ヒト・モノ・カネ?!それは経営資源です?!お仕事では人と物とお金の有効活用を考えましょう?!
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はじめに
「ビジネスではヒト・モノ・カネが重要です」という言葉を聞いた事はないでしょうか。
この「ヒト・モノ・カネ」は「経営資源」について呼ばれている物です。
「ビジネスではヒト・モノ・カネが重要です」とは、この「経営資源を有効に活用する事を考える事がビジネスでは必要」という事を伝える言葉となっています。
今回は「ヒト・モノ・カネ」について触れたいと思います。
普段のお仕事で発生するさまざまな事柄について、迷い悩んでしまう時は、この「ヒト・モノ・カネ」に関連付けて答えを見つけて頂きたいと思います。
ヒト・モノ・カネとは経営資源
「ヒト・モノ・カネ」とは、前述の通り「経営資源」となります。
「経営資源」とは、「企業の経営活動に必要な資源」です。
俗に「リソース」とも言われています。
企業は、常に「企業価値を高める」為に活動をします。
この「企業価値を高める」為の活動として、一番分かりやすいのが「売上」です。
他企業に比べて「売上が高い」と、それだけ「企業の優位性が高まる」事となり、「企業の優位性が高まる」事で、「企業価値が高まる」事となります。
そして、この「売上を高める」為に必要なのが「リソース」となります。
本来、この「リソースを効率良く最大限に活用する」事で、「売上を高める」事ができます。
逆に、「売上を高める」事ができない場合、「リソースが効率良く最大限に活用されていない」という事となります。
「リソースを効率良く最大限に活用されていない」とは、「どこか無駄がある」事となります。
この「無駄」については調査がおこなわれ、「無駄を解消する行動」がとられます。
そこで「無駄が発生しない為」にも、「無駄を解消する為」にも、「リソースの管理」が必要となります。
この「リソースの管理」において、分けられた要素が「ヒト・モノ・カネ」となります。
ヒト・モノ・カネ
「ヒト・モノ・カネ」についてとなります。
ヒト
「ヒト」は「人」で「人的資源」となります。
お仕事は基本的に「人」で成り立っています。
最近はAI化やロボット化が進み、「人は不要なのでは?」と考える人もいます。
しかし、「始まりや終わりなどの場面」「最終的な判断」などでは、必ず人の手が入ります。
これは、AIやロボットでは「責任を取る事ができない」為です。
そして、「人」は「経営資源」として、「一番管理が難しい存在」となります。
理由は「人は物ではない」為です。
「物もお金も会社の所有物」です。
「不要」なら簡単に排除する事が可能です。
しかし「人」は会社の所有物ではありません。
「不要」だからと言って、簡単に排除する事はできません。
そして、「人は価値を変化させる事ができる存在」です。
これは、ある場面では「不要な存在」だと考えられていても、別の場面では「重要な存在」となる可能性があるという事です。
よって、「物やお金に比べて複雑な管理」が必要となります。
「適切に管理をする事で価値が上昇する」事があり、これは「企業価値を高める事に貢献できる存在」となります。
逆に、「いい加減な管理をする事で価値の低下」となり、場合によっては「企業価値を落とす原因となる可能性」があります。
したがって、「ヒト」は「管理が難しい存在」ですが、「企業価値」を考えた時、非常に重要な要素となります。
モノ
「モノ」は「物」で「物的資源」となります。
これは、「売るもの」もあれば、「利用するもの」もありますし、「形があるもの」もあれば、「形がないもの」もあります。
具体的には「土地や建物」「工作機械」「商品」「パソコン」「ソフトウェア」などとなります。
この「物」についても、「無駄が発生しない為」「無駄を解消する為」に管理が必要となります。
なお、中には「人の効率を高める物」も存在します。
これは、「作業の軽減」や「作業時間の短縮」という形で、「人に貢献する物」となります。
したがって、「商品としての物」も「人に貢献する物」も、「企業価値を高める事」につながる事となります。
カネ
「カネ」は「お金」で「経営資金」となります。
「お金」はそのまま、「企業の経営活動」に必要な存在となります。
この「お金」により、「人」や「物」を利用する事ができる為です。
そして、「お金」の管理がズサンだと、「人」や「物」を利用できなくなります。
その結果、「企業の経営活動に悪い影響を与えてしまう」場合があります。
したがって「お金」は、特に「適切な管理」が必要となります。
ただし、「お金」はそれ自体がそのまま「価値」となります。
「人」は教育を受け、能力を上げる事により、「価値」を上げる事ができます。
「物」も「機能の追加」や「人への貢献」により、「価値」を上げる事ができます。
しかし、「お金」は企業努力では「価値」を変化させる事はできません。
したがって、「お金は価値を増やす能力が一番低い存在」となります。
以上、「ヒト・モノ・カネ」でした
現在では、「ヒト・モノ・カネ」の他に、「情報」「時間」「ブランド」「知的財産」なども「経営資源に含むべき」と考えられています。
とはいえ、普段のお仕事で意識するべきなのは、「ヒト・モノ・カネ」と、あと「情報」となります。
今回は、「ヒト・モノ・カネ」のお話しとなっているので、「情報」の解説は割愛いたします。
お仕事の方向性に悩んだ時は、この「ヒト・モノ・カネ」という要素で整理をするようにしてください。
simacatより一言
「ビジネスではヒト・モノ・カネが重要」と言われても、実際に「自分のお仕事との関わり」が分からない場合もあります。
その場合は、「ヒト・モノ・カネを有効活用する為にはどうするべきか?」を常に考えに取り入れるようにして下さい。
例えば、「自分のお仕事の改善」や「お客様への提案」を考えた時に、「ヒト」「モノ」「カネ」という視点で分けて、それぞれを「どのように有効活用できるのか?」となります。
それぞれの「自分のお仕事の改善」や「お客様への提案」について、「メリットとデメリット」を挙げて、一番有効に活用できる事柄を組み込む事となります。
「ヒト・モノ・カネ」を考える事とは、リソースを有効活用し、「無駄をなくす事」となります。
しかし、逆に「無駄を見つける事」にも役立つ視点となります。
この「無駄をなくす事」ができたら、無駄のない企業として、「企業の価値」は高くなります。
「企業の価値」が高くなる事は、それ自体が「企業の魅力」となります。
次は「企業の魅力」を利用して、「独自性を高める」事を考えてください。
「独自性を高める」事により、さらに「企業の価値」を高める事ができます。
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