お仕事での自己分析のやり方とは?!分かる事?!自分史やモチベーショングラフを作ってみませんか?!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
お仕事では「自己分析」というキーワードを耳にします。
今回は「自己分析」について触れたいと思います。
就職活動でも「自己分析」というキーワードがあります。
「自己分析の意味・効果・やり方」の参考にして頂きたいと思います。
自己分析とは
「自己分析」とは、「自分自身を深く掘り下げ、自分の強み、弱み、価値観、興味や関心などを客観的に把握すること」です。
一般的なお仕事で「自己分析が重要」と言われている理由をご紹介します。
- キャリアアップにつながる
- 人間関係が円滑になる
- 問題解決能力が向上する
- 自己成長につなげられる
キャリアアップにつながる
自分の強みや関心に合ったお仕事を選ぶことで、より高いモチベーションで、お仕事に取り組めます。
また、そのような行動が、キャリアアップにつながることもあります。
人間関係が円滑になる
自分の強み、弱みを理解することで、周囲とのコミュニケーションが円滑になり、良好な人間関係を築けます。
問題解決能力が向上する
自分の思考パターンや行動パターンを理解することで、問題解決能力が向上します。
自己成長につなげられる
自分自身を客観的に見つめることで、より良い方向へと自分を成長させられます。
以上、「自己分析が重要な理由」になります
「自己分析で期待できる効果」をご紹介します。
- 自分の強みを活かせる仕事を見つけられる
- 苦手な仕事や環境を避けられる
- 目標設定が明確になる
- 自己肯定感が高まる
- ストレスを軽減できる
「自己分析」をおこなうことにより、さまざまなメリットがあります。
ちなみに、「自己分析」にもデメリットは存在します。
参考までに「自己分析のデメリット」をご紹介します。
- 自己批判につながる可能性
- 時間の浪費
- バイアスがかかる
- ストレスや不安の増大
- 自己満足に陥るリスク
- 対人関係への悪影響
自己批判につながる可能性
自己分析を進めるうちに、自分の欠点や弱点に過度に集中してしまい、自己批判的になり過ぎることがあります。
これが過剰になると、「自信の喪失」や「ネガティブな感情」が強まり、パフォーマンスが低下するリスクがあります。
時間の浪費
深い自己分析は多くの時間を要するため、本来の業務に集中できなくなる可能性があります。
特に、結果がすぐに見えにくい場合、「自己分析に費やした時間が無駄」と感じることがあるかもしれません。
バイアスがかかる
自己分析は主観的なプロセスであるため、「自分の感情や思い込みが強く反映される」ことがあります。
その結果、自己認識に歪みが生じ、実際の問題点や強みを正確に捉えられない可能性があります。
ストレスや不安の増大
自己分析を通じて、「未解決の問題」や「潜在的な不安」が浮かび上がることがあります。
これが仕事に影響し、「ストレスや不安が増大する原因になる」場合があります。
自己満足に陥るリスク
自己分析することで、自分の成長や進歩に過度に満足してしまい、「さらなる改善や成長の機会を逃す可能性」があります。
自己満足が、「仕事での挑戦意欲や向上心を低下させる」ことがあります。
対人関係への悪影響
自己分析の結果、他者と自分を過剰に比較したり、自分の価値観や信念を他者に押し付けたりすることで、「職場での人間関係が悪化する可能性」があります。
また、自己分析に没頭するあまり、周囲とのコミュニケーションが減ることもデメリットです。
以上、「自己分析のデメリット」になります
「自己分析」は悪いことではありませんが、こうしたデメリットが存在することも意識するべきです。
「デメリット」を感じた時は、一旦分析をやめて、すこし時間をおくようにしてください。
自己分析の方法
「自己分析」をおこなう為には「情報の収集」と「分析」に分ける必要があります。
「情報の収集」として、代表的な行動をご紹介します。
- 過去の経験を振り返る
- 周囲の人からのフィードバック
- 性格診断テスト
- 日記やメモを見返す
過去の経験を振り返る
過去に成功した経験、失敗した経験などを振り返り、そこから自分の強みや弱み、価値観などを導き出します。
周囲の人からのフィードバック
家族や友人、同僚など、身近な人に自分のことを聞いてみます。
性格診断テスト
さまざまな性格診断テストを利用して、自分の性格や傾向を客観的に把握します。
日記やメモを見返す
日々感じたことや考えたことを記録しておくことで、自分の思考パターンや価値観を把握できます。
以上、「情報収集の方法」になります
基本的には「自分の主観」と「他人の主観」を上手に組み合わせて「自分を知る行為」とします。
そして、「情報収集」のあとは「分析」をおこなう必要があります。
「分析する」為には、この「情報収集の方法」で「知りえたこと」をまとめる必要があります。
「まとめる方法」をご紹介しますので、自分を知る為の手法として、ご活用ください。
- 自分史の作成
- モチベーショングラフの作成
自分史の作成
「自分史」とは、「自己分析や自己理解を深めるために、自分の人生の出来事や経験を時系列に沿って振り返り、まとめたもの」になります。
過去の出来事を振り返ることで、「現在の自分がどのように形成されてきたのか?」を理解し、未来の目標や課題に役立てます。
「自分史」を作ることにより、「過去の経験」「自己成長の記録」「自分の行動パターンの発見」になります。
「過去の経験」とは人生の重要な出来事や経験など、過去の振り返りになります。
これにより、「自己理解」を深められます。
「自己成長の記録」とは「自分がどのように成長してきたのか?」「どのような価値観や信念を形成してきたのか?」となり、これらが明確になります。
「自分の行動パターンの発見」とは、過去の出来事を振り返ることで、「人生の中で繰り返されているパターン」や「特定の状況下での自分の行動や反応」になります。
これらの事柄により「未来に向けた新たな目標や課題が明確になる」など、「将来の方向性を見定める情報」を得られる可能性があります。
それでは、「自分史の作り方」をご紹介します。
大まかな年代を決める
いくつかの時期に分けます。
例えば、「社会人初期、中期、現在」「お仕事の内容やプロジェクトごと」など、区切りとなる時期を設定します。
重要な出来事をリストアップする
各時期で特に「記憶に残っている出来事」「転機となった経験」をリストアップします。
ポジティブなものだけでなく、ネガティブな経験も含めて記録することが重要になります。
出来事の背景や影響を考える
それぞれの出来事が自分にどのような影響を与えたのか、その時の感情や考えたことを記録します。
これにより、自分の価値観や信念の形成過程が見えてきます。
図やチャートを使って可視化する
自分史を視覚的に整理するために、「タイムライン」や「フローチャート」を使って出来事を並べたり、「モチベーショングラフ」と組み合わせたりして、感情の変化を表現することも有効です。
「モチベーショングラフ」はのちほど、ご紹介します。
分析と振り返り
自分史を作成した後、過去の経験をどのように捉えているか、どのような傾向やパターンがあるかを分析します。
これを基に、将来の目標や課題を設定できます。
以上、「自分史の作り方」になります
「自分史」の作成は、自己理解を深めるための強力なツールであり、自分の人生を客観的に見つめ直すことで、今後の生き方や目標設定に大いに役立ちます。
一度も「自分史」の作成の経験がない場合、お仕事の経歴も含めて、ぜひ作成してください。
モチベーショングラフの作成
前述の「モチベーショングラフ」について、ご紹介します。
「モチベーショングラフ」とは、「自分の過去の経験を振り返り、それぞれの出来事に対するモチベーションの高さ低さをグラフに表したもの」になります。
横軸に時間(年齢や年やイベントなど)、縦軸にモチベーションの高さを置き、曲線でつなげることで、自分の人生におけるモチベーションの変遷を視覚的に捉えます。

それでは、「モチベーショングラフの特徴」をご紹介します。
- 客観的な自己分析ができる
- 過去の振り返りができる
- 将来への展望が予測できる
客観的な自己分析ができる
グラフにすることで、自分の感情や行動パターンを客観的に捉えやすくなります。
過去の振り返りができる
過去の出来事と結びつけて考えることで、自分の価値観や強み、弱みを深く理解できます。
将来への展望が予測できる
過去の傾向から、将来のモチベーションの推移を予測し、キャリアプランに活かせます。
以上、「モチベーショングラフの特徴」になります
「モチベーショングラフ」にて「自己分析のメリット」が出るようにご活用ください。
最後に、「モチベーショングラフを作成する際の注意点」をご紹介します。
- 過去の感情に囚われすぎない
- 完璧を求めすぎない
- 周囲の意見も参考にする
過去の感情に囚われすぎない
過去の出来事を客観的に捉え、そこから学ぶことが大切です。
完璧を求めすぎない
グラフはあくまで自己分析のツールの一つであり、完璧なものでなくても大丈夫です。
周囲の意見も参考にする
周りの人に意見を聞くことで、新たな視点を得られます。
以上、「モチベーショングラフを作成する際の注意点」になります
「自分史」を作りつつ、「モチベーショングラフ」も同時に作る事により、「過去の出来事に対する自分の気持ち」を認識することができます。
simacatより一言
「自己分析」の方法には、「自分史」や「モチベーショングラフ」の他にも「マインドマップ」や「SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)」などがあります。
「過去から現在までの自分の分析」と「今の自分の分析」でそれぞれ使い分けるようにしてください。
コメント