこともありますが、それは「気付き」と考えるべきです。
その「気付き」により、もっと良い文章の書き方を身につける事ができます。
従って、文章を書く事が苦手な人は練習の為に「自分に向けた文章の作成」をするようにしてください。
いきなり長くて難しい文章を書く必要はありません。
実は今回の「Blogの立ち上げ」は「箇条書きから文章を作る方法」でした。
文章は「箇条書き」を上手くつなぎ合わせれば、それなりの形になります。
よって、まずは書く事が重要です。
そして、さらに雑誌や本を読んで文章の構成や言い回しを勉強する事で、内容は洗練されていきます。
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