お仕事は色々と大変?!販売は売上、会計は締め、各お仕事で苦労をしていた事をご紹介!!
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はじめに
元々、ITのお仕事をしていた為、「月末」「4半期」「半期」「年度末」は色々と問い合わせを頂く事が多くありました。
それぞれの担当者も生活がかかっているので、必死になる気持ちは理解できます。
その気持ちに答える為にも、少しでも正確に、そして早く、回答ができるように努めてきたつもりです。
特に関わっていたのが「販売」と「会計」のお仕事でしたので、ここに主軸をおいて、お話しをしたいと思います。
色々なお仕事の形態があり、そして考え方があります。
こちらでお話しをする事が全てではない事を予め、ご了承下さい。
販売ではセールス担当が苦労をする
「販売」は「売上」に直接、結びつきます。
会社は「売上」を上げていく必要があります。
そして、どれだけ「売上をあげる事ができたか?」がセールス担当の間では評価の基準となります。
当然、多くの「売上」を上げたセールス担当の評価は高くなりますし、個々に目標もあるので、正確な「売上」を把握できるようなシステムがありました。
販売については「月末」「半期」「年度末」のスパンで、お問い合わせが増える傾向にありました。
「月末」は毎月の事なのですが、「半期」や「年度末」は「月の目標未達者」が挽回をできるチャンスでもあった為、「自分が考えている売上」と「システム上の売上」を比較し、一致していない時に大騒ぎとなっていました。
「売上」として正しいのは「システム上の売上」であって、セールス担当が「自分が考えている売上」は、自分で控えている情報にすぎません。
一致しない殆どの原因は、セールス担当が比較を行った時に、まだ「売上」がシステムに反映がされていない状態で、単なる早とちりでした。
しかし、この様な事が続くと、セールス担当がどれだけ焦っているのかを理解する事ができました。
しかし、中には少し厄介なお問い合わせもありました。
「売上を減らす要素」である、販売奨励金(リベートとも言いわれ、販売促進費で賄います)を差し引いた結果、「売上未達」となったり、値引きが行われた結果、「売上未達」となる物です。
セールス担当が把握をしている「販売奨励金」や「値引き」であるなら、早とちりで済むのですが、お問い合わせを頂いた殆どが、「システムに設定」され、自動的に行われるような仕組みとなっていました。
そして、「設定の間違い」という事もありました。
これは、セールス担当のレベルでは分かりません。
間違って登録された、「売上を減らしてしまう要素」により、販売ではセールス担当が焦り、「売上」の達成に苦しむ様子が伺えました。
その後、「システム上の売上」の更新間隔を短くしたり、「販売奨励金」や「値引き」を調べやすくする仕組みを導入しました。
しかし、「設定の間違い」だけは、人為的なミスなので、手の打ちようがありませんでした。
会計では経理担当が苦労をする
「会計」は「決算」に直接、結びつきます。
一部上場の企業は「決算報告」が義務付けられています。
「決算報告」は会社の健康状態を示す物です。
監査が入り、調査をした結果に誤りがあると、罰金(追徴課税)としてお金を失う事はもちろん、銀行や投資家からの信用も失ってしまいます。
会社にとって、「決算報告」はそれほど重要な物なのです。
そして、会計については「月末」「四半期」「半期」「年度末」の各締めにて、お問い合わせが多くありました。
「四半期」について耳慣れない言葉かも知れませんが、一年を4分割にした3ヶ月毎という期間です。
会計は、会社が持っている財産について、有形・無形を問わず、金額で算出をします。
「棚卸し」などの言葉を聞いた事があるかと思いますが、会社が所有している商品や備品の数を調べ、金額に換算する事を目的としています。
そして、会計の一番大変な所は「締め日」がある事です。
「当たり前じゃん」と思われるかも知れませんが、皆さんが想像される「締め日」は、過ぎてしまっても怒られる程度で済むでしょう。
しかし、会計で「締め日」が守れないと、そのまま「決算報告」が遅れてしまい、その結果、会社の信用が著しく下がってしまうのです。
従って、経理担当は「締め日」までには完了となるように、必死となるのです。
会計情報を扱うシステムがありました。
会計は仕訳の集合です。
末端の情報となる仕訳が会計システムに取り込まれ、経理担当は各帳簿にて正しい状態である事を確認しています。
経理担当を苦しめるのが、各帳簿を確認した時に「実際に確認した金額と帳簿上の金額の不一致」や「帳簿上の金額の不一致」です。
例えば、「銀行口座の実際の預金額」と「帳簿上の銀行口座の預金額」の不一致や、「帳簿上の売上額」と「帳簿上の請求額」の不一致です。
どこかで「仕訳の不足」や「仕訳の間違い」が発生しているのです。
その様なお問い合わせが、「締め」の際には良くありました。
「会社の仕訳」は大きな会社になればなるほど、たくさんのデータとなります。
その、たくさんのデータから、間違っている仕訳を探すのは、非常に大変な事でしたが、経理担当と一緒に、「絞り込んでは比較を行い」を繰り返し、正しい仕訳を排除し、「誤っている仕訳」を見つけ出しました。
これは、お問い合わせではなく、作業ですね。
そして、間違いを正しては「決算報告」を作成し、細部まで確認を行い、誤りを見つけては、「仕訳の調査」という繰り返しを行い、正しい「決算報告」を「締め日」までに作成をしました。
経理担当の苦しみが、良く分かるお仕事でした。
このお仕事を「月末」「四半期」「半期」「年度末」のスパンで繰り返している事に関心をした記憶があります。
simacatから一言
「販売」と「会計」のお話しをしましたが、本当はもっと複雑な作業をしています。
これをお読みになって、「簡単じゃん」と誤解がないようにしてください。
そして、お問い合わせを頂き、色々と相談をさせて頂いた、当時の各担当者の方々には良い勉強をさせて頂き、今でも感謝をしています。
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