お仕事での自己犠牲とは?!人間関係を維持する為には必要?!自己犠牲を減らす努力とは?!
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はじめに
「自己犠牲」という言葉をご存知でしょうか?
お仕事の現場では、この「自己犠牲」により、「自分の生産性」が下がってしまう事があります。
「自分の生産性」が下がってしまった結果、長時間労働を強いられる場合があります。
「自己犠牲の考え方」は大変に素晴らしい事なのかも知れません。
しかし、それが度を超えた時、「自分を苦しめる考え方」となってしまいます。
今回は、「自己犠牲」について触れたいと思います。
人間関係を維持する為には、適度な「自己犠牲」は必要です。
しかし、「自己犠牲」により、自分がつらい思いをしない事が重要となります。
自己犠牲とは
「自己犠牲」とは、「ある目的や他人の為に自分を捧げる事」となります。
「犠牲」という言葉には、「大切な物を差し出す」「いけにえ」などの意味があります。
もちろん、「犠牲」には、「苦痛や損失」があります。
この「苦痛や損失を覚悟して自分を捧げる事」が「自己犠牲」となります。
とはいえ、お仕事の現場で、ここまで深刻に「自己犠牲」を考えてはいないと思います。
お仕事の現場でよく見かける「自己犠牲をしている人の特徴」を挙げます。
- 頼まれた事は何でも引き受ける
- 他人を頼らず自分の力だけで解決しようとする
- 期待に対して完璧に応えようとする
- 自分の評価は気にしない
- プライベートよりもお仕事を優先させる
心当たりのある人もいるかと思います。
これらの「自己犠牲をしている人の特徴」ですが、「職場の人間関係の維持」を考えた時、これらがまったくないのは問題となります。
「自己犠牲をしている人の特徴」を全て逆にして、「自己犠牲をしている人の逆の特徴」を挙げます。
- 頼まれた事をすべて断る
- 自分の力で解決せず全てを他人に頼る
- 期待に応えない
- 自分の評価ばかりを気にする
- プライベートを優先する
このような状態の人と、一緒にお仕事をしたいとは、誰も思いません。
なぜならば、無条件に頼られ、「自己犠牲を強いられる事」となる為です。
よって、「職場の人間関係の維持」をする事ができなくなります。
「人間関係の維持」には、ある程度の「自己犠牲」が必要となるのですが、ここで注意があります。
それは、「自己犠牲をしている人の逆の特徴」の人は「他人の自己犠牲を求めている人」である事です。
「他人の自己犠牲を求めている人」と「自己犠牲をしている人」が一緒にお仕事をすると、「自己犠牲をしている人」のみに負担がかかる状態となります。
そして、その結果は「過労」となり、最悪はお仕事を続けていく事が難しくなってしまいます。
それでも、「他人の自己犠牲を求めている人」は、また別の「自己犠牲をしている人」を見つけ、引き続き「犠牲者」を増やしていく事となります。
「自己犠牲」により、自分に得があるのなら良いのですが、「使い捨て」となってしまう可能性があります。
「使い捨て」の扱いをされない為にも、ある程度は「自己犠牲を減らすべき」です。
自己犠牲を減らす努力
「自己犠牲を減らす努力」となります。
「自己犠牲」は、「性格」に依存する部分があります。
「自己犠牲をする人の性格の特徴」を挙げます。
- 嫌われるのが怖い
- 自分に自信が持てない
- 断る勇気がない
- 強い責任感がある
- 他人に頼られたいと思っている
基本的に「断れない」「嫌われたくない」「認められたい」と思う気持ちがあります。
しかし、これらは「悪い事」ではありません。
むしろ、「人間関係の維持」には必要な事柄です。
とはいえ、前述の通り、このような「性格の特徴」がある為、「利用されてしまう場面」が出てくる事となります。
「自己犠牲を減らす」為に、これらの「性格の特徴」を変える必要はありません。
しかし、自分が「つらい」「理不尽に感じる」「逃げ出したい」と考えた時は、「自己犠牲を減らす努力」をおこなうようにしてください。
「自己犠牲を減らす努力」を挙げます。
- 自分が怠ける事を認める
- 他人を頼る
- 他人の期待に応え過ぎない
- 断る理由を持つ
前述のとおり、「自己犠牲」とは、「苦痛や損失を覚悟して自分を捧げる事」です。
しかし、その結果が「お仕事を続ける事が難しくなる」ようでは、「自分を捧げる意味」がありません。
「自己犠牲」をする時は、必ず「自分を捧げる意味」を考えてください。
そして、考えた結果に一番近い「自己犠牲を減らす努力」をおこなうようにしてください。
とはいえ、「自己犠牲を減らす努力」の中で、常におこなって欲しい事があります。
それは、「断る理由を持つ」事です。
これは、逆にいうと「やらなくてはいけない理由」となり、「自己犠牲」を抜きにして、「自分自身に必要な事なのか?」を考える事となります。
「自分自身に必要」と考えるなら、「自分に得る物がある」為、「自己犠牲」となってもおこなうべきです。
しかし、「自分自身に必要ではない」と考えた時、なぜそう思ったのか、「理由」を考えてください。
例えば、「他のお仕事でそれどころではない」と思いました。
この場合は、「自分にとって、優先するべきお仕事がある」という事が理由となります。
「体調面や精神面で今は無理」と思いました。
この場合は、「体調不良の為、頼まれたお仕事を完遂させる事ができない」という事が理由となります。
「自分には必要な知識や技術ではない」と思いました。
この場合は、「本来、自分がおこなうべきお仕事ではない」という事が理由となります。
なんでも良いので、思った事とその理由を考えてください。
「断る事」は、すぐにできないかも知れません。
しかし、つねに「断る理由を持つ」事で、いつでも「断る事」ができるようになります。
「自分自身に必要ではない」なら、「自分に得る物がない」事となります。
「自分に得る物がない自己犠牲」なら、理由を考え、それを伝えて、減らしていく事を考えるべきです。
simacatより一言
前述の通り、「自己犠牲」は性格に依存します。
そして、「他人の自己犠牲を求めている人」も性格に依存します。
したがって、「他人を犠牲にしている自覚」がありません。
他人の「時間」「労力」「精神力」を利用している自覚がない人の為に、「自分を捧げる」事には疑問を持つべきです。
頼まれたお仕事をおこなっても、「感謝や労いがない」ならば、どのようなお願いであっても「断るべき」となります。
これが、「利用されない為の第一歩」となります。
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