原因と結果を考える?!因果関係とは?!人の考えや行動の予測?!お仕事の質の向上?!色々な事に役立つ考え方?!
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はじめに
お仕事をしていて、疲れたと思う事はないでしょうか?
「最近、お仕事が忙しかったから」と思う人は、「お仕事での疲れ」を疑っている人となります。
「お仕事が忙しいから、疲れる」、これは「原因」と「結果」となります。
これを「因果関係」と呼ばれています。
しかし、本当にお仕事が忙しかったから、疲れているのでしょうか?
ジムで張り切ってしまったからかも知れません。
スマホのゲームで夜更かしをしていたからなのかも知れません。
この場合、「疲れとお仕事とで、因果関係はない」事となります。
逆に、残業ばかりの毎日で睡眠時間も削られている状態ならば、「疲れとお仕事とで、因果関係はある」事となります。
「因果関係」を利用して、「原因」と「結果」の関係を知る事で、状況を整理し、理解をする事ができます。
そして、この「因果関係」は、人間関係にも利用する事ができます。
例えば、「あの人の事が嫌い」という「結果」があります。
その「結果」には「原因がある」という考えが、「因果関係」となります。
したがって、「原因」を取り除けば、「あの人の事が嫌いではなくなる」となります。
とはいえ、「経験」が記憶として残っている為、そう単純ではありません。
それでも、「因果関係」により、「原因」から「結果」を考える事もできますし、「結果」から「原因」を推測する事もできます。
「因果関係」を知り、お仕事に役立てて頂ければと思います。
因果関係とは
「因果関係」とは、「原因と結果になっている関係」となります。
例えば、お仕事で「目が悪くなった」という結果があります。
お仕事の内容が「事務作業」だとします。
この「事務作業」について、「作業時間が長い人ほど目が悪くなる」という実態が明確に確認できたとします。
「お仕事と目が悪くなった事は関係がある」事となり、これで「因果関係がある」となります。
したがって、「因果関係」とは、「実態が明確に確認されて成り立つ物」となります。
この「因果関係」により、「事務作業の時間が長い人」は「目が悪くなる可能性が高い」となります。
したがって、「事務作業」をおこなう時は、適度な休憩を挟むなどして、「目の状態の悪化を防止する」という対策をとる事ができます。
この様に、「原因」と「結果」が明確に確認できている時、「因果関係がある」として、対策を検討する事ができます。
そして、これは、お仕事の作業でも同様となります。
例えば、「売上情報の集計作業」で、「元データの不備で計算漏れ」が発生したとします。
これは「元データの誤り」が「原因」で、「計算漏れ」となった「結果」となり、「因果関係がある」事となります。
したがって、「元データの誤り」をなくす事で、「計算漏れ」はなくなるので、「元データに気を配る事」を対策とする事ができます。
そして、「他の集計作業」でも、この「因果関係」を理由にして、「元データに気を配る事」を対策とする事ができます。
「因果関係」を利用する事で、「他の作業での不備の解消」についても、検討や対策をおこなう事ができます。
「原因」と「結果」が関係している「因果関係」ですが、これを人間関係にも応用する事ができます。
人間関係への応用
「因果関係」を人間関係へ応用する時は、「原因を理由や目的」、「結果を行動」に置き換えてください。
人は、「行動」をします。
そして、「行動」には、「理由や目的」があります。
言い換えると、「理由や目的」があるから、「行動」をしています。
簡単な所だと、「空腹だから、お腹を満たす」となり、これが「因果関係」となります。
誰かが食事をしている所を見かけると、空腹である事を「推測する」事ができます。
これは、言い換えると、「因果関係にて人の考えや行動の推測が可能」という事となります。
「走っているのは、急いでいるから」「怒っているのは、自分に不利な事があったから」など、「行動から、その原因となっている理由や目的を推測している」事となります。
もちろん、この「因果関係」は「特定の人が対象」となる為、その推測がすべての人に当てはまるのか、明確に確認する事はできません。
その点からは、「因果関係が成り立ってる」とは言えないのですが、人間関係では、「人それぞれの考え方に、それぞれの因果関係がある」という事となります。
これは、「性格」などと言い換える事ができます。
「人、それぞれの性格」にて、「理由や目的」が作られ、「行動」する事となります。
したがって、「人、それぞれの性格にある因果関係」を理解する事ができれば、「その人の行動を推測する」事ができます。
もちろん、すべての行動を推測する必要はありません。
例えば、職場の人であれば、「作業に関係する事」や「職場に関係する事」に絞りこむ事となります。
職場の人がお仕事で悩んでいる時、「理由や目的」を聞きます。
その「理由や目的」から、「職場の人の性格と因果関係のある行動」を推測する事で、「アドバイスや手助け」をする事ができます。
もちろん、いきなりすべての「因果関係」を知る事はできません。
お仕事で関わりのある人の「行動」を観察し、少しずつで良いので、「理由や目的」を知るようにしてください。
ある程度まで「因果関係」のパターンを知る事ができれば、「行動から理由や目的を推測する」「理由や目的から行動を推測する」、このような事ができるようになります。
simacatより一言。
「なるべくしてなった」「こんな結果になるのは、当たり前」など、思う事があります。
実は、これも「因果関係」となります。
これは、「過去の失敗などの経験」により、「原因と結果を理解して、学習していた」という事となります。
そして、これは、ほとんどの人が自然におこなっている事となります。
この学習の結果から、これが「原因」の場合、こういう「結果」となる事を「推測」します。
しかし、「因果関係」の面白い所は、「実は因果関係がなかったという事に気づく時」となります。
「親から怒られた」「友人と喧嘩した」、それらの「失敗の経験」により、「原因」と「結果」を学習しました。
しかし、人が変わると、「因果関係が成り立たなくなる」という事となります。
したがって、「過去の失敗などの経験」に頼るのも良いのですが、「その時に起きた出来事の因果関係についても、冷静に考えるべき」となります。
「原因」と「結果」の道筋を整理する事で、正しい「推測」ができるようになります。
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