SES客先常駐はそんなに悪い??SES客先常駐のメリットとデメリットをご紹介!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
IT業界でSESのお仕事はしない方が良いと言われる方がいらっしゃいます。
お話しを伺うと確かに理解できる部分もありますが、少々妄想が入っている様に感じます。
SESとは?
SESのメリットとは?
SESのデメリットとは?
について簡単にご説明します。
お仕事を選ばれる際のご参考にして頂ければと思います。
SESとは
SESとはSystem Engineering Serviceの頭文字をとった略語で客先常駐にて技術(労務)を提供するお仕事となります。
そして契約の形態の一つでもあります。
SES契約と言われ、準委任契約と同じ様に客先には指揮命令権はなく、成果は成果物ではなく、あくまでも労務提供となります。
客先常駐とは
客先常駐とはお客様側の作業場所で作業をする事です。
お客様と共にお仕事をする事となりますのでお客様から直接依頼をされたり、直接質問をする場面が多くあります。
お客様の状況をいち早くキャッチする事ができるポジションで作業を行う事ができます。
SESとは客先常駐にて技術(労務)を提供するお仕事。
SESのメリット
技術や知識の収集
自分が入社した会社の社内で開発を行なっていると、同じ様なシステムや言語を長く扱う事となり、技術力の向上が鈍くなります。また業界の知識といった点でも深く知ることは難しい環境となります。
その点、客先常駐ではお客様の情報、もしくお客様の業種の情報を収集する事ができます。
技術力や知識を身に着けるには、環境に身を置く事が有効です。
その様な事がSESでは経験する事ができます。
効率的な作業を知る事ができる
様々なお客様の環境に身を置く事により、効率的な作業を知る事ができます。
例えば、A社はツールなどを駆使して効率的な手順で作業を進めていましたが、今いるC社はチェックを人の手で行なっている為、非効率な手順で作業を進めていました。
A社の様な効率的な手順を提案し、C社も効率的な手順で作業を進められる様に提案をする事ができます。(あくまでも概念のお話しです。無断でA社からツールを入手し、それを利用する事は禁止です。)
経験や知識は仕事を続けて行く上で心強い味方となるのです。
人脈を広げる
お客様との交流から、人脈を広げる事ができます。
仕事上で、ちょっと聞きたいことでも、金銭が絡んだり手続きが必要であったりします。
その点、プライベートであれば、ちょっとした事であれば聞いてみる事が可能となります。
情報交換は、社会人としてはとても重要な事なのです。
様々な会社でお仕事をする事で経験や知識を蓄えられます。
様々な会社でお仕事をする事で効率的な作業を知る事ができます。
様々な会社でお仕事をする事で人脈を広げる事ができます。
SESのデメリット
自社と疎遠になる
自社と疎遠になる為、自社では非常に居心地が悪くなります。
その結果、益々自社から離れてしまいます。
お客様にどれだけ評価をされていても自身の評価は一定以上は上がらなくなります。
入社時に仕事内容をSESとした時
SESとして会社に入社をすると客先常駐が終了すると会社を退職するという様な有期雇用のケースが多くあります。
契約期間は派遣契約と同様と考えた方が良いでしょう。
SES契約の形態
客先常駐では自分が入社した会社から指揮命令を受けます。
しかし、一人で客先常駐となっている場合は誰が指示をするのでしょうか?それはお客様となります。
この部分がSESのグレーとされている部分なのです。
休暇が取りにくい
指揮命令は自社となっているので本来は自社との調整だけで良い筈なのですが、客先常駐で作業をしている以上、お客様との調整も必要となります。指揮命令系統が2つあるイメージとなります。
使い倒されたりポイ捨てされる心配
SESはお客様に対して技術的な面でフォローを行う事が大きな役割となります。
それだけ作業量も多く知識も必要とされます。
たとえば、景気の悪化などにより人員整理が起こった時ですが、
- 人員整理の対象がお客様の社員の場合→SESに作業が集中してしまう
- 人員整理の対象がSESや派遣社員の場合→今月一杯で終了
この様に好きな時に使われ、不要になったらポイ捨てされてしまうイメージが強くあります。
自社と疎遠になります。
SESにて入社をした場合、有期雇用となるケースが多くあります。
休暇の調整に手間がかかる場合があります。
お客様の人員整理の際、使い倒されたりポイ捨てされる可能性があります。
simacatから一言
私個人的な感想で申し訳ないのですがSESがそれ程に悪い事とは思いません。
自分が入社した会社によるのですが、現在は殆どの会社が自社の社員を守る傾向にあります。
この為、休暇の取得についてはお客様の了解が得られれば取得ができたり、体調が悪いと自社の担当営業からお客様にお話しをして頂けたりします。
SESを行なっている会社に入社する時は「社員に対してどの様なフォローがあるのか?」という事と「次のお仕事の斡旋はして頂けるのか?」を確認をしましょう。
皆様のご参考にして頂ければ幸いです。
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