反省しろ?!そう言われたけど何を反省すればいいのか分からない?!
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はじめに
以前、「社会人の反省文と始末書についてざっくり解説!!自分の過ちを認めて省みる?!」という投稿を致しました。
こちらでは「反省する事柄を理解している場合を前提」とした「反省文の書き方」について、簡単に解説をしています。
「反省」をするには、「自分が行った失敗を認識して、理解をする必要」があります。
そして、「反省」をし、反省文を書く事が「約束」となります。
しかし、「反省するべき事柄」が分からない時があります。
自分が理解していない事柄について、「反省しろ」「反省文を書け」と言われても、何もする事ができません。
やれる事といえば、「ゴメンナサイと言って頭を下げる」ような、「謝罪のポーズ」をとるくらいとなります。
しかし、この「ポーズ」が、余計に事態を混乱させる原因となる場合があります。
反省をする時は、必ず「反省すべき点を明確にする」必要があります。
「反省点を明確にする」過程で、さらに「反省するべき点」が出てくるかも知れませんが、「理由が分からない反省」は、するべきではありません。
「反省」とは、「同じ事を繰り返さない事」となります。
その為にも、「反省点の確認」をおこない、「反省点を明確にする」必要があります。
反省点の確認
「反省点が分からない」時は、「指摘をした人」や「怒った人」に、「反省点の確認」をする必要があります。
もちろん、自分で「反省点」を理解している場合もあります。
例えば、飲食店の配膳の作業で、「お皿を落として、割ってしまった」とします。
これは、自分が理解できる範囲の失敗です。
したがって、今後、同じ事を繰り返さないように、「お皿を落とした事について反省」ができます。
それでは、自分で「反省点」が理解できない場合はどうでしょう。
例えば、飲食店の配膳の作業で、今までの反省を踏まえて、「お皿を落とさないように気をつけ、慎重に行動をしていた」とします。
この「慎重な行動」について、「遅い」と指摘がありました。
これは、「お皿を落としても構わないので、急いで欲しい」という事なのでしょうか?
「何が正しいのか?」「何が間違っているのか?」、分からなくなります。
これが、「反省すべき点が明確になっていない状態」です。
このような時は、「指摘をした人」に確認をするしかありません。
これが、「反省点の確認」となります。
中には、「意味不明な理由」があるかも知れません。
「前に言われた事と違う事」があるかも知れません。
それでも、「反省点の確認」を行わないと、「自覚をする事」ができません。
「反省点の確認」を行い、「自覚をする事」で、「どのように反省をするのか?」を考える事ができます。
ちなみに、「反省点の確認」をした結果、怒られる事があります。
これは「正しい事」と「間違っている事」が、「指摘をする人の考え方」と大きく、かけ離れている場合です。
「指摘をする人」にも、「立場」があります。
特に、この「立場を大きく傷つけられるような失敗」の場合、「強い口調で叱責される」かも知れません。
しかし、このような場合、余計に「反省点の確認」をする必要があります。
「反省点の確認」をする事により、「正しい事」と「間違っている事」を確実に理解する必要があります。
反省の強要
「反省の強要」をご存知でしょうか?
「反省の強要」とは、ささいな事で「反省文を書け」とか「始末書を書け」と、上司や管理者より強要される行為です。
そして、提出された物について、「いろいろと難癖(ナンクセ)」をつけたり、「何度も書き直し」をさせたりします。
これは「パワーハラスメント行為」の一つでもあります。
何かあると「反省文や始末書」を書かせ、そして、それについて「叱責を繰り返す行為」となります。
この「反省の強要」ですが、これも「反省点の確認」をするべきです。
「反省点」を理解していない「反省文や始末書」には、なんの意味もありません。
「それも自分で考えろ」と、言われる場合があるかも知れませんが、この場合は「反省文や始末書」を書く事ができません。
その事を伝えて、「反省文や始末書の提出を断るべき」となります。
もし、それでも「強要される場合」や「嫌がらせを受ける場合」は、専門機関に相談をしてください。
simacatより一言
冒頭で、「謝罪の姿勢のポーズ」は、「余計に事態を混乱させる原因」となる事に触れました。
簡単に「反省」までの道のりについて触れますが、「自分がおこなった事に誤りがあり、それを認め謝罪をし、このような事が二度と起こらないように反省をする」となります。
したがって、「謝罪」と「反省」は一連の流れとなり、「謝罪」は「反省点を理解をした事」となります。
「反省点を理解していない状態」では、再び同じ事が起こる可能性が高くなります。
その時に、「あの時の謝罪は何だったのか?」という事となりますので、十分に、お気をつけ下さい。
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