残念とは不満や心残りを感じる事?!残念とは期待や希望があるから感じる気持ち?!
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はじめに
お仕事をしていて、「残念」と思う事は、たくさんあります。
特に、「失敗」をしてしまい、「自分の能力が十分に発揮できなかった時」に、感じる事が多いと思います。
お仕事で「失敗」をした時、「残念と思う事」は大切な事です。
「今回は残念な結果」となってしまったから、次回は失敗をしないように、「気をつける行動」をとる事ができます。
言い換えると、「残念」と感じる事は、「考えたり、悩んだりするキッカケ」です。
人が成長するのに、「考えたり、悩んだりする事」は、重要となります。
しかし、それに「押し潰される」時があります。
「残念」と感じることは重要でも、「押し潰される事」は、避けるべきです。
「押し潰される事」を避ける為にも、事前に「残念」を知り、考えを整理しておきましょう。
残念とは
「残念」とは、「期待していた結果とならない」「思い通りにならない」、このような時に感じる「不満や心残りを感じる気持ち」です。
これは、「自分の希望が叶わない」、「人への期待が裏切られる」、このような場面では、特に感じる機会が多くなります。
似た言葉で「無念(ムネン)」という物があり、こちらは仏教からきた言葉となっています。
ちなみに、意味は2つあり、1つめは「雑念を取り払い、無我の境地(ムガノキョウチ)に入る事」で、2つ目は「思い通りに行かず、くやしく思う事」となります。
現在の「無念」は、2つ目の「くやしく思う事」の意味で多く使用されているようです。
「残念」も「無念」も、「不満」や「心残り」を表している点では、同じ意味として利用できます。
そして、「残念無念(ザンネンムネン)」と言う言葉は、同じ意味の言葉を重ねる事で、「残念な思いの強調」となります。
期待や希望があるから残念と感じる
「残念」と感じる事柄には、必ず「期待や希望」が存在しています。
逆に、「期待や希望」が存在していないと、「残念」と感じる事はありません。
「残念」と感じる時は、必ず「自分に対する期待や希望」「他人に対する期待や希望」「何かに対する期待や希望」があります。
そして、これらに対して、「不満や心残り」を感じる結果となってしまった時に、「残念に思う事」となります。
例えば、「自分の期待や希望に応える事が可能と信じている人」がいたとします。
この人が失敗をした結果、「不満や心残り」を感じた時、「残念に思う事」となります。
また、「自分」に対しても、「期待や希望」は存在しています。
こちらも「能力不足」などにより、「不満や心残り」を感じた時に、「残念に思う事」となります。
「期待や希望」があって、「不満や心残り」を感じ、だから「残念」という思いが、生まれる事となります。
残念な人
「残念な人」という言葉を耳にします。
「倫理的に問題のある人」「近づきたくない人」「あまり好きではない人」に対して、使用される場面が多くあります。
通常、「倫理的に問題のある人」「近づきたくない人」「あまり好きではない人」に対して、「期待や希望」をする事はありません。
これは、誰もが、「そのような人と期待や希望を持つ関係にはなりたくない」と考えているからです。
したがって、「残念な人」に対しては、「残念と思う事はない」事となります。
しかし、ここで「人として」を加えると、意味合いが変わってきます。
「人として」を加える事で、最低限の「考え方」「礼儀」「作法」など、「一般的な常識は理解していて欲しい」という、「期待や希望」を持つ事となります。
「残念な人」とは、この「一般的な常識を理解していない人」となり、その点を「残念」と感じる気持ちとなります。
簡単に例えると、「言葉が通じない人」「行動原理が理解できない人」などとなります。
ただし、「一般的な常識」は、人ぞれぞれ違う考えを持っています。
ここで、「自分は絶対に正しい」と思っていると、「残念な人」となる可能性が高くなります。
お仕事の場で期待や希望を強く持つ事は危険です
お仕事の場で、「自分や他人に対して、期待や希望を強く持つ事」は、危険です。
「残念」と感じる事は、「不満や心残り」です。
「期待や希望」が大きいと、それだけ「不満や心残り」が大きくなります。
「自分に対する、強い期待や希望」を持っている時、それを「残念」と感じると、それだけ「強い自信の喪失」となって、自分に返ってきます。
また、「他人に対して、強い期待や希望」を持っている時、それを「残念」と感じると、それだけ「強い裏切りを感じる事」となって、自分に返ってきます。
「期待や希望」が全く無いのは問題ですが、強く持つ事は、「残念と感じた時の影響が大きくなる事」と、ご理解ください。
「自分の自信を保つ事ができる程度」「人に裏切りを感じない程度」が、ほどよい「期待や希望の持ち方」となります。
simacatより一言
上司や先輩と接していると、「ひょっとして?」と思う事はないでしょうか。
「言葉が通じない人」「行動原理が理解できない人」など、お心当たりがある場合、その上司や先輩は、「残念な人」の可能性があります。
「残念な人」が上司や先輩だと、本当に「残念」だと思います。
一番、「残念」と思うのは、「モチベーションが上がらない」という点ではないでしょうか。
「どう頑張っても理解をされる事がない」ので、「やる気の維持」に、苦労をします。
「やる気の維持」が難しい時は、自分で「目標」を作ってください。
「残念な人」に構っているのは、時間の無駄です。
「残念な人」とは、適度に距離をとって、「自分の為になる事」のみを考えるようにしてください。
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