【新卒の就活】オワハラには御用心?!就職活動を企業の都合に合わせてはいけない!!
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はじめに
新卒の就職活動にて「オワハラ」が問題となっています。
就職活動は、たくさんの企業より内定を頂き、その企業の中から入社する企業を選ぶのが一般的です。
しかし、企業は入社をして頂く方の人数(採用人数)に制限がある為、入社の意思のない方に内定を出してしまうと、本当に入社の意思がある方に内定を出せなくなってしまいます。
企業側としては確実に入社をして頂く方に対して内定を出したいのです。
そこで生まれたのが「オワハラ」という物となります。
お仕事を選ぶ権利は労働者にあります。
もし、「オワハラ」に遭遇した時、その企業の入社について、十分に検討する必要があります。
オワハラとは
「オワハラ」とは「就活終われハラスメント」を省略した言葉で、就活生に対して就職活動をやめて、自社への入社を迫る行為です。
「ハラスメント」と言われている通り、「人を困らせること」や「いやがらせ」ですので、良い行為ではありません。
その行為は「内定を出す代わりに、他社の内定を全て断る様に指示をする」、「課題などを出して、他社への就職活動を妨害する」、「失礼だ、人として問題がある、などの言葉で自社以外の内定を断らせない様にする」、「最終選考を先延ばしにする」など様々あります。
その行為の中には「脅迫罪」とも取れる様な物もある為、「オワハラ」には問題があるのです。
企業はお金が掛かっている
企業側にも言い分があります。
就活生を採用するにあたり、様々な準備を行い、採用活動を行なっています。
そこには企業の社員はもちろん、専門の企業へのコンサルタント依頼も含め、たくさんの人が関わっています。
そして、たくさんの人が関わる事で、たくさんの「お金」が掛かっているのです。
企業側はこのお金を「回収」する必要があります。
「回収」をする為には「目標の採用人数」を入社をさせる必要があります。
そこで怖いのが「内定辞退」です。
企業は目標の採用人数に達すると、採用活動を打ち切ります。(厳密には、目標の採用人数は前後します。)
採用活動を打ち切った後に「内定辞退」により、入社をする人数が想像以上に減ってしまった時、「目標の採用人数」を達成する事ができず、その分の「お金」を「回収」する事ができなくなるのです。
採用担当としてはこの様な事態を避けたい為、「オワハラ」という行為を行い、自社への入社を確約させる様にするのです。
オワハラをする企業に入社をしても良いのか?
実際に「オワハラ」をされた時、どの様に思うでしょう?
大人の言う事だからと、素直に従いますか?
それとも怖いと感じ、その企業には近寄らない様にしますか?
答えは、どちらを選んでも良いのです。それが労働者の権利なのです。
しかし、心配なのが「オワハラ」をする様な企業に「モラル」は存在するのでしょうか?
「モラル」とは「正しい事と悪い事を判断する基準」です。
「オワハラ」と言う「ハラスメント行為」を行う会社は「モラル」が欠如していると思われます。
従って、その様な企業に入社をする事は、「モラルが欠如した社風を受け入れる」と言う事です。
「モラルが欠如した社風」には「パワハラ」もあるでしょうし、「セクハラ」もあるでしょう。
それを理解した上で入社をするのであれば、問題はありません。
誠心誠意の姿勢が必要
そもそも、現在の就活生の動きが「たくさんの企業から内定を頂き、その企業の中から、入社をする企業を選ぶ」やり方に問題があるのかも知れません。
入社を希望するにあたり、「志望動機」がある筈です。
そして、その「志望動機」には、「その企業ではないといけない理由」がある筈なのです。
従って、「この企業で働きたいから、選考を受けて内定を頂く」やり方が本来のやり方なのです。
しかし、何も考えずに企業側の思惑に従うのも問題があります。
いくら「内定承諾書」を提出したとしても、本採用となった訳ではありません。
いつでも「内定辞退」をする事ができます。
「内定辞退」をする時は、「しっかりとした理由」を考え、「誠心誠意」採用担当の方へ思いを伝えてください。
もし、無理に入社を迫る様でしたら、それは「オワハラ」や「脅迫」となるので、その旨を採用担当の方に伝えてください。
「オワハラ」や「脅迫」を感じるのは、就活生なのです。
もし、しつこい採用担当ならば、ご両親や先生に立ち会って頂き、スマホや電話をスピーカーモードにして、一緒にお話しを聞いてもらいましょう。
simacatから一言
就活生の皆さんが、安心して就職活動ができない世の中というのも、情けない気もします。
相手は大人なので、その言葉が心に刺さってしまう事もあるかも知れません。
しかし、「相手が大人だからこそ、我が儘を言っても良い」と思います。
就活生はまだ未熟なんです。
それを弱点ではなく、特典だと思って自由に就職活動をして頂きたいと願っています。
そして、後悔がない様に希望する企業への入社が叶う事をお祈りしております。
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