いい意味で?!悪意がない事をあらわす魔法の言葉?!口癖になる余計な一言?!
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はじめに
会話の中で、「いい意味で」という一言を付けられる事はないでしょうか?
例えば、「いい意味で、個性的だね」とか「いい意味で、裏切られたよ」などです。
「いい意味で」の一言を付けられると、「悪い事は言われていない感じ」がします。
なんとも、「魔法のような言葉」です。
「魔法」が通じれば、会話をする相手に、「悪気がない事」を伝える事ができます。
これは、「相手に嫌な思いをさせない能力」となるので、「コミュニケーション」に利用する事ができます。
しかし、「使うタイミング」や「使う言葉」を間違えた場合、「魔法の効力」が発揮されません。
それどころか、相手を「不快な気持ちにさせる事」となります。
「いい意味で」とは、「コミュニケーション」に利用できる反面、「不快な気持ちにさせる事」があるなど、「リスクが存在する一言」となります。
すでに、口癖となっている人もいるかも知れません。
もし、口癖となっているならば、早めに癖を取り除く努力をするべきです。
そして、「リスクが存在する一言」は、利用しなくても済む会話を心掛けるべきです。
いい意味で
会話の中で、「いい意味で」の使用は、相手に「悪い印象を与えないようにする事」が、目的となります。
会話では、お話しの流れから「良い事」なのか、「悪い事」なのかを「お互いが口にした言葉」から、「解釈」をしています。
そして、この「解釈の結果」で、「悪い事を言われた」とイメージすると、「不快」を感じます。
「不快」を感じると、「相手に対する印象が悪い状態」となります。
「相手に対する印象が悪い状態」になってしまうと、そのあとの「会話の解釈」は、「悪い印象」を受けやすくなります。
そして、ますます「相手に対する不快」が蓄積されていきます。
「相手に対する不快」により、会話は進まなくなります。
「相手に対する不快」により、できるだけ早く、会話の終了を望みます。
「相手に対する不快」により、その後も会話を避けるようになります。
この結果、会話をする機会がなくなってしまいます。
このような事をなくす為には、「悪い印象を与えないようにする事」が必要となります。
しかし、会話の流れの中で、「どのように解釈をして良いのか分からない言葉」があります。
当然、「悪い意味」で口にしたわけではありません。
しかし、「会話の解釈」は、言われた側がおこなう事で、「その人の考え方次第」となります。
したがって、会話は、相手が「良い事」にでも、「悪い事」にでも、「自由に解釈ができる状態」となります。
この時、「良い事」として、「解釈」をしてもらう為に、「いい意味で」をつけます。
「いい意味で」をつける事で、口にした言葉を相手に、「良い事として解釈をさせる事」ができます。
相手は、「良い事として解釈をする」ので、「悪い印象」を与えずに済んだ事となります。
「いい意味で」の一言をつける事で、相手に「不快と感じさせる事」の回避が可能となります。
いい意味では万能ではありません
「いい意味で」を利用しても、「良い事として解釈をさせる事」が難しい場合があります。
例えば、「明らかに悪い事と解釈される言葉」には、「いい意味で」をつけても、意味がありません。
なぜならば、これらは、「明らかな悪口」となっている為です。
「明らかな悪口」は、すぐに「悪い事」と解釈され、そして、「悪い印象」となります。
「悪口」とは、「相手に対する罵り(ノノシリ)」「相手に対する蔑み(サゲスミ)」「相手に対する悪態(アクタイ)」です。
これらの言葉に、「いい意味で」をつけても「良い意味」にはなりませんし、相手はさらに「不快」を感じる事となります。
そもそも、「悪口」には、「良い意味」はありません。
もし、相手に対して「悪口」を口にしてしまった時は、すぐに謝ってください。
これは、「良い事」で「楽しい」と感じるスピードよりも、「悪い事」で「不快」と感じるスピードの方が早い為です。
すぐに誤ってから、「悪い事として解釈された言葉」について、言い訳やフォローをするようにしてください。
「いい意味で」が利用できないほど、「悪い事として解釈されてしまう言葉」は、忘れた方が賢明です。
「いい意味で」を使わなくても、「良い事として解釈される言葉」をたくさん覚えて、利用するようにしてください。
simacatより一言
「いい意味で」と同じように利用されているのが、「普通に」となります。
「普通にカッコいい」「普通に美味しい」などです。
「普通に」がつく事により、少し「残念な感じ」になります。
「残念な感じ」とは、「悪い印象」となる言葉です。
「カッコいい」や「美味しい」は、「褒める言葉」で「良い言葉」となります。
それだけで「良い言葉」なのに、「余計な一言」を付ける事で、「悪い印象」になってしまいます。
こうした「余計な一言」は、「癖になりやすい言葉」でもあります。
オフィシャルな会話の中で、無意識に利用しないように、普段から使用しないように、意識をする必要があります。
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