お仕事で無能と言われました?!辛い?!逃げたい?!全てにおいて有能な人間などいません?!
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はじめに
厳しい先輩や上司とお仕事をしていると「無能」と言われる事があります。
これは完全に「パワハラ案件」なのですが、口の悪い人は語彙力の低さから、どうしても、このような言葉をチョイスしてしまいます。
そもそも、「全てにおいて有能な人間」はいません。
お仕事で、たまたま見せた能力が評価され、「有能」とされただけです。
そして、「無能」についても同じです。
「全てにおいて無能であることの証明」もできません。
たった一つの事が出来ないと「無能な人間」になるなら、「有能な人間」も「無能」になってしまいます。
また、会社は自社の事業内容に沿って、「一定の能力」を認め、従業員を雇っています。
これが「入社試験」や「適性検査」、そして「面接」になります。
会社が能力を認めている以上、「同じ会社で働く人に無能な人間は存在しない」という事になります。
とはいえ、「無能」と言われてしまうと落ち込んでしまいます。
そして、「そんな自分でも、お仕事を続けられるのか?」と不安になります。
答えは「続けることはできます」になります。
自信をなくしてしまうと「考えがダメなほう」に向いてしまいます。
今回は「有能と無能」について触れたいと思います。
特に、「無能と言われた時」「無能と感じた時」、「無能についての考えの整理」にお役立てください。
有能とは
「有能」とは「能力や才能がある」という意味です。
一般的なお仕事で「有能な人の特徴」をご紹介します。
高い専門知識や技術をもっている
自分の担当分野において深い知識やスキルを持ち、高いレベルで業務を遂行している。
問題解決能力がある
発生した問題に対して、迅速かつ的確な解決策を提案し実行している。
コミュニケーション能力がある
上司や同僚、顧客など、さまざまな人々と円滑にコミュニケーションを取り、協働している。
柔軟な対応力がある
状況の変化に対応し、臨機応変に考えて行動している。
責任感がある
与えられた仕事に対して責任を持ち、最後までやり遂げている。
向上心がある
常に新しい知識やスキルを習得しようと努め、自己成長を続けている。
目標を達成する能力がある
目標を明確にし、計画的に行動し、目標を達成している。
協力することができる
チームの一員として、他のメンバーと協力し、組織全体の目標達成に貢献している。
以上、「有能な人の特徴」になります
「今、目の前でおこなっているお仕事の能力が高い」場合、まわりから「有能」と評価されます。
そして「有能」と評価された時、「任されるお仕事が増える」「責任ある立場になる」など、活躍できる場面や範囲が広がります。
よって、「自分の成長」や「キャリアアップ」などを考えると、「有能という評価は望ましいこと」です。
しかし、気をつけるべき点があります。
それは「有能と万能の勘違い」です。
「万能」とは「すべてに優れている」「なんでもできる」という意味になります。
もちろん、「万能」は素晴らしいことです。
しかし、「万能な人間」などいません。
これは、「万能な人間」がいたとしても、「その全ての能力を知る事ができない」為です。
そして、「有能」と評価されたあとに失敗すると、「落ち込む度合い」が強くなります。
この「落ち込み」により、「有能と評価された部分」まで自信を失ってしまうことがあります。
これが「有能と万能の勘違い」です。
失敗したからと言って、「有能な部分」まで否定する必要はありません。
失敗は失敗として改めれば良いだけです。
「有能と評価された部分」については、いつまでも自信を持っていられるように、「考えかた」や「やりかた」を更新し続けるようにしてください。
無能とは
「無能」とは「能力や才能がない」という意味です。
お仕事での無能という「考えかたの整理」をします。
会社に無能な人は存在しない
自分を含め、会社の上司や同僚などに「無能な人」は存在しません。
これは、前述のとおり「会社は自社の事業内容に沿って、一定の能力を認め、従業員を雇っている」為です。
しかし、一部で「お仕事のやりかた」「お仕事の成果」「周囲の人との関係性」「企業文化の順守」という点で、「無能と評価する人」は存在します。
仮に「評価」であるなら、「具体的な考えかたや行動を提示する」「相手に理解してもらうことを優先する」、これらのことが必要になります。
これらができない人ならば、「お仕事を評価するという点では無能」です。
そして、この行為は「自分のストレスを外に吐き出す為の悪口」になります。
目の前のお仕事について指摘されているだけ
「無能」と言われると、それなりに落ち込み、「自分の全てを否定された」と感じます。
しかし、あくまでも「目の前のお仕事の能力について指摘されているだけ」です。
「他のお仕事の能力」については一切、考慮されていません。
よって、「自分の全てを否定された」と感じる必要はありません。
そして、「無能」ならば、その部分を「有能にすれば良いだけ」です。
時間はかかるかも知れませんが、「有能になる為の努力」をおこなうようにしてください。
人を無能と評価する人
「人を無能と評価する人」なので、よほど「有能な人」になります。
それほど「有能な人」ならば、「無能な人を有能な人にできるはず」です。
それが、出来ないのであれば、その部分については「無能」になります。
仮に「無能」ならば、「人を無能と評価する人は自分のことが分からない、哀れむべき存在」と考えることができます。
会社は能力のない人間を従業員にしない
お仕事をしていて、「失敗が続く」「分からないことが多い」、このような時、「自分は無能なのでは?」と自信を失ってしまうことがあります。
「自分は無能」と考えても、会社はそのように考えていません。
会社は「能力のない人間を従業員にしない」為です。
よって、会社に雇われている以上、「能力がある」と認められています。
それでも自信をなくしてしまうと、「会社にいても良いのだろうか?」と考えてしまいます。
本来、会社も「従業員のひとりひとりの能力を最大限に発揮できるお仕事に従事させたい」という気持ちがあります。
そのほうが、「お仕事の効率が良い」「従業員のやり甲斐に繋がる」などのメリットがある為です。
しかし、「個々の従業員の細かな能力まで認識できない」のが実態です。
よって、まずは「適性に一致すると思われるお仕事に従事してもらう」ことになります。
「失敗が続く」「分からないことが多い」などの場合、自信を失ってしまうのは、仕方がありません。
しかし、「今、目の前のお仕事だけをさせる為に、会社が雇ったわけではない」と言う事を忘れないようにしてください。
そして、「何をやってもできない」と考える時、「本当に全てのことをおこなっているのか?」を振り返ってください。
人が考える全てのことをおこなうには、相応の時間が掛かります。
「全てが出来ない」と感じる前に、「出来ること」を考えてください。
これには「担当作業の変更」や「部署の移動」なども含まれます。
そして、その為に「管理者や上司に相談」をしてください。
その結果、「新しい自分の能力」に、気付けるかも知れません。
無能な人の特徴
一般的なお仕事で「無能な人といわれる特徴」をご紹介します。
責任感が欠如している
与えられたタスクに対して責任を持たず、締め切りを守らない、あるいは結果に対しての責任を負わない。
コミュニケーションが不足している
重要な情報を共有しない、または誤解を生むようなコミュニケーションをおこなう。
問題解決能力が低い
自分の仕事に問題が発生したときに、自ら解決策を見つけようとせず、他人に依存したり、問題を放置したりします。
柔軟性が欠如している
変化に対して適応できず、既存の方法に固執して新しい手法やアイデアを受け入れることができない。
積極性がない
自ら進んで業務をおこなうことがなく、指示を待つ姿勢に終始している。
タイムマネジメントができない
時間管理が苦手で、しばしば締め切りに遅れる、あるいは時間の無駄遣いをする。
学習意欲が欠如している
新しいスキルや知識を学ぼうとせず、現状に甘んじている。
他者への配慮がない
チームメンバーやクライアントに対して配慮が足りず、協力を得られないことが多い。
自己中心的な行動する
自己の利益や考えだけを優先し、チーム全体やプロジェクトの成功を無視している。
フィードバックの拒否
他者からのフィードバックを受け入れず、自己改善をおこなわない。
以上、「考えかたの整理」になります
なお、「無能な人の特徴」については「個人差」や「状況」などにより異なります。
よって、「人に対する基準」ではなく、「自分に対する行動規範のダメな事柄」とするようにしてください。
「無能」と人に言われた時、自分で感じた時、「考えかたの整理」をしてください。
そして、できる限り「自信の喪失を回避する行動」をとるようにしてください。
simacatから一言
「無能」と言われると、落ち込んでしまいます。
しかし、このような「人を傷付ける言葉に慣れること」も重要です。
残念ながら、「人を傷付ける言葉」はたくさんあり、そして、それらの言葉を使う人もたくさんいます。
「人を傷付ける言葉に慣れていない人」は、どうしても傷付いてしまいます。
無理のない範囲で、なるべく多くの「人を傷付ける言葉に対する耐性を身に付ける」ようにしてください。
今の社会で、「無能」と言う言葉は、「言葉の暴力」です。
それほど、「人の尊厳を傷付ける言葉」になります。
しかし、その言葉の重さも知らずに、使用する人がいます。
お仕事なので仕方なく、お付き合いをされていると思いますが、「限界を感じる」こともあります。
その場合、あまり悩まずに、「お話しができる人」「公共の相談窓口」などを利用してください。
くれぐれも、「自分は弱い人間」と思わないようにしてください。
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