お仕事でミスや失敗を恐れてしまう?!何を恐れているのか??どのすれば良いのか??
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はじめに
お仕事をする上で、「ミス」や「失敗」は、「怖い」と思います。
この「怖い」という思いに対して、「恐れ」を感じます。
「恐れ」を感じる事により、その事しか考えられなくなり、「本来の力」を発揮する事ができなくなります。
「恐れとは、なにか?」
「その恐れは、何に対する思いなのか?」
自分が感じた「恐れ」について、しっかりと分析を行い、整理をする事で、「自分の状態」を正常に保つ事ができるようになります。
恐れとは
「恐れ」とは、「自分に加えられる危害に対して、ビクビクしたり、危害を加える人を避けたい」と思う気持ちです。
「おそれ」には、「同じ様な意味の漢字が6個ほどあります。
- 恐れ:怖がる、心配する。
- 畏れ:神仏や年長者に対するつつしみ。はばかり。
- 怖れ:おじけずく(怖気ずく)、びくびくする。
- 懼れ:目がおどおどする。びくびくとする様子。
- 惧れ:現象的な事に対して恐れたり、危ぶむ心の様子。
- 虞:悪いことが起こるのではないかという心配。懸念
「恐れ」という漢字が6種類ある事の理由や使用例についての解説は割愛いたしますが、同じ「気持ちや感情」を表すのに、6種類もの漢字が当てられている「特別な物」となっています。
とはいえ、「恐れ」を感じる場面は、多く存在します。
「恐れ」は「特別な物」でありながら、多くの人が「普段から感じる思い」となっています。
何に対する思いなのか?
「恐れ」は「何に対する思いなのか?」を考える必要があります。
例えば、「お仕事を失敗すると、怒られる」とします。
この場合、「怒られる事」が「恐れ」と思う人がほとんどです。
しかし、「怒られる事」が「本当の恐れ」ではありません。
「怒られる事」で「恐い思いをして、心が傷ついてしまった」、「自信を失い、心が傷ついてしまった」など、「自分の中の何かが、傷ついてしまう事」が、「本当の恐れ」となります。
そして、「恐れ」は、その気持ちを繰り返せば繰り返すほど、「強い気持ち」となっていきます。
「恐れ」が「強い気持ち」となった時、自分では「抑える事ができない気持ち」となります。
「思考が停止する」「震えが止まらない」など、「何もする事ができない状態」となる事もあります。
「怒られる事」が「恐れ」と考えているままだと、原因が分からないまま、「恐れ」が「強い気持ち」となり、「何もする事ができない状態」となってしまいます。
「恐れ」を感じた時、必ず「自分の中の、何が傷付けられたのか?」「自分にとって、どれくらいのダメージなのか?」を考えるようにしてください。
乗り越える為には
「恐れ」を「乗り越える為」に必要な事はなんでしょう?
その前に、もし「恐れる事柄」から逃げる事ができるなら、それが一番です。
洪水になったら、水に流され、命が危険にさらされる為、逃げます。
火山が噴火しても、同じです。
「恐れる」事を目の前にして、逃げない方が間違っています。
「恐れる」事は、危機回避を行う為の感覚です。
まずは「逃げる」事を考えるべきです。
しかし、お仕事では、「逃げる」事が難しい場面があります。
その場合、「恐れを乗り越える」しかありません。
自分一人では、「恐れ」を前に、体が動かなくなってしまいます。
従って、「自分一人で恐れを乗り越える事はできない」と考えた方が良いでしょう。
それでも、なんとかしなくてはいけないなら、自分の中の「本当の恐れ」をフォローしてくれる人に「頼る」方法があります。
「知識をフォローしてくれる人」、「技術をフォローしてくれる人」「コミュニケーションをフォローしてくれる人」など、お仕事をフォローしてくれる人を見つけて頼ってみましょう。
お仕事の責任者に「フォロー体制の提案」として、相談をしてください。
どうしても、「一人で、なんとかしないといけない」場合、「恐れ」という気持ちにフタをして、ただ、お仕事をこなす事となります。
しかし、「恐れ」により、集中力が乱され、効率は下がります。
そこで、自信を失わず、「そういう物だ」と思ってください。
「恐れ」から、本来は何もできない筈の自分が、なんとか行っているのです。
そんな自分を労い、褒めて、ゆっくりでも良いので、お仕事をこなしましょう。
お仕事が完遂できた時、感じていた「恐れ」は薄れます。
それは、「恐れの克服」に繋がる事となります。
なお、繰り返しとなりますが、「恐い思い」や「自信の喪失」により、「恐れ」を抱いた状態で無理をしてしまうと、「恐れ」が「強い気持ち」になるリスクがある事を十分にご理解ください。
simacatより一言
「恐れ」は「苦手意識」などとも呼ばれています。
「恐い」「不安」「憂鬱」、様々なネガティブな発想が浮かびます。
未経験による「恐れ」、人の経験による「恐れ」、自分の経験による「恐れ」、避けられるなら、避けた方が良いのかも知れません。
しかし、「恐れる」ばかりで何もしないと、様々な「可能性」を潰してしまう事となります。
たまには、「恐れ」にフタをして、飛びついて見る事も、自分の成長の為には必要な事ととなります。
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