ジョブローテーションとは??不安を感じる?!すこし怖い?!メリットだけを考えるようにしませんか??
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はじめに
お仕事をしていると、職場の変更や組織の移動があります。
いわゆる「人事異動」です。
この「人事異動」が、「ジョブローテーション」と言われる場合があります。
「ジョブローテーション」で、職場が変わり、「お仕事の内容」や「お仕事をおこなう環境」が変わる事があります。
「せっかく、お仕事を覚えたのに」「せっかく、職場の人と仲良くなれたのに」など、「残念に思う人」もいると思います。
逆に、「やっと、違うお仕事ができる」「やっと、苦手な人と離れる事ができる」など、「喜びを感じる人」もいるかも知れません。
「喜びを感じる人」は、それほど問題はなく、「新しいお仕事」「新しい環境」に馴染んでいくと思います。
しかし、「残念に思う人」は、どうしても「新しいお仕事」「新しい環境」に対して、否定的となってしまいます。
これが原因で、「前のお仕事の方が良かった」「前の環境の方が良かった」、このような考えが、頭から離れなくなります。
そうすると、「今のお仕事」「今の環境」に馴染むまで、時間がかかります。
そして最悪、「今のお仕事」「今の環境」に、向き合う事ができなくなります。
そうならない為にも、「新しいお仕事」「新しい環境」については、「メリットだけを意識する」ようにして頂ければと思います。
変化に対する「デメリット」を考えても、「不安や恐怖」を感じるだけで、「自分で自分を不安にさせているだけの行為」となります。
できるだけ、「メリットだけを意識」して、「不安や恐怖」を感じないようにしてください。
ジョブローテーションとは
「ジョブローテーション」とは、「社員の能力の向上を目的とした人事異動」となります。
その前に「ローテーション」の意味となりますが、意味は英語の「rotation(ローテーション)」で、「回転、循環、交代」などの意味となります。
この「ローテーション」の先頭に「ジョブ」がつく事で、「お仕事の循環」「お仕事の交代」となります。
一般的なお仕事の作業チームでも、「ローテーション」はおこなわれます。
これは、主に「担当者の変更」などとなります。
例えば、「入力する人」「集計する人」「一覧表を作成する人」で、チームがあるとします。
この担当者のままでは、1人が一つの作業を専任する事となります。
これを「作業の属人化」と言います。
もし、「入力する人」「集計する人」「一覧表を作成する人」の1人でも、「病気や怪我」などで作業ができない時、お仕事が止まってしまいます。
これは、「担当者が退職」をするケースも、同様となります。
これを防ぐ為にも、「入力する人」「集計する人」「一覧表を作成する人」で、「ローテーション」をおこないます。
この「ローテーション」により、「作業の属人化」を防ぎ、「お仕事が止まってしまう事」を防ぐ事ができます。
そして、この「ローテーション」をおこなう事は、「担当者の能力の向上」にもなります。
例えば、今までは「入力しかできなかった人が、集計や一覧表が作れるようになる」という事です。
このように、「ローテーション」は、「お仕事が止まってしまう事」を防ぐと共に、「担当者の能力の向上」をさせるができます。
そして、「ジョブローテーション」となりますが、これは「部門や組織をまたがって広く経験を積む事」を目的としています。
チーム内の「ローテーション」は、「作業の属人化」を防ぎ、「担当者の能力向上」をさせる事ができます。
しかし、「ジョブローテーション」では、「従業員の能力向上」はもちろんですが、「従業員の適正を知る事」も目的となります。
「従業員の適正を知る事」は、「会社の戦略に沿った能力向上」を考える事ができます。
「会社の戦略に沿った能力向上」により、「戦略に必要な知識や経験や人脈」を計画して、人事異動をさせる事が可能となります。
しかし、そこに「従業員の個人の想いは反映されないのか?」という疑問も、生まれます。
これは、会社により様々だと思いますし、会社に説得をされる場合もあります。
ただし、いずれにしても、「従業員の個人の想い」を主張する事は可能です。
特に、「入社の動機」があるならば、それが「自分の将来像」となります。
「自分の将来像」が「会社の戦略」と一致していれば、「自分の希望」に沿った「ジョブローテーション」となります。
その為には、「自分の将来像に近い能力を向上させる事」について、日頃より、会社と話し合う必要があります。
ジョブローテーションのメリット
「ジョブローテションのメリット」について、例を挙げます。
- 職務や経験を積める事
- お仕事のマンネリ化を防げる事
- 自分の得意や不得意を知る事ができる事
- 人的交流が広がる事
「お仕事の内容が変わる事」「お仕事をおこなう環境が変わる事」は、「自分の経験を積み重ねる事」や「自分の人脈を広げる事」に大きく貢献します。
そして、「自分の経験を積み重ねる事」や「自分の人脈を広げる事」の結果、また違う「自分の希望」が生まれるかも知れません。
この時は、必ず、「新しく生まれた自分の希望」を「上司や管理者」に打ち明けて、「会社と意思の疎通」をおこなうようにしてください。
「ジョブローテーション」を「自分の想いに沿った物」とする為に、「自分の気持ちを訴える事」を日頃より、おこなって頂ければと思います。
人事異動により、「職場や組織が変わる事について、疑問がある」場合もあると思います。
基本的に、「職場や組織が変わるような人事異動」の時、「上司や管理者」から、お話しがあります。
その時に、「疑問の解消」をしてください。
うまく「疑問」が解消されないまま、「ジョブローテーション」が行われてしまった時でも、諦めないでください。
「新しいお仕事」「新しい環境」に向き合いながら、引き続き、「上司や管理者」と「疑問の解消」をおこなってください。
simacatより一言
「ジョブローテーションのデメリット」として、「環境に慣れる事ができない」という事があります。
この結果、「退職を選択する人」もいます。
その他にも「深い知識や技術が得られない」「お仕事を覚える事に疑問が生まれる」などがあります。
また、「ジョブローテーション」に向かない会社もあります。
良い事ばかりではない「ジョブローテーション」ですが、重要なのは「自分のキャリア」となります。
まずは「自分の将来像」へ向けた、「自分のキャリア」を考えてください。
そして、「自分のキャリア」を中心に、「ジョブローテーションを利用する事」を考えるようにして頂ければと思います。
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