お仕事での主観と客観?!お仕事ではどちらも必要?!ポイントはお仕事の成果と進め方?!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
お仕事では「主観」や「客観」という言葉を耳にします。
特に「客観」は、先輩や上司などから、「客観的に考えてほしい」など、指摘を受ける事があります。
「客観的にと言われても困る」などと思った経験をした人も、少なくはないと思います。
今回は、「主観」と「客観」について触れたいと思います。
お仕事では本当によく耳にする言葉となっています。
「主観」と「客観」の意味を理解して、実際のお仕事で役立てて頂きたいと思います。
主観と客観
「主観と客観」とは、「誰の見え方なのか?」「誰の考え方なのか?」をあらわしています。
「主観」は「自分の視点」で、「自分だけの見え方や考え方」となります。
「自分の経験や知識」、そして「自分の性格」をもとにした、「見え方や考え方」となります。
「客観」は「他人の視点」で、「自分以外の見え方や考え方」となります。
「自分以外」と表現をしましたが、これは「誰もがこう見るだろうという事柄」「誰もがこのように考えるだろうという事柄」となります。
「主観」は、あくまでも「自分の見え方や考え方」となる為、それほど難しい事ではありません。
例えば、お仕事で「主観的な考えを述べろ」と言われた時、「自分だけの見え方や考え方」を述べれば良いだけとなります。
しかし、「客観的な考えを述べろ」と言われると、「自分の見え方や考え方」を排除する必要がある為、悩んでしまう事があります。
もし、悩んでしまった時は、「相手の立場になり、一般常識を述べる」と考えると、少しは整理がしやすくなります。
なお、「主観」も「客観」も、お仕事では非常に重要な要素となります。
これは、「自分の見え方や考え方」も「自分以外の見え方や考え方」も、「どちらも大切」という事です。
「主観と客観」は、「どちらが重要」ではなく「どちらも重要」と考えて、お仕事をおこなうようにしてください。
お仕事の成果と進め方
お仕事をおこなう時、「お仕事の成果」と「お仕事の進め方」の2つのポイントがあります。
お仕事の成果
「お仕事の成果」は、「誰の為におこなうのか?」という事を考える必要があります。
ほとんどの場合、「お仕事の成果」を求めているのは、「自分」ではなく、「自分以外の誰か」となります。
「自分以外の誰かの為」となるので、必要とする人の立場になる「客観」が必要となります。
この「客観」により、「お仕事の成果」が「自分以外の誰かの為」になるように、考える事ができます。
お仕事の進め方
お仕事を進めるのは「自分」となるので、「お仕事の進め方」に必要なのは、「主観」となります。
もちろん、「客観」をする事により、「効率的な方法」が見つけられるかも知れません。
よって、「客観が不要」という事ではありません。
しかし、「客観」をする事により、「効率的な方法」を得た時は、「客観から得た事を主観に取り入れる」という考え方となります。
そして、時には「自分の見え方や考え方」に誤りがあるかも知れません。
その時も、誤りを正すのは「主観」となります。
このように「お仕事の進め方」には、「自分の見え方や考え方」である「主観」が必要となります。
ちなみに、「お仕事の進め方」では、「客観」により、「主観が崩れてしまう」事があります。
「主観が崩れてしまう」と、お仕事をどのように進めて良いのか分からなくなってしまいます。
例えば、先輩や上司などからの指摘により、「主観の誤りを正す事ができない状態」で、お仕事を進めてしまう事があります。
この時、「主観の誤り」を正していないと、指摘をされた部分は良くても、その後の作業で「疑問」が生まれてしまう事があります。
この「疑問」が生まれてしまうと、その都度、質問をする事となるので、お仕事の進みが遅くなります。
よって、先輩や上司などから指摘された時は、時間がかかっても、「自分の主観の誤りを正す」必要があります。
その方がほとんどのケースで、お仕事の進みへの影響は少なくて済みます。
以上、お仕事の成果と進め方でした
「お仕事の成果」と「お仕事の進め方」は、ときどき、お互いの足を引っ張り合う時があります。
「お仕事の成果」は大切なのですが、「お仕事の進め方」に問題があると、「成果が出ない」事となります。
また、どのように効率の良い「お仕事の進め方」でも、「お仕事の成果」に問題が出るならば、「誤ったやり方」となります。
もし、このように「お仕事の成果」と「お仕事の進め方」で、足を引っ張り合ってしまった時は、お仕事に関わる人同士で、お話しをする必要があります。
この時は「主観」を混じえずに、「客観」のみで意見を交換し、「お仕事の成果」にも「お仕事の進め方」にも、問題がおこらないように対策をとるべきとなります。
simacatより一言
「客観視」という言葉があります。
これは「客観的に見る」といった意味で問題はありません。
しかし、この「客観視」を誤って使っている人を見かけます。
「ただ、見ている」という状態です。
これは「傍観」と言います。
「傍観」とは、「ただ、傍ら(カタワラ)で見ている」という意味です。
お仕事での「傍観」はあまり良い事ではありません。
お仕事で何かを見る時は、「これも学び」と考え、「主観」に取り入れて頂きたいと思います。
コメント