お仕事あるある?!コレやっておいて?!適当に?!とりあえず?!そう言われた時は3割程度の力で十分です?!
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はじめに
お仕事で、「コレやっておいて」と言われた事はないでしょうか?
やるのは良いのですが、時々あるのが「望んでいる形の指示」がない時です。
この疑問を投げかけると「適当に」とか「とりあえず」という言葉が返ってくる時があります。
そう言われても困ります。
この状態で、お仕事をおこなった所で、必ず「不満の指摘」があります。
今回は「お仕事のコレやっておいて」と言われた時、「適当に」や「とりあえず」と言われた時の対応について触れたいと思います。
「適当に」や「とりあえず」などと言われて困るのが、「やり直しの発生」となります。
「やり直しの発生」は、「時間と労力の無駄」であり、また「精神的な苦痛」を感じる事ですので、極力、減らす事を考えましょう。
コレやっておいて
お仕事では「コレやっておいて」と言う軽い指示の形であっても、「正式な作業依頼」となります。
したがって、その作業をおこなう必要があります。
これは、どのような雇用形態であれ、雇用関係があるならば「管理責任者からの指示」となる為です。
雇用関係とは、「労働者が労働に従事し、その労働に対して会社は報酬を支払う約束」です。
そして、この「労働の指示」は、「会社」に代わり、「管理責任者」がおこなう事となっています。
したがって、「コレやっておいて」と言われたとしても、それが「管理責任者からの指示」であれば、おこなう必要があり、これが「労働者の義務」となります。
ただし、これは「盲目的に従う」という事ではありません。
「正式な作業依頼」として受ける以上は、「責任を持って結果を出す」事が「労働者の義務」となります。
「コレやっておいて」と言われても、「やり方が分からない」「完成の形が分からない」ならば、「労働者の義務」を果たす事ができません。
その場合は、質問をして、「どのようなやり方なのか?」「どのような形を望んでいるのか?」を確認する必要があります。
この確認にて、「やり方」「目的」「結果の形」を理解する事ができます。
「やり方」「目的」「結果の形」を理解する事で、はじめて「労働者の義務を果たす為のスタートライン」に立つ事ができます。
しかし、この時に「適当に」や「とりあえず」などと指示をされる事があります。
「適当に」や「とりあえず」などという指示で、「やり方」「目的」「結果の形」を理解して、「労働者の義務を果たす為のスタートライン」に立てるなら、問題はありません。
しかし、「やり方」「目的」「結果の形」を理解していない場合、「管理責任者が望む形」になる事はありません。
したがって、労働者の義務を果たせない為、「時間と労力の無駄」となります。
また、「適当に」や「とりあえず」などは、「管理責任者が望む形」ではなく、「作業者が想像する形」となります。
「作業者の技術レベル」が不明な時に、「とりあえず」が利用される場合があります。
そして、こちらも「管理責任者が望む形」ではないので、「時間と労力の無駄」となる可能性が高くなります。
ここまでは「作業者の視点」でしたが、一般的に「管理責任者」も「労働者」となります。
したがって、「管理責任者」に指示をする人が存在し、その指示について「責任を持って結果を出す」必要があります。
しかし、「適当に」や「とりあえず」などという指示は、「作業者」に対して、「やり方」「目的」「結果の形」を理解させる事をおこなっていません。
これは、「管理責任者」は、「責任を持って結果を出す」事をおこなっておらず、「労働者の義務を放棄している」事となります。
作業者自身が、自分の技術レベルの向上を考えて、あえて「適当に」や「とりあえず」の指示で、お仕事をおこなう事は否定しません。
しかし、「適当に」や「とりあえず」などの指示の結果、労働者の義務を果たせない為に「時間と労力の無駄」が多くなるようでしたら、これは「管理責任者の問題」となります。
とはいえ作業をするのは「作業者」となります。
「適当に」や「とりあえず」などと指示をされた場合でも、最悪、「お手本の提示」をして頂くなど、「作業者側の工夫」が必要となります。
それも無理だと言われた場合、「時間と労力の無駄」を減らす事を考えるべきです。
これは、「管理責任者が望む形ではない事」を前提に作業をおこない、「管理責任者が望む形に近づけていく事」となります。
「労働者の義務」に反しているのですが、「指示に対して3割程度の力」に抑えて、指示されたお仕事をおこなってください。
「管理責任者」から、「低い評価」を受ける場合がありますが、「労働者の義務を放棄している人の評価」となるので、落ち込む必要はありません。
力を抑える判断基準
「適当に」や「とりあえず」などと指示をされた時の「力を抑える判断基準」となります。
この場合は、「管理責任者の状態」を想像して判断をしてください。
なお、あくまでも、「自分の意思」では決められない時となります。
もし、「自分の意思」があるならば、そちらを優先するようにしてください。
「管理責任者の状態」を挙げます。
- 管理責任者は作業者の技術レベルを知っている
- 管理責任者は作業者の技術レベルを信用していない
- 管理責任者自身が指示の内容を理解していない
個々に掘り下げます。
管理責任者は作業者の技術レベルを知っている
「管理責任者は作業者を絶対的に信頼しているケース」となります。
したがって、「指示したお仕事はできる筈」と考えています。
「作業者」も、お仕事をおこなう自信があるならば、全く問題はありません。
なお、気をつけたいのが「絶対的な信頼」があるからといって、全てを背負う必要はありません。
「不明な点や改善すべき点」は「管理責任者」と「共有」するべきとなります。
「管理責任者」は逆にこの「共有」を望んでいます。
この「共有」が、「絶対的な信頼」につながる為です。
管理責任者は作業者の技術レベルを信用していない
「管理責任者は作業者を信頼していないケース」となります。
したがって、指示をしたお仕事の結果に対しても、それほど期待をしていない事となります。
とはいえ、「作業者の技術レベルの向上」に期待をしていないわけではありません。
「適当に」や「とりあえず」などと作業の指示をされた時、「やり方」「目的」「結果の形」が不明なら必ず確認をするべきです。
この確認にて、「管理責任者」は「作業者の技術レベル」を知る事ができます。
なお、この確認についても「適当に」や「とりあえず」などという回答の場合は、お仕事の結果もそれなりで良い事となります。
この場合、前述のとおり「指示に対して3割程度の力」でおこなう事を考えるべきとなります。
管理責任者自身が指示の内容を理解していない
じつは、「適当に」や「とりあえず」などという指示をする理由のほとんどは、このケースとなります。
「管理責任者」自身が、「やり方」「目的」「結果の形」が分かりません。
よって、そもそも確認をされても答える事ができません。
そして、このケースでは「やり直し」が非常に多くなります。
そもそも、「管理責任者」自身が何をさせたいのか分かっていないので、「やり直し」というよりも、「試行」に近い状態となります。
よって、この場合も「指示に対して3割程度の力」でおこない、できるだけ「多くの結果を出す」事が望ましい形となります。
「作業者」の気持ちの負担は大きいかも知れませんが、その分、「力を抑えて対応」をするようにしてください。
以上、「力を抑える判断基準」でした。
あくまでも「管理責任者の状態」は自分の想像となります。
したがって、それが「管理責任者の本当の気持ち」だと思わないようにして、指示に対するお仕事をおこなって頂きたいと思います。
simacatより一言
「適当に」や「とりあえず」などは本当に迷惑な作業指示です。
とはいえ、忙しい時などはつい、このような作業指示となりがちです。
「適当に」や「とりあえず」などと言われた時は、自分が想像する「やり方」「目的」「結果の形」の確認をおこなってください。
とりあえず、伝えておけば、大きくズレのある結果となる可能性は低くなります。
なお、一部の「管理責任者」には、「自分が言った事を忘れる」という人もいます。
これに対してはどうしようもないので、できるだけ「書面による指示」を頂くようにしてください。
とはいえ、このような人は、「書面にするのも嫌がる人」が多くいます。
その場合は、「指示に対して3割程度の力」とするようにしてください。
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