お仕事で議論をする価値とは?!得られる物があるかないか?!自分と相手のお互いが得られる物を意識する?!
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はじめに
「議論をする価値がない」などと言われてしまうと、非常にショックです。
「議論」をおこなっている時、「価値がない」と言われてしまうと、自分の考えを否定されていると感じてしまいます。
とはいえ、そのような相手と「議論」をしても、こちらも「価値」を感じる事はないでしょう。
「議論をする価値がない」などと言われた時は、「こちらこそ」と考えるようにしてください。
今回は、「お仕事で議論をする価値」と「議論は自分の考えを伝える場」について触れたいと思います。
自分が「議論」をする時、「自分の考え」だけではなく、「議論の価値」を上げる事についても考えて頂きたいと思います。
お仕事で議論をする価値
「議論をする価値」とは、「議論をする事で何か得られる物があるかないか」となります。
「得られる物があれば価値がある」「得られる物がなければ価値はない」となります。
はじめに「議論」の意味となります。
「議論」とは、「議題について論じ合う事」となります。
したがって、「議論」には「議題」と「論じ合う事柄」が必要となります。
幸い、お仕事では「目的」の為に「議論」をおこないます。
したがって、この「目的」が、そのまま「議題」となります。
「お仕事で議論をする価値がある」とは、「お仕事に関連する議題について論じる事で自分にも相手にも何か得られる物がある」という事となります。
これは、「自分にも相手にも」という部分がポイントとなります。
したがって、自分も相手も「得られる物がない」時、「価値がない」事となります。
「議論」でよくあるのが、「文句や愚痴」などとなります。
これらは「悪口」となります。
「悪口」を聞いて、何かの役に立てば良いのですが、そうなる事は稀です。
よって、「得られる物がない」事がほとんどとなり、これは「議論の価値がない」となります。
その他にも、「言葉を発しない」「否定ばかりする」なども、「議論の価値がない」と言えます。
それでは、「どのような事が価値になるのか?」となります。
「議論の価値」とは前述のとおり、「議論をする事で自分にも相手にも得られる物の存在があるか、ないか」となります。
「自分に得られる物」と「相手が得られる物」を意識すると、「価値のある議論となる可能性が高くなる」という事となります。
「自分が得られる物」については、「自分の事」なので見つける事は容易です。
しかし、「相手が得られる物」については、「相手の望み」を知る必要があります。
「議論」は「議題について論じ合う事」ではあるのですが、はじめに「自分の望み」と「相手の望み」を明確にする事で「お互いがそれぞれに望んでいる物」を知る事ができます。
この「お互いのそれぞれが望み欲している物」から、「お互いに一致する物」があれば「価値のある議論」となります。
「価値のある議論」を考える時は、はじめに「お互いの望みに一致する物を探す事」からはじめてください。
とはいえ、「議論の真髄」は「自分の考えを相手に理解をさせる事」でもあります。
これは、「自分であれば相手が」「相手であれば自分が」、それぞれに「自分とは異なる考えを理解させ納得させる事」でもあります。
残念ながら、「異なる考え」の為、お互いが譲らず、「熱い議論」となり、「悪口」や「暴言」が飛び交う場面があります。
このような時は、無理にお互いの考えに従う必要はありません。
「悪口」や「暴言」が飛び交う時点で、「価値のない議論」となっています。
その場は早々に終了して、「次回の議論の場をセッティングするべき」となります。
とはいえ、「なぜ悪口や暴言が飛び交う事となったのか?」については、お互いに話し合う必要があります。
そこには、「事情」があるはずです。
この「事情」を自分も相手も、お互いに理解をしないままだと、ずっと「価値のない議論」が続いてしまう事となります。
「価値のある議論」の為には、「お互いの事情を理解し、お互いの考えを認め合う為の努力」が必要となります。
議論は自分の考えを伝える場
「議論とは自分の考えを伝える場」でもあります。
したがって、「相手の事ばかり」を考えていると、「自分の考え」を伝えきれない場合があります。
これでは「議論の価値」以前に「議論の意味がなくなってしまう」という事となります。
もちろん、「理解されない」「意見が食い違う」などによる、「問題行動」は避けるべきです。
冷静になり、言葉や態度に気をつけ、「問題行動」とならないように注意をしてください。
その上で、「正直な自分の考え」を整理して、分かりやすく伝えるようにしてください。
「議論」をする前に、「自分の考え」から「最終的な結論」を準備して、それを伝えるような工夫をするようにしてください。
simacatより一言
「議論」には「論破」などという行為があります。
「論破」は非常に「感じの悪い雰囲気」をつくる事があります。
「論破」とは、「相手の意見を破る事」「言い負かす事」という意味です。
したがって、「相手に敗北感を与えてしまう可能性」があり、これが「感じの悪い雰囲気の原因」となります。
よって、「論破」ではなく「説得」を心がけるようにしてください。
「説得」とは、「よく話して理解をさせる事」となります。
その為には、しっかりとした「根拠」が必要となります。
「自分の考えの整理」をして、それにもとづいた「根拠の準備」をして、「議論をする相手に分かってもらう事」を目指すようにしてください。
ちなみに議論の場で、「問題行動」が原因で恐怖を感じてしまう事があります。
恐怖を感じてしまうと、「発言をしたら、また怖い思いをするかも知れない」と考えてしまい、言葉を発する事ができなくなります。
これは、「心が傷ついた状態」です。
このような状態になった時、無理に「議論」をする必要はありません。
理由は前述の通り「議論の価値がない」のと、無理をすればするほど「心の傷」が大きくなる為です。
とはいえ「自信」を失う必要はありません。
時間とともに恐怖は徐々に薄まっていきます。
しばらく時間をおいて、恐怖が薄れはじめたら、少しずつで良いので、意見を述べるようにしていきましょう。
決して無理はしないようにしてください。
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