頼り合うことの意味を知ろう?!そして知識を得て成長につなげよう!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
人に頼る事は甘えの様に捉われがちです。
なぜ、甘えと捉えられるのでしょうか?
それは「頼る事」と「頼り合う事」が、混同されてしまっているからです。
また、学生時代の「宿題」の制度も原因のひとつかも知れません。
知識を刻むには、自分で経験をしないといけません。
従って、宿題は自分で行う事により、知識として蓄えられます。
しかし、友人と得意分野を交互に教え合う、こうした経験のある方は、頼り合う事の本当の意味を知っているではないしょうか。
お互いに頼り合うという事は、お互いの良いところを引き出しあいながら、良い成果を出す事と認識をするべきです。
頼る事で得る物
「頼る」とは、助けて貰う前提で、寄り掛かったり、頼みとする事です。
従って自分が困った時に、一方的に誰かに何かを行なって頂く事となります。
得る物としては、「窮地からの脱出」や、お仕事であれば「成果」となります。
「頼る事は甘え」と言われ理由は、この部分にあるのだと思われます。
頼る事で損をする事
誰かに頼る事は、「一方的に得る事」のように感じますが、一つだけ得られない事があります。
それは「経験」です。
誰かを頼る事で、「頼った部分の経験」をする事ができません。
従って、頼りっぱなしでいると、「頼った部分」について、理解をする事ができなくなってしまいます。
もちろん、自分には分からないので、誰かを頼るので、ずっと知らないままでも、良いのかも知れません。
頼られる方は負担しかない
一方的に「頼りにする」行為は、「頼られている方」に、何も得がなく、負担しかありません。
そして、「頼られている方」にも、するべき事があるので、徐々に「頼られる事」を煩わしく思ってきます。
「頼られている人」が頼れなくなった時に、初めて「頼ってきた部分」を自分で解決しなくてはならなくなります。
しかし、今まで「頼るだけ」だったので、解決をする方法が分かりません。
「窮地からの脱出をする事」も「成果を出す事」も、できなくなります。
頼った事は必ず学ぶ
「一方的に頼りにする」事は、「今だけを凌ぐ」事が、前提となります。
しかし、頼って何とかなった事については、必ず、「どの様に解決をしたのか?」を確認しましょう。
自分では分からず、誰かを頼って解決したのですから、「分からない部分を補う事」が重要となります。
「頼る事」は、決して悪い事ではありません。
「頼る事」は、知らない事を「学ぶ」良い機会となります。
自分が分からない部分を補強する為に、「人を頼る」と考えて下さい。
頼り合う事とは
「頼り合う」とは、一方的に「頼りにする」事とは異なります。
自分が知っている分野で、誰かが困っているのであれば、「頼りにされる」事となるでしょう。
「頼りにしたり」「頼りにされたり」、そうして、不明だった部分をお互いが補い、学習をして成長をしていく事が、「頼り合う理想の形」となります。
お互いを尊敬しあう
頼り合う為には、前提があります。
それは、「お互いを尊敬しあう」事です。
自分には分からない部分を補い合うのですから、「頼りにする人」に対して、信頼をする必要があります。
そして、信頼の証として、尊敬をします。
この気持ちが抜けてしまうと、信頼は崩れてしまいます。
そして、「頼り合う事」は難しくなってしまいます。
「頼り合う事」は、互いを信頼し、尊敬をしあう事で成り立つ関係だといえます。
信頼と尊敬の先、個性から学ぶ
互いを信頼し、尊敬し合っていても、時が経つと徐々にその関係が崩れてしまいます。
「頼り合う」関係の中で学び、そして知識が積み重なってくると、知識の差がほとんど無くなってしまいます。
そうすると、「頼る事の意味がない」と考えるようになるからです。
しかし、そこまで築き上げた関係性を失うのは、「勿体無い事」と考えるべきです。
もし、学ぶ事が無くなったと考えた時、「人の個性」に目を向けて下さい。
「個性」は人ぞれぞれです。
その「個性」から生まれる考え方を自分の考えの中に取込み、混ぜ合わせる事で、自分では考える事の出来なかった事が、思いつくかも知れません。
simacatから一言
仕事をしていると、お願いばかりされる事があります。
これを「頼りにされている」と勘違いをし、張り切ってしまう場合があります。
確かに、「頼りにされる事」は信頼の証しなのかも知れませんが、お願いばかりされているのは、「良い様に扱われているだけ」の場合がほとんどなので、注意が必要です。
もし、心当たりのある方は、こちらからも、何かをお願いしてみましょう。
断れた場合は、「頼り合う事」は絶望的です。
「良い様に扱われているだけ」なので、その関係を精算する方向に、考えた方が良いでしょう。
お仕事をする上で、「頼り合う事ができる関係」は非常に重要です。
是非、その様な関係を築いて頂ければと思います。
重ね重ねとなりますが、頼って知り得た事を自分に取り込む事を忘れないで下さい。
「頼り」にする事は「甘える事」ではなく、「自分の成長の糧を得る」と考える様にしてください。
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