ケチな会社はリスクが高い?!魅力的な会社とは多くの事を与える存在!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
突然ですが、「自分の会社はケチだなぁ」と思った事はありますか?
「はい」と思った人はどの様な事で、そのように思いましたか?
「筆記用具やノートを買ってくれない」などは良く聞きますね。
「エレベータはあるけど、お客様用なので、社員には乗らせない」などは、意識高い系のケチですね。
「ケチ」と思う事の殆どは、「望んだ物を与えてくれない」と感じた時となります。
それでは、「会社はあなたの為に、何をしてくれていますか?」と聞かれた時、何かありますか?
例えば、「月1回は就業時間内の1日を使って、勉強会を行っています」とか、「最新の話題や技術の情報を週に一度、全社員宛にメール送信があります」などです。
「必要ない」と思う人もいれば、「大変有り難い」と思う人もいると思います。
しかし、これは会社が従業員に対して、「与える動き」をとっていると言う事です。
勉強会として従業員にお給料を支払って勉強をさせたり、従業員の知識レベルの向上の為の情報を流したりなど、「与える動き」をしているのです。
有り難いと思うか、思わないかは、人それぞれだと思いますが、この様な会社は「ケチ」とは言えません。
会社は、従業員に対して、提供する物が多ければ多いほど魅力的となります。
「給与」、「情報」、「技術」、「仲間」、「考え方」、それらを従業員が欲して得られる事で、魅力を高めます。
そして、その魅力は愛社心に繋がっていきます。
従業員を育てる
会社が従業員に「与える行為」で、例えば「新人研修」があります。
「新人研修」は、新入社員に対して行う教育です。
「新人研修」は多くの会社で行っていますが、その内容は「社会人としての最低限のマナー」から、「自己啓発」に至るまで、様々な事柄があります。
しかし、「うちの会社は現場主義だから、仕事は現場で覚える物」だと言って、「最低限のマナー」だけを教育し、現場に放り込む会社があります。
入社後早々、現場に放り込まれた新入社員は、その後も、現場から現場を渡り歩き、年月が経ち、ある思いが浮かびます。
「自分の会社に何の魅力もない」
会社は従業員に対して「何も与えていない」ので、従業員からすると、「お給料」以外の関係はありません。
お給料が貰えるなら、今の会社でなくても良いのです。
終身雇用も崩壊しつつある今、この様なドライな考え方も良いでしょう。
しかし、新入社員の頃から、会社より多くの事を「与えられ続けてきた」場合、会社との関係性は深くなり、なるべく、その状態を維持し続けたいと考えます。
それは「愛社心」です。
会社との関係を深く感じ、会社から多くの事を「与えられ続けたい」為に、お仕事も含め、会社の為になる事を考え、そして行動をしていく事となります。
ケチるリスク
「設備投資」を全くやらず、従業員が楽になる為の工夫を考えない会社があります。
なるべく、お金を掛けたくないという「ケチ」な発想が、会社の経営の足を引っ張ってしまうケースがあります。
例えば、勤怠システムや精算システムを導入せずに、手書きで対応させる会社です。
手書きでの対応は、書く手間はもちろん、それを集計する手間も必要とします。
「人がいるんだし、人がやれば良いじゃないか」と思う経営者もいらっしゃると思います。
売上に関係のある従業員については、雑務にかかる時間を減らし、売上に貢献して頂いた方が良いでしょう。
そして、売上に関係のない人を使うなら、その分の人件費を設備投資に回した方が、会社にも良い影響を与える可能性があります。(固定費の削減と減価償却による費用化)
また、在宅勤務が求められる様な時、電子化もせずにいると、社内での仕事は会社に出勤しないと、行えなくなってしまいます。
それでは「会社に出勤すれば良い」という事となります。
しかし、「社会で求められている行動」に従う事のできない会社は、いずれ「酷い会社」というレッテルが貼られます。
そして、「そんな会社との取引は控えたい」と言って、取引先は去っていきます。
売上が減り、その結果、経営状態は悪くなり、リストラや倒産となる可能性が高くなります。
いま、働いている会社の状況で、心当たりがある場合は気を付けてください。
「経営層に訴える」と言う事は難しいと思います。
なるべく自分の周りで「手間」と感じる事は、簡略化に向けた仕組み作りを考えておき、できる限り対応をしておきましょう。
能力のある人が辞めていく
「能力のある人が辞めていく」会社があります。
良く聞くのが、「このまま、この会社にいても、良い事は一つもない」という言葉です。
「良い事」とは、「お給料」かもしれませんし、「昇格・昇進」かも知れませんし、「環境」なのかも知れません。
どれが本当の原因なのかは分かりませんが、それらに代る「会社が与えられる物」があれば、思い留まる可能性は、あったかも知れません。
しかし、「ケチ」な会社に「与えられる物」などありません。
徐々に自分も、会社に対して不満を感じ始めるでしょう。
その間、1人辞め、また1人辞め。
「能力のある人」は少なくなり、「無能な人」に足を引っ張られる様になります。
その時、「このまま、この会社にいても、良い事は一つもない」と思うのです。
「ケチ」な会社で「与える」事をしていない会社に、「能力のある人材」は残らないのです。
simacatより一言
会社は、与える事により魅力は増します。
したたかな人であれば、その様な魅力のある会社に入り、多くの事を学び、そして学びきったら、次の魅力ある会社に移っていくでしょう。
この様な人は能力を上げ、自分の価値を上げ、そして給与単価も上げていきます。
「ケチ」な会社に固執して、学ぶ事を期待できないのであれば、今後の自分について、考えてみましょう。
自分が求めている物が、「ケチ」な会社にない場合、会社に期待をするのは止めましょう。
ただし、諦めないでください。
自分で探して、自分で手に入れれば、それで良いだけなのです。
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