お仕事で経費節減してますか?!節減による会社への効果とは?!会社の利益に貢献しましょう?!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
ボールペンや付箋など事務用品を社用で使用する時、「台帳などにいちいち記入しないといけない規則」が会社によりあります。
これは「発生費用の確認」や「在庫管理」はもちろんですが、面倒なステップを踏む事で「事務用品を無駄に使用させない為の工夫」でもあります。
また昼休みは「事務所の電気を消灯する」などの施策を実施している企業も多くあります。
中には、タイマーで設定された時間になると「自動的に照明を間引く」「自動的に照明を切る」という対応をして電気の節約をしている企業もあります。
今回は「経費節減による会社の効果」について触れたいと思います。
最近では「SDGs」という言葉を耳にしますが、今回はそちらのお話しではないので、あらかじめご了承ください。
経費節減
「経費となるものを減らす事」が「経費節減」となります。
「経費とは企業の活動で利用されるお金」で「費用」とも言われています。
そして、「節減」とは「けずり減らす事」となり、「経費節減」とは「経費をけずり減らす事」という意味になります。
それでは、「経費にはどういう物があるのか?」となりますが「たくさんあります」という答えになります。
よって、「経費のイメージとしてわかりやすい物」を挙げます。
- 光熱費
- 消耗品費
- 通信費
それぞれの「経費と節減の動き」について簡単に触れます。
光熱費
「光熱費」として一般的な物が「電気」となります。
もともと電気の利用にはCMなどでも「節電」が謳われてきましたが、「2011年3月11日の東日本大震災での原子力発電所の事故」から電気を使わないようにする動きが加速しました。
これは「原子力発電所の停止」により「電力の供給不足」となった為です。
ここから「電気の節減」として「職場の照明の節減の動き」がはじまりました。
それまでも「お昼休みの時間の照明の消灯」はおこなわれていましたがさらに、事務所や廊下などの「不要と思われる蛍光灯の間引き」などがおこなわれ、一時的に会社の中が薄暗くなりました。
現在では、LED蛍光灯に置き換えられて「明るくても消費電力が抑えられてる」のですが、それでも不要な電気は使用しないように、小まめな消灯がおこなわれています。
冒頭の「自動的に照明を間引く」「自動的に照明を切る」というのはこうした背景によるものです。
消耗品
「消耗品」の中に「紙」があります。
じつは「紙」は「事務用品費」や「雑費」などになる可能性もありますが、どれも同じ「経費」となります。
以前は「会議の内容を紙に印刷をして参加者全員に配る」という事が当たり前におこなわれていました。
よって「紙の消費」が非常に多い状態でした。
そして、紙の原料となる「木や森林の伐採」が比例しておおくなり、これが「自然環境の保護」という視点から問題視されました。
そして、「できるだけ紙を利用しない」という考え方で「ペーパーレス化」がはじまりました。
会議では「プロジェクター」や「大きなディスプレイ」を利用して情報の共有をする事になりました。
さらに「ノートPCの低価格化」「タブレット端末の機能向上」により、これらの電子機器を利用する事で「紙を印刷しなくても情報を見る事ができる」ようになった為、さらに「ペーパーレス化」が進みました。
ちなみに、今でこそ「再生紙」は当たり前となっていますが「再生紙」が出回り始めた頃は「再生紙は質が悪くて値段が高い」という状態でした。
それでも、社会全体の動きとして「紙の使用を減らすか」「再生紙にするか」の選択しかなかったという状態に企業も頭を抱えた時代もありました。
通信費
「通信費」とは「電話代」や「切手やハガキ代」となります。
一昔前は「電話やFAX」「郵便」などが一般的に利用されていました。
「FAX」では「電話料」と「紙」が必要でした。
「郵便」では「切手やハガキ代」と「紙」、さらに「時間」も必要でした。
現在では社用の連絡であっても、「SNSや電子メール」が利用されています。
「SNSや電子メール」は「文章」だけではなく「写真や図形」なども送る事ができます。
さらに、「印刷による紙の出力も不要」となりました。
「SNSや電子メール」による連絡は「郵便」と比べて時間がかかりません。
また、「データ通信による音声通話が可能」となった為、「電話代」も削減する事ができています。
これらは「節減」をする事により「便利や快適になる場合もある」という良い例となりました。
以上、「経費と節減の動き」でした
みなさんが当たり前にお仕事をしている状態は今までの工夫の成果で成り立っています。
とはいえ「完成された状態」というわけではありません。
日頃より、「経費」について意識をしていただき「自分にもできる経費節減」をおこなっていただきたいと思います。
経費と収益
「経費節減」は「収益の向上」となります。
経費
前述の「光熱費」「通信費」「消耗品費・雑費・事務用品費」などは経費となります。
「経費が増える事」とは「会社にどのような影響を与えるのか?」となります。
「経理のお仕事」をされている人は、ご存知の事と思います。
前述の通り「経費とは企業の活動で利用されるお金」です。
言い換えると「会社を運営させる為に必要なお金」となります。
会社の役員の報酬や社員のお給料もこの「経費」の扱いとなっています。
経費を減らすとどうなるの?
「経費を減らす事は収益を増やす事」となります。
「損益計算書」と言う物をご存知でしょうか?
言葉の通り「損失と収益」をあらわした物で、「P/L(Profit and Loss)」とも呼ばれています。
「損失は経費などの支出」で、「収益は売上げなどの収入」です。
「同じ収入であれば支出が少ない方が残る物が多くなる」ように「同じ売上げであれば経費が少ない方が収益が多くなる」という事です。
これが、「経費を減らす事は収益を増やす事」となります。
「損益計算書」でいうと、「経費より収益が多い」場合、「収益ー経費=利益」となります。
逆に「経費が収益より多い」場合、「経費ー収益=損失」となります。
収益が多くなるとどうなるの?
「収益」が増えると、それだけ「利益」が増える事となります。
そして「利益が多い会社ほど信用が高くなる」となります。
そして、信用のある会社は、株式会社であれば「配当金が増える」事により、みんながその会社の株を買おうとする為、「株価」が上がります。
その結果、「会社の価値」が上がっていきます。
その反面、「税金(法人税)は利益によって計算される」為、「利益の高い会社ほど多くの税金を払う」必要があります。
税金が高くなるなら利益を減らせば?
「経費を増やす」事によって、「利益を減らす」事ができます。
「利益を減らす」事により「収める税金の金額を抑える」事ができます。
「経費を増やす方法」はたくさんあります。
例えば、会社で働いている人のお給料や賞与を上げたり、福利厚生費などで社員に還元するなどは「経費の使い方」の一つです。
このような方法により、「経費を増やす」事は可能です。
ただし「経費として認められないお金の使い方」をしてしまうと税金の対象となります。
そしてなにより、「利益が無い」という事は「その会社はお金を生まない」事を意味します。
それは、「社会的にイメージの良いものではない」為、信用が下がってしまう可能性があります。
また、「株式会社」であれば、「利益」がないという事は「配当金」もありません。
このような、「持っていても何の得もない会社の株式」は、みんなが手放してしまいます。
その結果、「株価の低下」に繋がり「会社の価値が下がってしまう」事となります。
経費節減は自分の得に繋がる
何よりも不安なのが「自分の会社が倒産する事」となります。
これを避ける為、「経費節減」により、なるべく「利益を出す」というような施策はどの企業でもおこなわれています。
経営陣も利益を出し、その利益を会社の資産や剰余金とする事で「会社の体力」をつけ、少々の不景気ではビクともしないような施策を講じています。
よって、「経費を節減する行動」は、「皆さんの生活を守り安定させる事」に繋がり、最終的には「皆さんの得」となります。
以上、「経費節減は収益の向上となる」でした。
「経費節減」は「言われたからやる」よりも「自分で気づきおこなう」という気持ちが「会社の利益への貢献になる」と考えるようにしてください。
simacatから一言
正直、節減は色々と煩わしいです。
しかし、お仕事で節減を意識していると家でも意識をするようになります。
これは自分に直接影響のある事なので無駄にはなりません。
「経費が減る事」は「収益が増える事」です。
お仕事で得られたお給料をできるだけ多く残す為にも、「経費節減を意識した生活」を送るように心掛けてください。
コメント